我が家の日常と、育児に関する社会の動きなどをフォローしてゆくつもりです。
先週末、小学校の授業参観でした。土曜日は職場の出勤日なのだけれど、参観を優先した。小学生たちはいつも通りの時間に登校。二時間目、三時間目が参観である。
カアサンは用事があり先に出かけていた。タンタンを連れて学校へ。途中の畳屋でツバメの巣を観察。野良猫が巣の下に居座って、ツバメの親鳥がネコを攻撃していた。
先ず、ヨウカラの教室へ。道徳の授業。「急に海外旅行に出かけることになったが、何を持っていくか」自由に書きなさい。という課題から始まる。初めのうちは参観の父兄は少なく、ちょっと拍子抜けするほど。いろいろと書いたところで、行き先が実は「南極」ということになり、当てが外れた子供たちに、持ち物を書き直させて、更に感想を書かせる。聴衆も増えてきてなかなか興味深いと思ったところだったが、中座して三年生の教室へ。エリポンが算数の授業中。面識の無い先生。
授業のテーマは液体を量る方法について。さまざまな形のペットボトルの容積を予想して、大きい順に並べる。実際に、100ミリリットルのコップをマスに使って容積を量り、当初の予想と比べてみるという内容。ペットボトルに入った色水をコップに移して、何杯分に相当するかを比較する。グループ単位で行う。エリポンの席は中央の最後列で、参観には都合が良かった。グループに割り当てられたペットボトルは一番大きなもので、時間がかかっていた。お盆の上で色水を移すのだが、お盆の下に消しゴムが挟まって、ぐらついていたので、ちょっと助けてあげた。エリポンはリーダーというわけではないけれど、グループ内でそれなりの役割をきっちりと果たしていた。
私の隣で参観していたお母さんはエリポンと違う並びの最後列にいるむすめさんに細かく指示を出す。グループ内で相談していると「早くやりなさい」とせかす。発表の時に、そのグループは「おまえやれよ、班長だろ」「いや、副班長がやればいいだろ」と誰が発表するかでもめた。その子は班長でも副班長でもなかったようだが、見かねたお母さんが、あなたがやりなさいと命令したり。結局、その子はやらなかったけど。なんだかな、他山の石を一つ拾った。
三時間目は三年生の「校区探検の発表」を先に聴いた。校区内を歩き回って見てきたことを絵に描き、説明を添えた簡単な資料として、教室の前にでそれを見せながら発表する。プレゼンテーションの練習である。エリポンは夙川公園について発表した。まずまずの出来だったと思う。この子は度胸があるらしく、舞台に立っても上がらない。私は廊下から眺めていた。目の前にいる男の子が良くしゃべる。先生の代わりに仕切るような調子でしゃべり続けて、ちょっと気になった。
「今までの発表で何か意見がありますか?」という質問に、その子が手を上げて「(エリポンの)絵が上手だとおもいます」といって、別のクラスメートも同じくエリポンの絵を褒めてくれた。公園の遊具やそこで遊ぶ子供を紙一杯に描いて、色彩感覚にもエリポンらしさが感じられる絵なのだが、クラスメートにもちょっと他と違うと感じられたらしい。それを良い方に受け取ってくれたのだ。うれしい気分で、5年生の教室へ。
社会科。先日の社会見学の続き。漁業の話だ。途中からで話に入り難かったのだが、魚の赤身と白身について。なかなか面白かった。ナミンチが卒業し、三年生と五年生、二ヶ所廻れば良くなったので、去年よりはずっと楽になった。タンタンも大人しくしてくれた。
土曜日、ナミンチの授業参観に行ってきました。中学校の授業参観は初めての経験。土曜日の午後5時間目の数学を参観。その後、クラブ懇談会、そしてクラブ参観と続きます。
中学にもなると参観に来る父兄は少ないのかと思っていましたが、初めての参観という事もあり、結構な数の父兄が居ました。ナミンチは最後列で、授業中に何をしているか覗き込む事が出来ました。
