我が家の日常と、育児に関する社会の動きなどをフォローしてゆくつもりです。
私の世代は、虫歯のこどもが多かった。虫歯があるのが当たり前。それに比べて、近頃の子供たちは、歯がきれいだ。
自分が歯科通いに苦労した。同じ苦労を子供たちに経験させたくない、という親の世代に育てられた子供たちと言うことなのだろう。こどもの口腔衛生は、大部分親の責任で、苦労の末、親たちの口腔衛生に関する意識が向上しているのだと思う。勿論、歯科医たちのレベルや、社会全体としての公衆衛生の水準の向上も見逃せないが。
我が家も、子供たちの口腔衛生には敏感である。長女に歯が生えて以来、毎晩、親が子供たちの歯磨きをしてきた。寝転がして、仰向けにして口を開かせ、フロスと歯ブラシを使って磨く。長女は直に6年生になるが、親が磨いて、そのあと、自分で磨く。随分熱心に磨いてきたつもりが、長女も、次女も、同じ所、上の小臼歯が虫歯になった。きちんと磨けていないのだ。
先日、歯垢を染める染色液を手に入れて、磨いたあとに染めてみてビックリ。念入りに磨いたつもりが、実にいい加減な磨き方である。ほとんど磨けていないと云った方がよい。よく見ると、長女の奥歯(永久歯)に変色しているところがある。早速、近所の歯科の予約を取った。よく見ると、ぐらぐらしていた乳歯の脇に、永久歯が顔をのぞかせている。抜いてもらいなさい、とカアサンが言ったら、ビビリのナミンチは、必死になって自分で抜いてしまった。
今朝、歯科に行ったナミンチは、歯肉炎という診断を受けた。虫歯にはなっていないとのことで、ひと安心。ブラッシングの指導を受け、新しい歯ブラシを手に入れた。今晩、早速、新しい歯ブラシを手に、鏡をのぞき込みながら自分でブラッシングしていた。
磨いているつもり、という、親の思いこみが宜しくない。専門家の指導を受けることは重要だ。裏を返せば、信頼できるかかりつけの歯科医を見つけることだ。今後は、週に一度くらい、染色液を使って、本格的に磨くことにする。
子どもたちにとって、一年の区切りとなる年度末となりました。小学生たちは、通信簿を持ち帰りました。これについては、また別に纏めたいと思っています。
春休みとはいえ、宿題が出ています。子供たちは、午前中に宿題を終わらせてから、自分たちのやりたいことを始めるという習慣が出来ているようです。
ナミンチは、ピアノの練習やマンガ描きに熱心です。書棚に並んでいる本を、次々に読破しています。先日は、プリン作りに挑戦しました。タンタンに頼られることも多いのですが、平然としています。充実した毎日を過ごしているように見えます。
ヨウカラは、絵本作りに苦戦中です。次々にアイディアは出てくるものの、なかなかまとまらないようです。トウサンのアドバイスで、古典的なお話のリメイクに取り組んでいます。ベランダにパンくずを並べて、ヒヨドリを呼び込んでいます。
エリポンは、花粉症で苦労しています。目薬がよく効いているようです。すごい勢いで、えほんを作っています。色鉛筆で色を付けていますが、独特の色彩感覚で、見ていて楽しい絵本に仕上がっています。宿題には苦労していますが、毎日きちんとやっています。
タンタンは、お姉ちゃんたちのまねでえほんを作っています。描いた絵をあちこちに貼り付けています。何を書こうとしているのか理解できる絵を描くようになりました。音楽を一番熱心に聴いているのもタンタンです。一日中おしゃべりをして、みんなに迷惑がられています。
クワガタのベルとシュローダーは産卵のために同居中。コクワガタのウッドストックも、春になって時々えさを食べに顔を見せています。金魚たちは随分と大きくなりました。
この一年間、我が家のメンバーの成長は著しいものがあります。スピードについて行くのに苦労します。親も成長が必要です。
ナミンチは家でシャープペンシルを使っていますが、学校ではえんぴつを使うように指導されているそうです。アスクルでえんぴつをまとめて注文し、時々、一ダースずつ箱から出して子供たちに使わせています。
いままで、手回し式のえんぴつ削りを使っていましたが、先日、電動えんぴつ削りを購入しました。子供たちが楽に削れるようになるかと思ったのですが、これは大間違いでした。穴にえんぴつを差し込んで、押し込むとえんぴつが削れます。削りすぎないようにストッパーがついています。ところが、えんぴつを真っ直ぐ穴に差し込むのが、子供たちには意外と難しいのです。ほとんどのえんぴつが、斜めに削れてしまいます。これに対して、手回し式のえんぴつ削りは、えんぴつをしっかり固定して、削っている間はえんぴつに触る必要がありませんので、曲がって削れる心配はありません。本当は、えんぴつを上から差し込むタイプが欲しかったのです。今は学用品シーズンと思いますが、私の行った電器店には、一種類のみで選べませんでした。電動えんぴつ削りは、小学校低学年には無理と思います。
