我が家の日常と、育児に関する社会の動きなどをフォローしてゆくつもりです。

108通信簿

  • 管理人
  • 2004年12月28日

二学期の通信簿、三通についての覚え書き。

1年生は、学習のようすと生活のようす。一学期に比べ、二学期は「観点」の項目数が増える。評価は「できる」と「がんばろう」の二段階。エリポンは、国語では、書くことに関しては、一応出来ているようですが、話をする、聞き取る、読み取る項目に問題があるようです。算数は筋道を立てて考えることが苦手のようです。生活、音楽、図工、体育はできる評価を頂きました。生活の様子では、整理整頓が苦手とのこと。通信欄には、積極性が出てきた、とのこと。

三年生と5年生は、学習のようす、生活のようす、それぞれが、「よくできる」、「できる」、「がんばろう」の三段階評価。それ以外に、「総合的な学習の時間の記録」と、「通信欄」は先生の手書きとなっています。次女は、図工の評価が上がったことを喜んでいました。各教科の観点の最初の項目は、「進んで取り組もうとする」と云う、積極性に関することなのですが、彼女はこの部分の評価が余りよろしくありません。具体的に、何を判定の基準にしているのかわかりませんが、好き嫌いのはっきりした彼女のことなので、その時の気分が表に出るせいかもしれません。国語、「正しく話を聞き取る」に関して、おしゃべりな彼女は、家庭でも自分の話に夢中になり、人の話を聞くことがおろそかになりがちです。

ナミンチは持って帰るテストの結果でも、図形の問題に苦労しておりました。それ以外は彼女自身の努力が反映された結果と思います。生活のようすも、幾つかの項目で評価が上がりました。

通信簿の見方が、良くわかりません。絶対評価だと思います。絶対評価ならなおさら、それぞれの児童に対して、到達点が異なるはずで、その達成度と、通信簿の評価とがどのように結びつくのか、知っておきたいと思います。謎に満ちた通信簿ですが、これを書くに当たり、じっくりと見直して、三人それぞれに興味深い評価を受けていることに気付かされました。通信簿はじっくりと、見比べましょう。

107デキナイ、デキナイ

  • 管理人
  • 2004年12月15日

嬉しいことがありました。

幼稚園が午前保育となり、今日は二学期の締めの音楽発表会。カアサンが聴きに行き、タンタンはカスタネットを叩き、直立不動のクラスメートたちの中で体を揺すりながら歌を歌ったそうです。家に戻りお昼ご飯を済ませてから、カアサンとタンタンは二人でエリポンのお迎えに行きました。

通学路の途中にある公園でエリポンを待っていると、同じクラスで近所の友だちが、一人で帰宅していました。どうしたのかしら、と思っていると、しばらくして、エリポンは隣のクラスの子、3人と一緒に下校してきました。一緒に、と云っても、つかず離れずで、楽しそうに、と云うわけではなかったようですが、カアサンを見つけて、その子たちと分かれる時には、「エリちゃん、バイバイ」と、あいさつしてもらっていましたので、無視されていたわけではないようです。

先ほど通りかかったお友達のことを、エリポンに尋ねました。「一緒に帰ったらいいじゃない?」その子が一人で帰っていたことを聞いたエリポンは、「ユーカイされるでぇ」と、ひとこと。この頃の私たちの心配事を、彼女なりに理解していたのです。

先日より、エリポンは、一輪車の練習を始めています。一輪車に乗ることは、多くの1年生にとって、いくらかの困難を伴うことです。姉たちも、同じ時期に一生懸命練習していました。少し前の彼女なら、ちょっと難しそうなことに対しては、「デキナイ、デキナイ!」と、拒絶し、励ましてやらせようとすると、例のたこ踊り状態に陥っていたはずです。学校に一輪車があって、クラスメートたちが練習しているのでしょう。彼女も興味をもち、自分でもやってみようと思ったに違いありません。

チャレンジ精神やら、クラスメートとの係わりなどに、一定の進歩を感じ取って、私たちはとても嬉しい気分になりました。


106エリポン、作文に苦戦

  • 管理人
  • 2004年12月6日

タンタンのお迎えに出たついでに、エリポンを小学校に迎えに行ったカアサン。物騒な事件が続いているため、登下校時に親の目配りを要請されたため。歩道橋の上で出会ったクラスメートが言うには、エリポンは作文が出来なくて、居残りしているとのこと。