行儀の悪い父兄がいました。要するに、参観中ずっとおしゃべりをし続けていたという事ですが。
数学はこの日二度目の授業という事で、肝心な事はもう済んでしまったのか、先生が疲れてしまったのか、どうにも締まらない、というか物足りない内容でした。こんなんで良いのかな?といくぶん不安。にぎやかな授業でした。
まぁ、勉強の方は、親がしっかりと自覚を持って、子供たちに目標を設定してあげる必要があるんではないか、という印象です。
一方、クラブ参観の方は、あらかじめ言うことは決まっていました。要するに、ちょっとだけでいいから休みの日を作るべきだ、という事なのです。月に一度でいいから、と申し上げましたが、上級生の父兄から反対意見が出て、どうやら却下されてしまったようです。しかしなぁ。好きなら好きなだけやらせれば良い、とは思いません。時間を有効に使うというのはとても大切な事だと思う。だらだらとやっても、効率は上がりません。ライバルには勝てません。というような事。家族を犠牲にして、クラブに打ち込む事の是非。そういう事まで考えて、月に一日、お休みが欲しいという事だったんだけれど、甘っちょろいかね。
まぁ、いろいろな家庭のクラブ活動に対する取り組みかたが感じられて良かったです。
クラブ参観。一年生なりに一生懸命、自分の役割に取り組んでいました。ずいぶんとゆっくり見て帰りました。
主に、長女が中学に通い始めたために、わが家の生活パターンに変化が生じている。部活のために帰りが遅くなった。それでも、夕食の時間までには戻るのだが、習い事の時間が後ろにずれ込んだ。なんだかんだで夕食の時間が後ろにずれて、カアサンは送り迎えで往ったり来たりしている。
そこまで熱心にやる必要があるのかとも思ったが、先日、練習試合を観に行って、確かに練習は必要だと思った。ただし、メリハリは合った方がよいから、週に一日自主練習の日にするとか、月に一度日曜日は練習をなくするとか、して欲しい。家族もその日を楽しみにして、予定を立てると思う。
次女が5年生になって、学校で家庭科の授業が始まっているらしい。いろいろな経験に大いに刺激を受けている。
最近、夕食後に薬罐で湯を沸かし、お茶を入れてくれる。きちんと湯冷ましして、湯飲みをお盆に載せて運んでくれる。
授業クラブでは手芸部にはいったとのこと。
6月。父親にとって参観日シーズンとなる。長女の中学進学に伴い、幼稚園から小・中学校、3週続けて、ということになる。幼稚園が最初。ありがたいことに土曜日が参観に充てられている。
三女の時と同じく、年長組は竹馬作り。出来合いの竹馬キットを用いた工作で、竹を用いた本格的なものであるけれど、ボルトとナットを3ヶ所ずつ締めるだけ。要領が分かれば5分ほどで出来上がってしまう。
時間が余り、タンタンはその間、保育室で飼っているアゲハの幼虫を眺めていた。ちょうど二令から三令に脱皮するところだった。
みんなの竹馬が出来上がったところで、園庭に出て親子体操。後半のグループだったためかもしれないが、簡単に終わった。その後竹馬の練習。
トウサンが乗ったら、竹が割れてしまった。やむを得ず、一旦ねじを緩めて調整していたら、降園が最後になった。幼稚園バスの前で記念写真を撮って帰った。友だちといろいろと声を掛けあったりして、まずまずうまくやっているように思ったが、カアサンが言うには、クラスメートから子供扱い(体格が小さめの所為か、はたまた子供っぽい性格のためか)されるために、本人は少々不満に感じているらしい。
日曜日、お休み前の寝室で、タンタンに「ヘンデルとグレーテル」(矢川澄子:再話、井上洋介:絵、教育画劇、2001年、ISBN4-77464-0507-7)を読んで聴かせようとしていたら、タンタンは「鳥の巣の本」を読みたかったらしく、余り乗り気にならない。トウサンの背中に乗っかってじゃれついてきた。