色鉛筆は、手回し式のえんぴつ削りでは、芯が折れてしまうことが多いので、週に一度くらい、トウサンが鉛筆立てをチェックして、ナイフで削っています。もともと、こういうことは得意な方でしたが、まいどのことで、実に上手に削ることが出来るようになりました。
目下の悩みは、短くなったえんぴつを有効利用する方法。捨てるのは勿体ないし。つなぎ合わせましょうか。
今日は色鉛筆をまとめ買い。トイザラスで、クレヨラという輸入物の色鉛筆を選んできました。36色と24色のセットを一箱ずつ。余り品質に拘らなければ、大変安く手に入ります。
小学校の球技大会が終わりました。一年生はドッチボール、三年生はポートボール、5年生はバスケットボールを、それぞれクラス対抗でやったのです。
ヨウカラは、球技が余り好きではないようです。体格的には、姉弟の中で一番めぐまれているのです。それほど運動神経が鈍いとは思いませんが、本人は苦手意識があるらしい。カアサンは見ていてイライラしたようで、喉の調子が悪かったため、なおさら欲求不満が溜まったようでした。ヨウカラ本人がゲームを嫌がっていたので、お風呂の中で訓話。折角試合に出るのだし、チームプレーなのだから、出来る範囲でチームメイトと協力し合わなくてはならない。役割を決めて、力を合わせよう。ということでヨウカラも納得したようです。
次は、エリポンのドッジボール。一応、ルールは理解していて、しかし、ボールをキャッチしたり、相手にぶつけたりというわけではなく、身構えて、逃げ回ることに終始していました。結局ぶつけられて、外野で試合を終えたエリポン。本人は、楽しんだようで何より。活躍は出来ませんでしたが、チームの一員として、しっかりと参加していました。チームとしての成績は良かったようです。
最後になったナミンチのバスケットボール。彼女が一番スポーツに興味があるようで、テレビの中継なども熱心に見ています。チームプレーを一番良く理解しているようです。ゴールも決めて、本人もゲームを楽しんでいました。
三日間、学校に通ったカアサンはご苦労様でした。
エリポンが頑張っている。ちょっと前は、テストで零点を取ってきた。本人は至って平然としていた。
最近は、たまに、ではあるが、満点のこともある。エリポンも頑張っているのだが、カアサンの努力の成果だと思う。カアサンは、わからないままで終わらせることがない。とにかく、徹底的に復習させる。大変な努力だと思う。エリポンも、何とかついて行っている。
計算問題だけではなく、文章問題も何とか解けるようになってきた。彼女の苦手は、「一番大きい数を選びましょう。」というタイプの問題。それから、「二つえらびましょう」。問題の意味を理解できないで居るのかもしれない。
他の子より、少しずつ遅れるが、何とかついて行っている。すごいことだと思う。
タンタンの、年少組最後の行事、生活発表会を見てきた。学芸会のようなものである。
年少組は、劇を演じた。ニワトリのコッコさんのストーリーである。ストーリーはともかく、劇の方は、クラス全員が同じ程度の役を演じるように配慮されている。タンタンは、ウサギや、モグラなど、いくつかの役を演じた。劇をぶちこわすようなこともなく、緊張で訳がわからなくなることもなく。舞台の上から、トウサンとカアサンを探していたようで、カアサンは見つかったが、トウサンは何処にいるかわからなかったらしい。
セリフもあった。まぁまぁの出来。「タンタンうさぎ、みーつけた」と、例によって、ニックネームでアナウンスされていました。
トウサンは、仕事を抜け出して見に行きました。
息子が、怪獣や変身物のヒーローに興味を持ちだした。それまでは、お姉ちゃんたちと一緒に、セーラームーンを見るのが関の山だった。近所の方が、もうこどもが卒業したウルトラマンのビデオを下さった。我が家にはその手の物がなかった。タンタンにはとても大きな影響を与えた。
ビデオの方は、かなりいい加減な内容で、古い映像素材を再利用したもの。しかし、きっかけにはなったと思う。
ケーブルテレビで、ウルトラセブンを毎週一話ずつ放送していて、日曜の夜のお楽しみになっている。タンタンに見せるつもりで居たら、お姉ちゃんたちが夢中。トウサンも、楽しませてもらっている。
ウルトラセブンは、異色のストーリーである。モロボシダンは人間の姿をしているが、M78星雲から来た宇宙人である。地球を異星人の侵略から守るための地球防衛軍・ウルトラ警備隊の戦いに、防衛としての大義があるのか?人間のエゴを目の当たりにして、苦悩するダンは、侵略と防衛とは何なのか、を語りかけてくる。異質な存在としてのダンの孤独と疎外感を、姉たちは敏感に感じている。