しばらくして下校途中のエリポンと出くわし、家に帰ってから尋ねると、白紙の作文用紙を持っていた。どうやらクラスメートが言っていたことは本当らしい。今ひとつ詳しい状況がつかめず、とりあえず、カアサンが手伝い、金魚のきり丸を題材に、作文を書きました。

ただ、作文を書くのではなく、題材を選び、手順を踏んで作文を書いていくという課題なのですが、エリポンはどうして良いのか判らなかったらしい。エリポンは、順序立ててストーリーを組み立てるのが苦手なようです。算数の文章題などにも同じこんなんを感じています。トレーニングが必要なようです。


105買ってきた本

  • 管理人
  • 2004年12月6日

11月28日にフレンテの書店で購入。

旅の絵本V
安野光雅、福音館書店、2003、ISBN4-8340-0630-1
旅の絵本VI
安野光雅、福音館書店、2004、ISBN4-8340--2041-2

子供たちに大変評判の良い、旅の絵本のシリーズ。馬に跨ったおじさんの旅。安野さんの遊び心も楽しい。第6巻はデンマークが舞台。先日出張で出かけたところ。絵本の中に出てくる景色を何枚か写真に残している。


104借りてきた本

  • 管理人
  • 2004年12月6日

11月28日に借りました。

名探偵コナン7
青木剛昌、小学館、1995、ISBN4-09-123377-5
ぐりとぐらのかいすいよく
なかがわりえこ・やまわきゆりこ、福音館書店、1976、ISBN4-8340-0528-3
おどりのすきなとら
松谷みよ子:作、井上洋介:絵、太平出版社、1999、ISBN4-8031-3501-0
わにさんどきっはいしゃさんどきっ
五味太郎、偕成社、1984、ISBN4-03-330330-8
まめっこひろってポンポンポポーン
津谷タズ子:文、夏目尚吾:絵、童心社、1994、ISBN4-494-00860-5
はるだはるだよ10ぴきのかえる
間所ひさこ:作、仲川道子:絵、PHP研究所、1997、ISBN4-569-68032-1
オオクニヌシの宝
川北亮司:作、いそけんじ:画、アスラン書房、1997、ISBN4-900656-26-7
はしのうえのおおかみ
奈街三郎:作、花之内雅吉:絵、すずき出版、1991、ISBN4-7902-6025-9
海幸彦山幸彦
西本鶏介:文、藤川秀之:絵、ポプラ社、2004、ISBN4-591-08285-7
久しぶりに読みました。童話としてもおもしろい。
ビッグバードのたからもの
ティッシュ・ソマーズ:作、マギー・スワンソン:絵、せなあいこ:訳。評論社、1986、ISBN4-566-00332-9
あかいくつ
アンデルセン:作、かんざわとしこ:文、いわさきちひろ:絵、偕成社、1968、ISBN4-03-304020-X
実に、悲しいお話。
バーバーパパのクリスマス
チゾンとテイラー:作、やましたはるお:訳、講談社、1977、ISBN4-06-128792-3
バーバパパのこもりうた
チゾンとテイラー:作、やましたはるお:訳、講談社。1998、ISBN4-06-267662-1
メイシーちゃんのかそうパーティ
ルーシー・カズンズ:作、なぎともこ:訳、偕成社、1999、ISBN4-03-321420-8
メイシーちゃんのにじいろのゆめ
ルーシー・カズンズ:作、なぎともこ:訳、偕成社、2003、ISBN4-03-224300-X
手塚治虫キャラクター図鑑3
手塚プロダクション:監修、池田啓晶:構成・文、朝日新聞社、1998、ISBN4-02-330222-8
こども地球白書2003-2004
クリストファー・フレイヴィン:編著、林良博:監修、高畠純:イラスト、加島葵:編訳、朔北社、2003、ISBN4-86085-004-1
大きな機関車たち
ウィルバート・オードリー:作、ガンバー&ピーター・エドワーズ:絵。桑原三郎・清水周裕:訳、ポプラ社、1980、ISBN4-591-00583-6
アンパンマンとやきいもまん
やなせたかし:原作、TMS:アニメーション、フレーベル館、1992、ISBN4-577-00978-1
アトムポケット人物館、ピカソ
岩崎こたろう:画、杉原めぐみ:作、大高保二郎:監修、講談社、2001、ISBN4-06-271806-5
ゆかいなさかなつり
H. A. レイ:原作、福本由美子:訳、岩波書店、2002、ISBN4-00-110941-7
我が家にあるCDロムゲームの原作。ストーリーも面白い。
地球大異変
松下和夫:監修、学習研究社、1990、ISBN4-05-103581-6