乗り気でないときでも、諦めずに一生懸命読んで聴かせると、そのうちに面白いことに気がついて、夢中になることがあるから大きな声で呼んでいたら、トウサンのことをくすぐり始めた。止めろっといいながら振りほどこうとしたら、タンタンの右腕がきまるような感じになって、痛がり出した。なにぶん、背後で起きたことなので、状況が分からないが、とにかく、右手を押さえて動かそうとしない。そのうちに大泣きし始めた。
肘が痛いという。折れているにしては腫れていない、変形もない。痛みはあるが触ってもさほど響かないようで、何だか変だが、腕を押さえて泣きやまない。余り長泣きする方ではないし、痛いのは間違いなさそう。新聞で当番医を確かめて、車で連れていくことにした。
診察の結果、ドクターは痛む方の腕を引っ張りながら曲げると、ずれていた骨が収まり、タンタンは腕を動かせるようになった。「肘内障」というのが診断。骨折ではないし、脱臼というわけでもない。子供の肘が少しずれる。簡単に整復可能。その後の固定なども必要ない。子供に特有の、いわゆる、肘が抜ける状態。タンタンはけろりとして、元気になって病院から出てきた。
病院に向かう途中の車の中で、タンタンは「ごめんなさい」と謝るから、「こっちこそ、ごめんよ。痛かっただろう」というと、「いいよ」との返事。幼稚園児がけんかの仲直りに使う言葉。「いいよ、って言ってくれて、ありがとう。」なかなか優しいやつなのだ。
先日、パソコンを更新した。古い方はかれこれ7年ほど使っていたもの。かなり能力不足が目立ってきていたところに良い新機種が出たこと、そのために使える予算がいくらかあったことで踏み切った。
新しいパソコンは、デジカメ画像の処理や音楽の整理に使う。いずれも、大量のデータを扱うもので、古いパソコンではかなり厳しくなっていた。今まで使っていたやつはカアサンとナミンチがメールをやり取りするのに使うのでそのまま残し、子供部屋に置いた。ナミンチとヨウカラは、そのパソコンを使って、おやこニュースを含めたいくつかのウエブページの閲覧をしている。
ヨウカラはWikipediaというインターネット百科事典を利用して、自主学習のネタを探したり、興味を持ったことを調べたりしている。ナミンチはWikipediaに加えて、GoogleやYahooで検索する術も知っている。検索で出てくるページに結構いい加減なものが多いことも知っているし、思いがけず面白い情報に行き当たることも理解しているようだ。インターネットは万能ではなく、子供たちの学習には、ちょうどよいレベルがある。ネットでリンクをたどり続けると、情報の量も質もすぐに子供たちのキャパシティをオーバーしてしまうから、どこかでアドバイスを与える必要がある。
ヨウカラはローマ字の打ち方を理解し始めている。ナミンチはタイピングが結構早くなってきた。メールをやり取りする相手も何人かいるようだ。
タンタンはツバメのデジカメ画像を眺めて喜んでいる。iPhotoというソフトを使って、気に入った画像を並べる方法も分かっているらしい。ほかに、iTunesというソフトで子供たちがそれぞれじぶんの「プレイリスト」を作って、その中にお気に入りの曲を集めている。エリポンの最近のお気に入りは、Purple Haze(Hendrixもしくは坂本冬美)に加えて、Cecilia(Simon & Garfunkel)。音楽を聴いたり、写真を眺めたりするのは、新しい方のパソコンを使う。トウサンが使っていると、ひざに乗って来て、自分たちのやりたいことを主張する。
かつてに比べて、パソコンの処理能力が上がり、複数の作業を同時にこなすようになったことで、結局子供たちのわがままを聞く羽目になる。タンタンはソフトウエアの使い方そのものをかなり理解している。
母の日には、子供たちはカアサンにプレゼントを贈った。何をおくったら良いか、意見を求められて、写真立てを提案した。カアサンは飾りたいものがたくさんあるのだ。家は狭いけれど。