タンタンはお構いなし。おおよそ35年前、作られた時にも、やはりこども向けの番組だったはずだ。円谷プロダクションは、何を狙っていたのか。すごいストーリーなのだ。
タンタンは、音楽に敏感なようです。パソコンで音楽を聴くソフト、iTunesに熱中しています。
彼の一番好きな曲は、今のところ、TOKIOのDing-Dongで、これはナミンチねえさんのCDを聴いて気に入ったのです。彼は、何の先入観も持たずに音楽を聴くのです。ドラマの主題歌とか、コマーシャルで掛かっていたとか、昔流行した名曲とか、ジャニーズ系の誰かとか、そういう予備知識など一切無しで、自分の気に入った曲を選びます。Ding-Dongは良い曲だと思いますが、私からすると、いかにもシーズンソングという感じで、商売根性が何となく気に入らないのです。しかし、タンタンはそのようなことはお構いなし。耳に心地よいかどうか、が、彼の判断基準です。もう一つ、彼のお気に入りは、大塚愛さんです。これは、ブラックジャックのエンディングテーマを私が気に入って、CDを買ってきたもの。ストレートなラブソングが大変良いと思います。彼は、「黒毛和牛上塩タン焼」が好きなのです。お風呂の中でお姉ちゃんたちと一緒になって、大声で歌っていましたが、CDを聴いていて、アルバムの2曲目「Happy Days」がお気に入りになったようです。トウサンがメールチェックしようとパソコンを立ち上げると、めざとく見つけて、iTunesのアイコンを指さして、ディンドン聴きたい、とせがみます。一度では済みません。Ding-Dongの次は、「だいふきよ」聴きたい。(これは、黒毛和牛上塩タン焼のこと)、それが終わると、ハッピーデイを聴かせろ、と来て、全部終わると、また、Ding-Dongからくり返しです。パソコンから音楽が流れている間、彼は、ビジュアルエフェクトのボタンをクリックして、画面上にうごめく色鮮やかな画像を眺めています。
iTunesはほったらかしておくと、勝手に次の曲が流れます。私の気に入った曲ばかりで、それなりに充実したライブラリのはずです。彼はいくつかの曲を覚え始めて、突然、「エドピーを聴く」(Let it beのこと)などといいだし、驚かされます。
余りにDing-Dongが続くので、今日は、これを聴いてからにしよう、と、「Layla」(Derek and the Dominos)と、「We could be together」(Debbie Gibson)を鳴らすと、初めのうち、不満そうな顔をしていましたが、そのうちに聴き入っていました。Leylaが鳴っている時に、「どう?カッコイイでしょ?」と、尋ねると、頷いていました。デビー・ギブソンも、気に入ったようです。
私自身が、ある時期に大変気に入って聴いていた、思い出深い曲を、少しずつ子供たちに紹介していこうと思っています。息子は聞く耳を持っているようです。
エリポンがすごい勢いで、絵を描きまくっています。
色々なお稽古ごとや、友達と遊びに出かけることがおっくうに感じるほど、お絵かきに集中しています。自分の気に入った絵本や、小学校で見た紙芝居などに影響を受けています。それから、ヨウカラが作っている絵本や、ナミンチのマンガにも刺激されています。
ストーリー自体は、どこかで聞いたはなしの焼き直しなのです。絵も、モチーフをどこかから借りてきています。今は、「ふゆじたくのおみせ」が、おもなテーマです。題材は他から借りているのですが、全体の雰囲気、絵のタッチ、色彩は強烈な個性を伺わせます。子どもの絵は本当に魅力的です。
先日、半年ぶりにわかば園の診察を受けてきました。最近の様子を伝えるものとして、エリポンの作品(絵本としてまとまったもの)を持参しましたところ、先生も大層驚かれ、このまま自由にやらせたらよい、とアドバイスしてくださいました。私達としては、あまりに熱中しすぎるのが心配だったのですが、とりあえず、見守ることにしました。
最初のページには扉絵があり、そこから見開きで、台詞も入っています。結構な大作があっという間に出来上がります。いつの間にか、あまり読むのに困らない程度に、意味の通るひらかなを書くようになりました。
漫画家志望の長女は、週に一度、絵画教室に通っています。そこで仕上げた作品が、「第10回子どもの絵画展(まち・町・街)」という小さな展覧会のポスターに選ばれました。家族揃って、展覧会を見に行きました。
ナミンチの作品は、会場入り口の正面に飾られていました。えんぴつやクレヨンをあしらった夢の中の街の様子を水彩画で表現したもので、色がとてもきれいで、なかなかよい絵です。会場で、案内をしていた係りの人に、褒められました。
選ばれたこと、褒められたことはきっと嬉しかったに違いありません。長女は面と向かって褒められ、大いに照れて居たのだと思いますが、どのように返事をしてよいか分からない様子でした。困惑していたと思います。褒められて謙遜することは、私は余りよいことと思いませんが、彼女は、むしろ、黙りこくってしまいました。