103からかわれたタンタン

  • 管理人
  • 2004年11月29日

幼稚園での彼の様子は、なかなか窺い知ることができないのですが、今日、靴を失して帰ってきました。見慣れぬ靴は幼稚園からの借り物です。普段、公園などで遊んでいても、しばしば靴を脱ぐ息子ですので、それほど驚くに値しないと思ったのですが、どうやら様子が違う。先生は、園庭で遊んでいる間に、見あたらなくなり、探したが見つからなかったというのですが、タンタンは、年長組の子が持っていったというのです。電話で幼稚園にそのことを報告しますと、靴は幼稚園の二階で見つかったと、連絡がありました。

運動会の時など、同級生と仲良くじゃれ合う姿を見て、クラスメートと上手く付き合っているようで、安心していたのです。放課後、友だちの家に招かれた時なども、それなりに仲間に入って楽しんでいる様子でした。

そういえば、最近、朝の見送りの時に、幼稚園バスに乗りたがらないことが続いたのです。タンタンに改めて尋ねると、バスの中で、上級生にからかわれていたようです。タンタンはそれが苦痛に思っていたらしいのです。タンタンはこの頃、嫌なことをはっきり言うようになりました。事情が良くわかりませんが、タンタンの言い分を、幼稚園の方に報告することにしました。


102たこ踊りなど

  • 管理人
  • 2004年11月17日

エリポンは、時々パニック状態に陥ることがある。「アーッ、アーッ!」と、叫びながら、手足をじたばたし始めると、もうとまらない。視線がうつろになり、もう何を言っても無駄である。私たちは、これを、「エリポンのたこ踊り」と呼んでいる。

こどもがパニック状態になること自体は珍しくないが、エリポンの場合、端から見てみっともない。例えば、食事中、好きなものだけ先に食べて、あとは遊んでいる。好き嫌いするだけならまだしも、大変行儀が悪い。叱られる。自分が拙いことをしたと気が付くと、たこ踊りが始まる。もうとまらない。姉たちは、「たこ踊りが始まった」と、あきれ顔。トウサンは、解決のヒントを与えようとする。要するに、謝り方を教える。「エリポン、ごめんなさい、といいなさい。」もちろん、晩ご飯を用意してくれたカアサンに、謝るのだ。

エリポンは泣きながら謝る。謝る時は、まだ冷静になれる時で、たこ踊りの本来は、こんな生やさしいものではない。とりつく島もなく、延々と大騒ぎが続く。やれやれ。

ところが、最近になって、改善の兆しが現れた。パニックに陥りそうになったら、姉たちが「あぁ!エリポンのたこ踊りが始まる!」と、はやし立てる。すると、エリポンは我に返り、照れくさそうに、たこ踊りのまねをする。これは明らかに、ウケ狙いである。これは大変な進歩。興奮状態を自分でコントロールするようになったと云うこと。その、たこ踊りの真似が、かなりおかしくて笑える。

ところで、エリポンの隣の席の男の子が、エリポンにちょっかいを出す。エリポンは、いやがっている。参観日で見かけたその子は、学芸会の時にも、私に話しかけてきた。決して悪い子には見えないから、いじめるつもりではないと思う。トウサンのアドバイスは、朝、彼にあったら、名前を呼んで、「おはよう」と、あいさつしなさい。というもの。

どうだった?と尋ねると、おはよう、って、言ったよ、と云うのだが、多分、よそ見をしながら言ったのだろう。通じていないと思う。今度はちゃんと声を掛けて、聞こえるように言いなさい、と、アドバイスした。どうなることやら。