ちょうど文房具屋にすてきな写真立てがあって、しかも、バーゲン価格だった。子供たちの小遣いでも十分に手に入る。色はオレンジ色が良いと子供たちの意見。実際に買いに行く事とラッピングをトウサンがお手伝い。
旭川の祖母に座布団をプレゼント。三宮の東急ハンズで選んだ。その場でヨウカラがイラスト付きのメッセージカードを書き上げて同封してもらった。気に入ってもらえたらしい。なかなか座り心地のよさそうな、低反発クッションのやつ。もう一つ買って、自分で使いたいくらい。
ナミンチが部活を始めて、土曜日、日曜日も練習があるので、なかなかみんなと予定を合わせにくくなった。日曜日まで練習する必要があるのかどうか、よく分かんない。私は子供たちに付き合うために、日曜日はなるべく仕事の予定を入れないようにしているんだけれど。
絵画教室やピアノのレッスンも、部活が終わる6時以降となる。夕食も一緒に取る事が出来ない。トウサンが苦労して晩ご飯時に家に戻っていると云うのに。ちょっとコミュニケーションの手段を考えなくては。
まぁ、仕方がない。先週末も、ナミンチが部活から戻ってからみんなで香櫨園浜に行こうと思っていたが、結局ナミンチは疲れたから行かないと言い出した。部活疲れ、そして、試験勉強もあったから、平日やりたい事が出来なかったんだろう。これからずっとこんな調子なのだろうか。
子供たちの新生活も、ずいぶんと落ち着いてきた模様。
ナミンチは初めての定期試験が終わり、答案が戻ってきました。良いんだか、悪いんだかよく分かりませんが、本人はまぁまぁとのこと。試験範囲も狭いし、英語を除く4教科ですので、試験勉強も何だかのんびりしていました。余裕綽々という印象で、大丈夫かしら、とちょっと心配しました。
この後、どのような評価をいただけるのかも分かりません。
先日、担任が家庭訪問にいらっしゃいました。玄関先で帰りそうになったのを引き止めて、妻がいくらか話をしました。
学習塾について、意見を求めたところ、特に必要ないとのこと。様子を見ることにします。
長女が中学で課外クラブにソフトボールを選んだ。長女は今までソフトボールの経験が全くないが、ソフトボールはポジションがいろいろあるし、本人の長所をチームのために生かすことが出来ると思う。団体競技としての難しさはあると思うが、個々のプレーは個人が行う野球の多様性が私は好きだ。
私が子供のころは、「巨人の星」全盛で、遊びと云ったら草野球だった。近所の幼なじみとプレーしたが、足手まといになるほうだった。今もキャッチボールは余り得意ではない。まさか、長女相手にキャッチボールをやることになるとは思っていなかった。
わが家には野球の道具がない。甥が少年野球で使っていたグローブを二つ貸してもらって、夙川公園でキャッチボール。長女はなかなか上手。何とか相手を務める程度にやった。一緒に居た次女や長男がやりたがり、長女はほとんどそっちの相手をしていたような感じ。
久しぶりで、ちょっと怖かった。
タンタンの近況。
ツバメの巣巡りに熱中しております。自宅周辺、彼の散歩コースに十数ヶ所のツバメの巣を発見しました。ツバメの図鑑を熱心に読んでいます。ツバメの巣を見に行こう、と誘うと大変喜びます。二度ほど付き合いましたが、お父さんが大好きになったようです。
足取りもしっかりしてきましたし、何だか背が伸びてきました。まだ、余り抵抗無く抱っこさせてくれます。
ナミンチは中学生になり、評議委員になりました。クラブ活動は、ソフトボールをやるつもりのようです。落ち着いた毎日。毎日、トイレの扉に4コマ漫画を貼り付けています。クラスメートの何人かと、メールのやり取りをしています。携帯電話を持っていませんので、パソコンから。
ヨウカラは刺繍に熱中しています。インコのイラストを書いています。家の中の住所を決めたり(このパソコンのある場所は、居間3番地)刺繍屋さんを開業したりと、なかなか忙しい毎日。ナミンチに付き合って、ちょっと夜更かしするようになりました。