褒められたら、にっこり笑って、「どうもありがとうございます」といえばよい。とアドバイスしましたが、私も、褒められるのは苦手です。滅多に褒められることはないのですけれど。
作品の方は、絵画教室の先生にアドバイスを受け、何度も書き直して完成させたそうです。ひとつの作品を仕上げてゆく、というプロセスを体験し、立派な作品を作ったわけです。今後の大きな糧になることでしょう。
今日は幼稚園で身体測定がありました。一月前に比べ、身長は3ミリのびましたが、惜しくも100センチに届かず。
大台には届きませんでしたが、大きくなったと云うことは実感します。手足がたくましくなり、力も強くなり。体のことばかりでなく、言葉の方も随分と進歩しました。今回はその話題。
たちつてと、が、さしすせそ、になるのは相変わらずなのですが、今まで、どうせ分からないだろう、と思って云っていたことを、きちんと理解して、まっとうな返事が返ってくるようになってきました。
だっこして、「大きくならなくて良いからな」などと言っていたら、今日は突然、「大きくなってごめんね」と言ったのにはビックリ。
昼過ぎに法事から戻り、職場に出かけようとしたときに、幼稚園から戻ってきたタンタン。二日ぶりの再会に、嬉しそう。「お帰り」と、抱きしめて、おでこにキスすると、横で見ていたカアサンが、「そんなことをするから嫌われるのよ」。トウサンは、タンタンとスキンシップのために、よく、チューをするのですが、このごろはタンタンが露骨に嫌がっていたのです。カアサンの台詞を聞いたタンタンは、「今日はイイねん。」と、ぼそり。
いや、いろんなことを理解して、きちんとレスポンスするようになったと、驚いた訳です。赤ちゃんのままで居るはずもなく、もうそれなりに扱ってあげなくてはならないと、感じたのです。大きくなってしまいました。
あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。
さて、しばらくご無沙汰しているあいだに、冬休みが終わろうとしています。この休みのあいだ、トウサンがなかなか忙しく、カアサンに、随分と負担を掛けてしまいました。たいした役に立っていないようでも、手伝おう、と言う意志を持ったトウサンが居るのと居ないのでは随分と違っているようです。
その代わりと言っては何ですが、子供たちが、カアサンをサポートしてくれました。子供たちは、いくつか家の手伝いをすることになっています。風呂洗いはずいぶん前から、ナミンチとヨウカラが交代で受け持ち、最近はエリポンと三人で、ローテーションを組んでやっていました。食事の支度と片づけも、子供たちの仕事。さいしょは、コップや箸を並べることでしたが、このごろは、号令があると、ほとんどの食器や料理を運び、食べた後の自分の食器を下げることもやっています。寝る前に布団を敷くことは、姉2人が交代です。
冬休みに入ってから、タンタンも手伝いの仲間に入れようと、玄関の靴を並べることを提案しましたが、これは各自がやるのが原則。カアサンが気がついたときに、エリポンやタンタンにやってもらうことになりましたが、なかなかタンタンは協力してくれません。
もう一つ、女の子達は、洗濯物の片づけをやるようになりました。これは毎日のことですし、ひとりでやろうとすると大変な手間なのです。これをナミンチとヨウカラがたたみ、引き出しに片づけるときは、エリポンも参加しているようです。カアサンは、大変助かる、と言っています。
家庭科の時間に、色々と経験を積んだナミンチは、カアサンに色々と料理の作り方を習いましたが、これは、まだカアサンの代わり、と言うわけにはいかないようです。
誰がやるか、で、しばしばもめます。風呂洗いの順番も、時々分からなくなって、互いに押しつけ合うようになります。解決しないときは、トウサンがやることで一旦リセットすることもあります。進んでやろうという意志を持ってはいるものの、姉妹の間で、誰がやるかでもめることが少なくありません。とにかく、やってくれた人を、きちんと褒めることが大切だと思っています。それは、たとえ、自分の順番の時に文句言いながら、で、あったとしても、ふて腐れながらであったとしても、前後のいきさつは見なかったことにして、とにかく、ありがとう、助かるよ(実際、とても助かっていますから)感謝の気持ちを伝えると言うことが、大切だと思います。
後は遊んだおもちゃの片づけですが、タンタンはなかなか云うことを聞いてくれないので、結局姉たちが手伝うことが多いようです。トウサンは、自分の出したものを片づけること、子供たちの色鉛筆を削ること、が仕事と言えば仕事ってことになっています。