我が家の日常と、育児に関する社会の動きなどをフォローしてゆくつもりです。
タンタンはあと半年で小学校に入学であるが、綴り方はかなり怪しい。ひらかなはだいたいかたちを覚えているが、裏返しになるものがかなりある。数字は「5」が裏返しになる。こんなことで大丈夫かと心配になるが、どうやら算数は得意である。
三女エリポンの方は小学三年生だが、計算が苦手だ。繰り上がりがあると面倒くさくなるらしい。風呂の中で練習させている。簡単な足し算の問題を出して、暗算させる。調子が出るまでに時間がかかる。面倒くさいのだ。50足す50は?
繰り上がりがあるからなかなか答えが出てこない。指で数えようにも、指は50本に足りない。50円玉二つでいくらになるか?はすぐに100円と言える。つまり、計算の練習と思わせると、面倒くさくなるのだろう。
7足す8は?
これも繰り上がりがある。計算せずに覚えなさいと云うのだが、なかなかその気にならない。エリポンは両手を駆使し、答えが出てきたところで、次は、17足す8は?27足す8は?7足す18は?70足す80は?と、ちょっとずつ応用させる。少し時間がかかるが、わかり出すと調子が出る。理屈を感じることは、エリポンにとっても快感なのだろう。
この頃、エリポンがもたもたしていると、一緒に風呂に入っているタンタンが先に答えてしまう。だいたい正解である。息子はいつの間にか10進法の位取りを理解している。タンタンは繰り上がりが一つなら、三桁までの足し算が出来そうな感じである。
この頃、エリポンはタンタンが答えるのを待って、そのオウム返しをする。そういえば、計算ドリルもいつの間にか巻末の回答欄を盗み見ると云う技を会得し、トウサンに答えのページを切り取られてしまったのだ。ライバル意識を持ってくれるといいのだけれど。
もちろんエリポンの方。
今年の夏も、ずいぶん作って飲んだ。2リットルのプラスチックのポットにティーバッグと熱湯を注ぎ込み、一晩置いて冷ましてから冷蔵庫に入れる。待ちきれない人は、氷を浮かべて飲む。寝苦しくて目覚めた子供たちは、先ず麦茶を飲もうとする。
子供たちが皆、水筒をもって出かけるから、一日2リットルでは足りない。
私が小中学校のころ、学校には水飲み場があり、蛇口を回して上を向けて水道栓から水を飲んでいた。あるいは、アルミニウムのコップが鎖でぶら下げられていた。中学校の近くの氷屋は、歩道に氷水の入ったタンクを置いて、通行人に振る舞っていた。私は水筒をもって通学した記憶がない。北海道に住んでいたせいかももしれないと思う。妻(兵庫県出身)にそのことを訊ねたが、記憶に無いという。
断熱の利く水筒は結構な荷物になるので、小学生にも幼稚園児にも邪魔そうだ。部活で汗をかくナミンチは、普通サイズの水筒では足りず、1.5リットルサイズを使っている。台所に水筒がずらりと並んで置き場に困る。
わが家では、朝、晩の食事時には牛乳、それ以外には麦茶を飲ませている。
職場の同僚が離職する時に、荷物の中から漫画の単行本をいくらかくれました。その中に、佐々木倫子作「動物のお医者さん」全12巻がありました。名作として名前は知っていましたが、読んだことはありませんでした。
以下、ちょっとネタバレがあるかもしれないリンク。
子供たちに借りて、少しずつ読んでいますけれども、たいへん面白い。動物に対する観察の確かさやら、学生生活の機微やら。とくに長女がたいへん興味を持って読みふけっています。ハスキー犬「チョビ」がお気に入りです。
思うと、わが家にも子どもが4人、インコが2羽、クワガタが3匹、金魚が3匹。けっこう賑やかです。読んでいると、犬のいる生活も楽しそうですが、取りあえずは無理だろうな。2羽のインコでも、色々なトラブルの元になっているしな。
ちなみに、漫画の舞台になっている北海道と、わが家はたいへん縁があります。また、作者の佐々木さんと私は同郷のようです。