エリポンは、おしゃれ魔女とキノコに興味津々。おしゃれ魔女のカードをいとこからもらって、それを眺めつつ、自分でもイラストを描いたり。キノコの名前をいろいろと調べて、今度キノコ狩りに行きたいと言っています。
ナミンチに続いて、エリポン、ヨウカラも英会話教室をやめることにしました。エリポンは大喜び。ヨウカラはちょっと未練があったようです。少し、分かりかけてきたところだっただけに、少々もったいない気分にもなりましたが。
一人頭、月に8千円ほどの授業料を払っていました。一年間の支払い、そして数年先、と考えると、どうにも無駄が多すぎる気がしました。それだけのお金は別のことに使うつもり。英語教育の必要性は感じています。とりあえず、ラジオ講座をもっと熱心に聴くようにします。
長男の参観日に、妻が参加してきました。
まず、歌を二曲ほど、みんなと歌って、それから厚紙と絵の具でこいのぼり作り。二匹を棒にぶら下げました。恒例の工作で、わが家に4人が幼稚園でつくった鯉のぼりがうようよしています。
その後、クラスでじゃんけん大会がありました。園児と父兄それぞれが参加し、じゃんけんで優勝者を決める、ただそれだけ。タンタンはすぐに負けてしまいましたが、カアサンは勝ち残り、決勝まで行きました。結局、準優勝。カアサンが決勝で負けて、タンタンは悔しがって泣きました。それから、タンタンが気にしているクラスメートの女の子が負けたときも、泣きました。
弱虫ってわけでは無いんだけれど、悔しい気持ちになったり、かわいそうと思うと簡単に涙が出てくるようです。
一方、マイペースで気が強そうなエリポンですが、勝負事で負けると悔しがって大泣き。人生ゲームなどで自分の思い通りに行かずに負けそうになると、大暴れ、ちゃぶ台返し、泣き叫び。結局途中で止めてしまう悪いくせ。
私も子供のころ、将棋などの勝負事で負けると悔し涙が出るほうでした。今にして思うと、ばかみたいな感じですが、息子は私にそういうところが似ていると思います。
職場を抜け出して、平日の参観日に参加してきました。
木曜日の午後の授業。5年生の国語です。担任は20代の女性です。テーマは一行詩。まず、作例(彼女が教育実習をしていたとき、児童がつくったもの)を示して、漢字一文字のタイトルを考えさせる。お題として漢字一文字、一行で収まる詩を考える。
空と春がテーマになりました。ヨウカラの授業態度は、よく考えて、納得できたら積極的に発表するという感じ。自信がないときは挙手しません。自分の考えがまとまると、積極的に手を上げて発表します。騒々しく、ずっと大きな声でしゃべり続ける子もいれば、授業中ずっと大人しくしている子もいます。
大変興味深い授業でした。45分はいささか短すぎるようです。もう少し余分に時間がとれれば、参観の父兄も加わって、いろいろで来たのではないかと思う。また、教室が狭すぎる。参観用に広めの教室を使うなり、授業時間を延長するなり、やったらどうか。結構大勢の父兄が参観していて、父親らしき人も私を含めて3人いました。
今年は平日でも、できる限り学校行事には参加するつもり。翌日の三年生の参観は無理でしたけれど。
4月15日付け、毎日新聞夕刊記事によると、中央教育審議会の外国語専門部会が「小学校高学年で英語を必修にする」という方針を示したことを受け、現場の教員や教育委員会に不安が広がっているという内容。
きちんと教えられる教員を養成することが先決と思う。英語によるコミュニケーション能力を身に付けるのに、小学校から必修にする必要があるのか、また、そうすることでどれほどの効果が期待できるのか。私にはわからない。話題になっているベストセラー、藤原正彦氏の著書を読んで、私は胡散臭いと思ったが、日本語によるコミュニケーション能力が英語力に優先するという考え方には同意する。コミュニケーション能力の欠如は英語力の不足によるものではなく、母国語で論理的に考える能力が足りないという指摘である。