101タンタンのこの頃

  • 管理人
  • 2004年11月15日

すくすくと成長しているタンタンのこの頃。言葉がかなりはっきりしてきました。しかし、サ行が上手く云えないのは相変わらず。「さしすせそ」が「はひふへほ」になります。それを、みんなからからかわれると、「いわれへんねん」と、いじけるのです。今日は、ヨウカラに、発音練習をやらされました。課題は、「さしすせんせい」。いきなり難問です。

「はひふへんへい。」不合格にされてしまいました。みんな大笑い。タンタンは、「いわれへんねん」

この頃、トウサンとのスキンシップにも変化が現れています。今までは、むしろ、いやがっていたのですが、このところ、自分からすり寄ってきます。寝る前に、寝転がってエリポンに本を読んで聞かせていると、タンタンがトーマスの絵本を持ってやって来て、トウサンの背中の上に乗っかって、ごろりと仰向けに寝転がり、トウサンをソファ代わりにして、本を読んでいました。

「読んでいました」と、書きましたが、実際に幾つかのひらかなの形は理解しているらしく、あたかも文字を読むように、声に出して読み上げます。エリポンとトウサンが折り紙で遊んでいると、寄ってきて、見よう見まねで折り紙を折ったり、はさみで切れ目を入れたりしています。

かなり、物分かりができてきた印象です。


100学芸会レポート

  • 管理人
  • 2004年11月15日

先週末、土曜日は小学校の学芸会でした。通っている小学校では、カーニバルという名前です。偶数学年がステージ発表、奇数学年は作品展で、作品展の内容を簡単にステージ上で紹介します。我が家の三姉妹は、今年それぞれに作品展の方です。

小学生達は、定時に登校。私たちはタンタンを連れて、午前中、ステージをずっと見ていました。ビデオ撮影は二階の踊り場からと云うことで、トウサンがビデオ担当、カアサンはタンタンと、体育館の席に座っていました。出し物は、養護学級の和太鼓の演奏から始まり、ステージ発表は、なかなか面白かったです。ステージ発表の合間に、奇数学年の作品展の紹介が挟まります。作品展は「祭り」がテーマ。1年生はおみこし、三年生は竿灯、5年生はねぶたがテーマ。三年、5年は夜のお祭りのため、ステージが暗く、良くわからなかった。

作品の方は、1年生は、共同制作のおみこしと、個人制作の団扇、それからテーマとは直接関係ありませんが、想像の乗り物をペットボトルと紙粘土で作ったもの。三年生は、提灯とロボットの工作、5年生ははっぴと共同制作のねぶたの山車。

竿灯にせよ、ねぶたにせよ、展示室を暗くして、懐中電灯で照らすと云う展示法。少々分かりにくいのが玉に瑕。日頃の授業で作製する絵なども展示したらよいと思う。習字やら、他にもいろいろな作品を作っているはずなのだが。と云うのが感想。作品展示にもう一工夫欲しいと思いました。また、学年全員が同じものを展示する必要はないように思うのだけれど。

ステージそっちのけで、携帯電話をいじったりすると、二階の踊り場から見ると大変目立つので、止めた方が良いでしょう。


99世の中のこと

  • 管理人
  • 2004年11月9日

ナミンチは毎日新聞を眺めている。ヨウカラはテレビのニュースを見て、いろいろな感想を持つ。クラスメートから情報を仕入れることもあるらしい。

最近は、不安定な世の中。戦争が続いている。

戦争は悪いんだよね。「そうだね、良くないね。」

ブソウセイリョクは悪いんだよね。「うーん、むつかしいね。」

だって、ブソウセイリョクは人を殺しているでしょ。「アメリカ軍も殺しているからね。」

そうなの!?「戦争は人が死ぬんだよ。」

極めて限られた情報の中で、私は世の中を見据えなくてはならない。果たして、アメリカ軍経由で伝わってくる出来事のどれくらいが信用できる話なのか。ナチスの残虐な行為でさえ、歴史のある時期に肯定されていたことがある。自分が、どの立場を水準に定めてものを考えるべきなのか、私は判断に苦しんでいる。刹那的な利害のみに着目すれば、何の疑問も持たずに、ブソウセイリョクをテロリストと決めつけ、憎むべき敵と、こども達に教えたらよいのかも知れない。しかし、今、私が手に入れる情報は、あまりに偏っている。