先週の、「毎日かあさん」(毎日新聞日曜版連載中:西原理恵子さん)に、自由研究がネタになっていました。いかに親が手を出さずに我慢するか、というような話題。「ポストの観察」とか、「家の飼い猫の観察」など、ネタとしてはたいへん面白いのですが、果たして、自由研究とは、こどもた「自由に」やる研究でしょうか。自由にやるのですが、親から「自由に」ということでしょうか。
研究は、誰かの助言が必要です。小学生の場合、それは担任教諭であればよろしいのですが、どうやらそれは物理的に不可能らしいので、身近な存在として、親がいくらか助言することは、自由研究をまとめる上で、たいへん有意義だと思います。
テーマの方向性や、研究方法の助言など、親が補うことになります。むしろ、積極的に関わるべきだと私は思います。
ようやく、幼稚園の夏休みも終わりました。
長いようで、短いような、やっぱり長かった夏休み。
長女の部活がずいぶんわが家の夏休みの過ごし方に影響しました。何しろ、朝早くから夕方遅くまで。お弁当まで作らなくてはなりませんから。
カアサンに言わせると、エリポンのずいぶん手間がかかったとのことです。色々な課題が、少しずつ高度になって、エリポンが苦労する分、指導する側もたいへんな訳で、たっぷり時間がかかるのです。そして、私が余り手伝ってくれなかったから、ということらしい。
返す言葉がありません。仕事そのものは去年に比べて忙しくなっていると思いません。家の新築が進行中で、色々と面倒があるのは確かです。落ち着かない日々。余裕がないのです。逃げるのが上手になったかもしれません。
取り合えず、わが家の夏休みはそんな感じでした。
ずいぶん間が開きました。4人が一斉に休みに入って忙しかったのです。
先ず、暑かったです。8月終盤が、とくに。帰省から戻ってから、例年のことですが、わが家の居間の温度計が32度から下がりませんでした。それでも、結局エアコンは試運転さえせず。公園で遊ぶお友達にはそういう家族がけっこう居て、全く使わないという人、日中は使わないという人。
職場から父親が帰って来ると使わざるを得ない、という人がいるようです。
私の職場はエアコンが効いています。とは言っても、私の仕事場はついたてで二部屋に分かれた一方の部屋。入り口が一つで、室内は壁で仕切ってあります。エアコンのスイッチはそれぞれに付いていますが、私の方は滅多にスイッチを入れません。お隣さんは大抵エアコンを入れるので、私はその相伴に与っているという訳です。そういえば、家ではいつも扇風機が回っていますが、職場には扇風機がありません。私はたいてい窓を開けて風を通しています。雨が降ったり、夜間で、蚊が入って来て窓が開けられない場合はエアコンを入れることがあります。
ついたての向こうにいる人に、少々お気の毒と思います。そして、部屋を訪ねてくる業者の人たちも、暑くてお気の毒です。しかし、私は、エアコンに身をゆだねることなく、自分の感覚をセンサーにして、自分の着衣や窓の開け具合で能動的に調節しているのです。
ボスの部屋や、秘書さんの居る部屋は、常時ギンギンに冷房が効いています。同僚たちの居る大部屋は、時々エアコンを切ったり、入れたりしているようです。廊下を歩いていると、冷房のせいで斑な空気を感じることが出来ます。
暑い日は少し汗ばむくらいがちょうどよいのです。環境に適応しようとする体温調節の仕組みが活発に働く方が、健康な状態に近いということだと思います。汗ばむ私より、エアコンに依存している人々の方が「暑い」という言葉を口にします。私は、暑いのは当たり前と思いますので、その環境が自分の体調や、仕事の能率に影響するかどうかが「暑さ」の基準になります。
わが家では、子供たちに汗疹が出来ました。また、夜寝る時に扇風機を回していることが、夏バテの原因になっていたように思います。
暑さの感覚は、気温と気湿、そして空気の動き(気動、風)で決まりますが、風は必ずしも体に直接当たる必要はなく、ほんの少し空気が動いているだけでかなり過ごしやすくなるはずです。