わが家の子供たちにも小さい頃から英語教育を受けさせている。多額の月謝を英会話教室に払っている。教育より、むしろ経験を積ませる機会ととらえている。日本語が通じない大人と向かい合って、コミュニケーションを取ろうとする経験を持たせる。それ以上の期待はしていない。
昨年から、NHKのラジオ英会話講座を聞き始めて、何とか一年続けた。食事時にながら聴取であるから、さほど身になっていない。長女はある程度理解しながら聞いている。次女は個々の単語に興味を示している。三女は英語そのものに興味を持っているように思う。
もう少し、活用したいと思い、CDを購入し、iTunesで取り込んで、iPodを使って聴かせるつもりでいる。耳から繰り返しインプットするというやり方を少しモダンな道具に置き換えようと思っている。テキストが一冊300円程、CDは一ヶ月分二枚組みで1500円。CDまで買う人は少ないと思う。ラジオの聴取は無料だ。NHKはPodCastを導入することで、聴取率を上げたらよい。そうしたらテキストの売り上げが増える。CDを取り込むときに、データベースにトラック名をインプットしてあるありがたいと思う。
晩ご飯食べながら、ラジオを聴く習慣は続けるつもり。CDの方も有効に活用したいと思う。とりあえず、夕方6時台の三つの番組を比べてみて、ちょうどよさそうなのを続けるつもりだ。
ナミンチの中学校入学式に出席してきました。
あいにくの雨模様のなか、ナミンチは制服で、カアサンは和服をあきらめ、私もネクタイにジャケット姿。中学校は二つの小学校の校区が合わさっています。三分の一程度が私立に進むらしく、一学年は5クラス。男子生徒の方が少し多いのです。
校門の入学式の看板前で写真を写してから中に入り、クラス分けを見てから新入生は先ず教室に案内され、その間、かなり長い時間、父兄は体育館で待たされました。入り口でプログラムを受け取りましたが、式次第と新入生の名前、そして、第一学年にかかわる先生、スタッフの名前が書いてありました。校歌の歌詞と校長と教頭の名前くらい、書いてあればいいのにと思いました。
ブラスバンドの演奏に導かれて、新入生がクラスごとに入場し、入学式が始まりました。担任が新入生一人ずつの名前を読み上げ、新入生が起立して返事をする。180名ほどの名前を呼ぶのにかなり時間がかかりました。校長の挨拶がありましたが、何となく落ち着かない雰囲気。後で聞いた話によると、新年度から校長になったばかりの初仕事だったそうです。たくさんの来賓の紹介は一人ずつ立ち上がって、一言ずつ挨拶しましたけど、「来賓大杉や」と、来賓の一人が言っていました。一人ずつ挨拶させる必要もないと。
その後、新入生代表の「誓いの言葉」があって、入学式は終了。新入生が退場した後、父兄にはPTAの紹介などありました。
どうやら、新校長が一番緊張していたらしい。まぁ仕方がないのかも知れません。中学校では「生徒に夢を持たせる」云々。それはないでしょう。子供たちはすでに夢を持って、中学校にやってきた。夢をふくらませて、実現させる方法を教えたり、手助けしたりするのが中学校ではないのか。新入生の誓いの言葉も、ずいぶんと長い原稿があったようです。新入生が自ら考えたのか、誰かが原稿を用意したのかわかりませんが、謙虚というか、卑下しすぎという印象を持ちました。もっと自信たっぷりで、希望に満ちあふれている新入生を想像していたのですが。
「来いや!勝負しようやないか!」という雰囲気はなかったな。生徒を低く見ている感じがしました。少なくとも、私は一人の新入生の親として、希望と夢に満ちて、大きな期待を抱いています。
通信簿の話題でも触れましたが、次女と三女は算数が苦手のようです。特にエリポンは深刻な事態です。何とかしなくてはなりません。