ひねくれた考え方をこども達に押しつけたいと思わない。素直に、暴力を憎み、命や自由を尊重する立場に身を置くことを表明すればよい。しかし、正義がどこにあるのか、私にはさっぱり分からない。キリストが蘇ったとも思わないし、触っただけで病人が直ったとも思わない。かといって、私は仏教を信仰しているわけでもなく、八百万の神々の発想は魅力的ではあるものの、宗教としての神道を拒絶する。イスラムの教えに至っては、ほとんど何の予備知識さえ持たない。

原理主義者同士が、中東で争っているように見える。兵士達は素朴な市民だ。

答えの出ない考えが回る。風呂に浸かり、小学校三年生の次女と話ながら、そういうことを自問している。訳の分からない方向に話が進み、父が苦しんでいる様子に、次女は興味深そうに聞き入っている。


98人権授業参観

  • 管理人
  • 2004年10月26日

先日、小学校の授業参観に出席してきました。1年生と三年生が同じ日時でしたので、カアサンが三年生へ、私は1年生の方。共に、人権授業というテーマ。私は今まで、このテーマで授業を受けたことはありません。不得意分野です。エリポンがおとうさんに拘りますので、こういう配置になりました。雨が降っていたので、午後から電車に乗り、職場から小学校へ向かいました。

人権授業というのは、道徳の授業の一部と云うことです。1年生の授業の目的は、すごろく遊びを通じて、クラスメートとより親密に知り合い、他人が何を考えているのか考えるチャンスを持とう、と云うことと受け取りました。4人一組のグループで、副読本の付録についているすごろく遊びに取り組みました。エリポンはすごろくの遊び方を知っていますが、友だちのペースより、若干遅れます。順番を飛ばされたり、いつの間にかコマを戻されたりして、なかなか進みませんでした。しかし、4人で見事に役割分担が出来上がります。主導権を取って、どんどん進めようとする人、ついて行けない友だちのために、ペースを調節しようとする人。エリポンは引っ張ってもらう役割。

とまったコマに、友だちの好きな動物を尋ねてみよう、とか、歌を歌ってもらおう、とか、そういうことが書いてあり、いつもと違うクラスメートの一面を知ることが出来る、と云うもの。あっち向いてほい、をやろう、と云うところで、エリポンはやり方が良くわからなくて、クラスメートの方が苦労していました。

残り10分ほどで、すごろくの感想をプリントに書くのですが、全体の感想に加え、それぞれのクラスメートに対するコメントも書くことになっていて、これは結構難しそうだ、と思っていたら、エリポンはすらすらと、書いていました。最後に、出来た人が挙手して、先生が当てて読み上げる時間があったのです。エリポンが書いているのに気が付いた担任が、エリポンを一番に当てました。最初、かの泣くような声で読み始めたのですが、先生に、ぞうさんの声で、と促され、途中、自分で何を書いているのか読めなくなっているところもありましたが、みんなの前で読み上げたのでした。

なかなか興味深い授業で、家にかえってから、上手に読めたことを褒めてあげました。

他の友だちがエリポンにどういう評価をしているか興味がありましたが、聞くことは出来ませんでした。課題が出ているのに、何もせず、机の下にゾロリの本を置いて、「内職」している子がいるのに、少々びっくり。発言するときに、エリポンは自信がないときは、肘から上が頭の後ろに隠れる、と云うことに気が付きました。

その後の懇談会は、カアサンが1年生の方に出席。10名ほどが残ったのみで、関心の低さに驚いていました。


97蚊取り線香

  • 管理人
  • 2004年10月9日

今年は特に、蚊に悩まされました。我が家は虫が多いのです。これは夏が暑かったこと影響しているのかもしれません。特に、家にいる時間の長い子どもたちは格好の標的になっています。長女、次女は、蚊がやってくると反撃する術を知っていますが、三女と長男は集中攻撃に遭いました。