子供たちは、エアコンなしの生活が当たり前と思っていますので、誰も文句を言いません。むしろ、どこかに出かけた時にエアコンが効いていると「寒いね」といいます。出かけた先のエアコンを考慮して、冷房よけの上着を一枚持参するのです。
夏休みは始まっていますが、いきなりラジオ体操が中止になったり、何となく調子が出ていません。エリポンは早々にピアノの発表会が終わりました。ナミンチがほとんど家にいませんので、去年までとは随分と雰囲気が違います。やらねばならないことは沢山あります。時間もかなりたっぷりとありますが、油断せず、着実にこなして行かなくてはなりません。
というか、トウサンが忙しかったので、あまり状況を把握できていません。ピアノの発表会も聴きに行けませんでした。何か考えなくてはなりません。もちろん、職場の方は夏休みなどあまり関係ありませんが、そのようなことは言っていられません。ちょっと勉強が遅れているエリポンにとって、みんなに追いつくチャンスですし、色々やりたいことが沢山あるヨウカラも、じっくりと取り組むチャンスなのですから。色々な形で親が積極的に関与するべきと思います。
やりなさいと五月蠅く言うだけでは駄目です。そういうのは手抜きです。女房に任せっきりも良くありません。さて、
梅雨がなかなか明けない。子供たちは、思い通りでない夏休みの始まり。
ナミンチは部活で毎日出かけている。練習は午後からで、午前中は学習時間らしい。父親としては、どうしてわざわざみんなで集まって勉強するのか理解に苦しむ。人に引きずられずに、マイペースで勉強することが必要と思う。あまりに生活そのものがクラブに依存しすぎ。練習や試合の時だけで十分と思う。
ナミンチ自身は、けっこう楽しんでいるらしい。チームワークを育てるにしても、何だかやり過ぎと言うか、要するに切り替えが大切と思う訳ですが、中学校ではそういう指導ではないのかしらと、少々不安。まぁ、本人が楽しんでいるようなので、様子を見ているわけですけれど。結局、お盆の時期を除いて、ほとんど通して部活があるわけで、そんなに忙しくして自由研究とか大丈夫なのか。多分まともな研究は出来ないと思う。アドバイスだけはしたんだけれど。
ナミンチは毎日弁当をもって出かけます。結局、夏休みに入ってカアサンはますます忙しくなると言うことで、そのうちナミンチに弁当の作り方を指導すると言っていました。
妹、弟たちと一緒に寝るのを嫌がって、居間と直結の子ども部屋に布団を敷いて寝るようになりました。却って寝づらい様に思うけれど、どうなんでしょう。
なかなか忙しいのです。私は複数のことを同時進行で扱うことが苦手です。ことに、締め切りのある仕事が二つ以上重なると、それ以外のあらゆることが手に付かなくなります。私自身が役に立たない状態になるのです。うまく切り替えられるとよいのですが。一方、私の良い点は、マイペースを持続することで、こういったウエブページの更新を気長に続けたり、昼休みにジョギングしたり、そういったことは暇に任せてやるのではなく、どんなに忙しい用事があったとしても、とにかく時間を作って続けようという意思があって初めて実現するもので、私はそういった痩せ我慢的な持続力には自信があるのです。継続は力、といいますが、私は継続する能力に長けているといえるでしょう。
だらだらと続ける、とも言えます。目先の利益を勘定して、より儲けるために、つまりインプットとアウトプットの差し引き勘定で、適宜工夫する様な柔軟性に対しては十分な工夫が出来ずに居るかもしれません。損得抜きで、とにかく続ける。私は続けることで何かの結果が得られるだろうという漠然とした期待がもてる時も、もてない時も同じように続けるのです。
父が、こつこつと努力せよ、と、口癖のように私に言いましたが、私はその意味を十分に理解していなかったと思う。今にして思えば、私はこつこつと努力するタイプですから。
