子供たち4人が、競い合うように絵を描いています。

エリポンお絵かき中

作品作製中のエリポン

ナミンチは、主にシャープペンシルでマンガ描き。ヨウカラはスケッチブックに水彩クレヨンやパステルなど、色々な画材を使って描いています。

さて、エリポンは、落書き帳のページを切り取り、本のように束ねて、えんぴつでストーリー付きの絵を描き込んでいきます。誕生日に手に入れた水彩色鉛筆で色を付け、筆を使って仕上げます。彼女のスタイルは、まずストーリーありき。思いついたお話を口に出してブツブツと話して、ストーリーが固まったら、絵とシナリオを同時並行で紙に書き込んでいきます。最近は、ウルトラセブンと仲良しの怪獣、モーストロンとローストロンのお話に熱中しています。ウルトラセブンが魚に変身したり、ローストロンが「ウルトラセブンせんべい」を作ったり、と、奇想天外な楽しいストーリーが展開します。まるで、変奏曲を奏でるように、一つのモチーフが次々と姿を変えていくのです。

彼女の絵の描き方に二つの特徴があります。一つは、彼女のえんぴつの持ち方が「グウ持ち」であることです。右の手のひらに、逆手にえんぴつを握りしめ、グウのままで、書き殴っていきます。気がついたときには注意しますが、結局グウ持ちになってしまいます。絵画教室でも、エリポンのグウ持ちは有名のようです。

もう一つは、手元に資料を用意し、観察しつつ絵を描くことです。彼女なりのデザインセンスは大変個性的ですが、ディテールはかなりリアルで正確です。紹介した画像は、彼女がザリガニとカエルのお話を書いているところ。ハサミを広げる赤いザリガニを描くのに、図鑑を広げて、じっくりと観察しつつ、細かな部分まで、特徴を掴んでいきます。

こういったやり方は、誰に教わったわけではなく、彼女が独自に作り上げたものです。おやこニュースの中で紹介したいのは山々なのですが、なかなかネットとはなじまず、どうやってネタにするか悩んでいるところです。

忘れるところでした。タンタンもいっしょになって絵を描いています。エリポンのまねをして、コピーの裏紙を折って重ねて本のように綴じて、気ままに絵を描いています。えんぴつで下書きして、色鉛筆で色を塗る。タンタンの絵はかなり立体的で、描いたあとにハサミで切り抜き、セロテープで壁に貼り付けます。タンタン作のツバメの巣が家の中のあちこちに貼り付けてあるのです。


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