我が家は、居間と子どもたちの寝室2カ所でベープマットを使い、蚊を駆除しています。夕方にベープマットをセットする役は三人の姉たちが交代で受け持っています。今年は残暑で、9月一杯、蚊に悩まされたのですが、9月にはいると売り場から蚊取りマットが姿を消すのです。結局、渦巻き型の蚊取り線香を使うことになりました。

私は蚊に喰われると腫れる体質です。子どもたちも私の体質を受け継いでいるようです。蚊に喰われると、直後に局所がぷっくりと膨らみます。このとき大変強い痒みを感じますが、これはせいぜい数時間で跡形もなく治まるものです。やや時間を置いて、その部分が腫れてくることがあります。これは、遅延型過敏反応といわれるもので、アレルギーの一種です。掻きむしると、腫れと痒みはますます激しくなりますので、最初に痒みを感じたときに、かゆみ止めなどを使い、我慢させることが重要です。

しかしながら、子どもたち、特に下の二人にそれを納得させることは大変難しいのです。せいぜい、衣服で覆ってしまったり、爪を切ったり、口うるさく言ったりするのが関の山です。後は、少々ステロイドの含まれた塗り薬(ムヒαなど)を使うのですが、結局掻きむしってしまうことが多いのです。タンタンは、皮膚が弱いらしく、虫さされのひっかき傷が元で、飛び火になり、幼稚園を暫くお休み、皮膚科に通う羽目になりました。飛び火は移る病気です。

かなり涼しくなり、ようやくタンタンの飛び火もきれいに直ってきました。いや、今年は本当に酷い目に会いました。


96夢は漫画家

  • 管理人
  • 2004年10月9日

子どもたちそれぞれに、将来の夢を尋ねると、少なくとも上二人は、確かな答えが返ってきます。長女ナミンチは、漫画家。次女ヨウカラは絵本作家、もしくは画家になりたいとのこと。

そもそもの始まりは、お絵かきです。職場でいらなくなったコピーの裏紙を持ち帰り、色鉛筆やクレヨンなどで自由に絵を描かせていました。かつては、押入のふすま一面に古いカレンダーを裏返して貼り付け、自由に絵を描かせたのです。そして、寝る前に30分ほど絵本を読み聞かせていました。

ナミンチとマンガの出会いは、サザエさんです。実家にあった単行本を一冊、夢中になって読みました。図書館からも借りてきて、意味が本当に分かっていたかどうかは定かではありませんが、片っ端から読み続け、まねして4コママンガを描き始めました。3年生になったときの担任が絵心のある人で、テストが早くできた人は裏に絵を描いていいというので、ナミンチは学校で絵を描き、それをクラスメートや担任に見せていました。やがて、マンガは少しずつ長くなり、ストーリー性を帯びて来ました。

月に二度、市立図書館に本を借りに行きますが、書棚から数冊のマンガを借りてきます。このところは手塚治虫さんの作品を読み続けています。火の鳥やブラックジャックがお気に入りです。

彼女はひまさえあれば、マンガを描いています。今は、手塚さんや、萩尾(望都)さんのマンガ、サザエさん、そして、宝塚歌劇、など、彼女が興味を持ったものの影響が混然としたストーリーです。この後、彼女が夢を持ち続けることができるかどうか、そして、それが叶うかどうかは分かりません。この先、彼女にどういった環境を与えるべきか悩むところです。マンガばかり描いていたり、読んでいたりするのは、やはり親から見ると気になるところ。やるべきこと(学校の課題やピアノの練習、友達づきあい、家の手伝いなど)と両立させていれば、全く問題はないのですが、学年が上がれば、全てをこなすことは難しくなるでしょう。

マンガは総合芸術です。夢を叶えるには、上品なセンスや、多くの経験や、知識が求められるはずです。そして、ストーリー作りや、絵を描くことにもトレーニングが必要だと思います。親の立場から、余り適切なアドバイスができるとは思いませんが、とりあえず、先日偶然に、書店で見つけた本をプレゼントしました。光文社、知恵の森文庫のなかの、「マンガの書き方」手塚治虫著。私も読みましたが、これからその道を志す人に、大変役に立つ本です。

絵本作家志望の次女の話もそのうちに書こうと思います。


それ以前の育児日誌