ドリルを一冊買い与えています。年度末に入って、「全部やり通しなさい」 というカアサンの号令が掛かり、自主的に子供たちは取り組みました。しかし、どうも勉強を始めると7分ほどで気もそぞろになるエリポン。まわりがうるさすぎるせいかもしれません。とにかく、やる気がありません。計算は面倒くさいし、文章題は読むのが面倒くさい。ひとりでやらせてもどうにもはかどらないので、晩ご飯の前に、トウサンが横についてコーチすることになりました。やる気のない子に勉強させるには、気長におつきあいすることが必要ですが、カアサンは忙しすぎて「気長に」というわけには行かないのです。
私は学生の頃に家庭教師などの経験がありますし、現在も講習会で講師を務めています。計算がぴたりと合ったときの爽快さや、問題が解けたときの楽しさを分かって欲しいと思います。ゆっくり、じっくりと、少しずつアシストしながら問題に取り組みます。どうにも姿勢がよくありません。えんぴつの持ち方も滅茶苦茶です。すぐに投げやりになってしまいます。
しかし、ちょっとずつやっている間に、徐々にですが調子が出てきて、エリポンも自信がついてきたようです。先は遙か向こうですが、何となく足下の道は見えてきたような感じです。とにかく、算数が得意になろう、と、大風呂敷を広げて、やり始めました。やれば出来るのよ、と言い続けることにします。
ドリルの採点役をカアサンと分担しました。(ほとんどカアサンがやりました)エリポンの採点は暗算で何とかなりますが、ヨウカラの方は二ケタのかけ算や、あまりの出る割り算などあって、かなり苦労しました。ヨウカラの方は、算数に対する探求心が不足しています。興味がないためだと思います。
ちょっとアシストしてあげると、突き詰めて勉強し始めることは、理科の勉強で実証済みですので、心配はしていません。苦手で済ましてはいけません。算数が得意となることが新年度の目標です。
もうすぐ新学年が始まってしまいますが、旧学年三学期の通信簿について。
手許にありませんので、記憶にある範囲でコメント。
三人とも、評価は横ばい、ないし上がっていました。ナミンチは大変良い評価をいただいて、これといって言うことなしです。ヨウカラ、エリポンはともに、算数が他の教科に較べてよくありません。「積極的に、、、」の項目で一ランク上の評価をもらっていますが、それは要するに、「がんばりなさい」ということでしょう。エリポンの場合は、「諦めないで」かもしれません。
春休み中、子供たちはそれぞれ自主的に、算数と国語のドリルに取り組んでいます。この苦手を何とか克服しなくてはなりません。親がやる気になると、本人たちもその気になってくれたようなので、新学年では何とかこの苦手教科の克服を目標に掲げてやるつもりです。
エリポンが花粉症で、めのまわりを赤くしていましたので、近所の眼科に連れて行きました。点眼薬を処方してもらい、ついでに視力を測ってもらったところ、1.0と1.2という結果。今のところ眼鏡が必要なほどではありませんが、気をつけないと近視になるかもしれないといわれました。
余り進んで勉強する方ではありませんが、絵本を読むのは好きだし、暇さえあれば机に向かって絵を描いています。また、誕生日に買ってもらったタマゴッチを熱心にいじっています。
観察していると、エリポンは姿勢が悪いのです。折角用意した蛍光灯も余り使っていません。嫌々ながら宿題をやっているときなど特に、頭を机の上に載せて、寝っ転がるような姿勢になっています。これは矯正しなくてはなりません。また、えんぴつの持ち方が良くない。えんぴつの持ち方が悪いと、手許が体の近くになり、頭の陰になってなおさら手許が暗くなるのです。
眼鏡を掛けることになると、いろいろと面倒です。今の内からしつこく言わなくてはなりません。えんぴつの持ち方も直さなくては。場合によってはタマゴッチ禁止令(これがエリポンには一番効果的かもしれません)も検討する必要があるかもしれません。