子供たちが夏休みを迎えて、色々とアドバイスしたいことがありますが、取り合えず長女に対して、切り替えを上手にやりなさいと言いました。部活に予想以上に時間と体力を取られています。部活が悪いとは思いませんが、中学生活は部活がすべてではもったいない。部活以外にやりたいことがあるはずだし、それを実現するには、切り替えが大切だというアドバイス。
何となく通じていないような気がするので、折りに触れて、そういった話をするつもりです。
先日、中学校の個人懇談会で、カアサンが担任と話をしてきました。その前に、先日の一学期期末テストの成績も戴きました。
数学が良くなかった点を除いて、全体としてはまぁまぁの成績でした。数学が悪かった理由も分かっています。今後の努力の方向性も見えたように思います。
担任への質問として、課外クラブとのバランスをどのようにとったら良いのかという点。
担任から、ナミンチの成績や普段の態度を高く評価してもらったように思います。責任感やリーダーシップを頼りにしてもらっているようです。三人の妹弟のリーダーですから。クラブ活動は気にせず続けてくださいとのこと。両立出来るはずだということです。
部活にせよ、勉強にせよ、なるべく目を届かせて、親の立場としては積極的に関与する姿勢が必要だと思います。常に、同じように関与するということが大切なのです。成績が下がったから、といって急に熱心になるようではいけません。常時同じように関心を持つ姿勢が親の取るべき態度です。私はそう信じております。
先日、子供たちが長年通っていた英会話教室をやめました。いろいろと考えるところがありました。子供たちが忙し過ぎると思ったこと。送り迎え、経済的負担など、親も少し楽をさせて欲しいと思ったこと。
それ以上に、商業的な語学教授のシステムが、どうにも気に入らなかった。足下を見るようで、不信感を感じた。それが一番大きな理由だったと思う。
幸い、さまざまな語学教材はいまや巷にあふれています。昨年からラジオ講座を聴き始めましたし、テレビでも初心者向けのものがいくつかあります。パソコンを使うと、PodCastなども活用可能です。
但し、今年に入ってから6時20分からのラジオ講座が、なかなかメンバーが揃わずに苦戦しています。晩ご飯の時間が後ろにずれ込んでいるのです。CDを入手しているので、ただ聞き流すのではなく、もう少し有効に活用しようと計画中。
ヨウカラが熱心です。自発的にiTunesに取り込んだ基礎英語を聴いています。DVDに録画したキーワード英会話もメモを取りながら見ているようです。そして、クラスメートと英語の勉強をしているらしい。ナミンチは中学で学習しているわけですが、余り能率が良いとは言えません。いろいろとやらせたいのですが、中学生は忙しいようです。いまのところ、頓珍漢なことを言っているヨウカラですが、直ぐに慣れてくることでしょう。楽しみです。
ヨウカラが小学校の授業で少し刺激を受けてきたのかもしれません。わが家では今、ちょっとした百人一首のブームです。
小倉百人一首と呼ばれるもの。藤原定家が選者といわれており、天智天皇から鎌倉時代まで、幅広い年代の和歌集。ちょうど百首。厳選された分かりやすいものが多い。わが家には漫画版の解説書があり、ヨウカラがそれに付箋を付けながら熱心に覚えています。初めは意味も分からずに、何となく語呂の良さで覚えていたようです。解説書にだいたいの意味が書かれています。作者名も一緒に覚えるように勧めて、多分30首くらい覚えたようです。
私は北海道出身ですので、下の句カルタならやったことがあります。北海道の百人一首は、下の句を詠んで下の句を取る下の句カルタで、上の句が全く出てこないのです。そんなこともあって、百人一首には余り縁がなく今まで過ごしてきました。紙札のカルタはこちらで初めて見ました。子供たちは去年は坊主めくりばかりでしたが、今年はカルタ取りに挑戦中。インターネットにバーチャルのカルタ取りゲームがあって、楽しそうにやっています。タンタンも負けじとやりますので、少し覚えたようです。
ヨウカラは和歌の良さを感じているようです。先日、古語辞典も買いました。そのうちに役に立つでしょう。