私のiPhoneの使い方について、具体的に書いて見るつづき。
こっちを先に書くべきだったと思う。購入は2008年8月8日。神戸三宮辺りにあるソフトバンクの店だ。私にとって,初めての携帯電話である。iPodは20GBのやつを以前は使っていたが今は壊れて動かない。今は私はiPod Shuffle 1GBのクリップをジョギングのお供に愛用している。長女がiPod nano(最初のやつ)、次女が同じくiPod nanoの三代目のやつを持っている。iPhoneは8GBの黒いモデル。同期させるiTunesはMacBookPro(2.2GHz Intel Core2 Duo/4GBメモリ、320GBHDD / OSX10.5.6)にインストールしてある。
私の耳にはアップル製の白いイヤホンは全く合わない。特に右耳は引っかかりもしないため、ソニー製の耳栓タイプのものに交換している。特に凝ったものではないが、右耳のイヤチップは小さめにしている。ケーブルは60センチと、かなり短め。iPhone専用のケースなどは使わず、普段はハダカのままでポケットに突っ込んでいる。通勤でバイクに乗るときは、バイク用のウエストバッグに丁度良いケースが付いているので、イヤホンのケーブルを巻き付けて突っ込んでいる。
私のMacBookProはあくまで仕事用であるから、iTunesライブラリも少々控え目にしてあるけれども、それでもiTunesMusicフォルダの容量は20GBほどある。iPhoneの容量(8GB)は少し小さめだ。実際にはiPhoneで音楽を聴く機会はごく限られ、せいぜい滅多に乗らない自家用車を運転するときくらい。20年ほど前に買ったカーステレオに繋ぐケーブル(カセットテープのような形をしたやつ)に繋ぐ。もう少し車に乗る機会が多ければ、凝った道具を用意しても良いが、ETCの装着さえ躊躇している位だ。iPodとしてのiPhoneが活躍するのは雨が降って電車で通勤するとき。家を出る瞬間からイヤホンを耳に突っ込んでずっとPodCastを聴いている。仕事に関係する内容が多い。
これらのPodcastを登録して聴いている。私の仕事柄、英語に耳を慣らしておくことは重要と感じているので、言語は全て英語である。時間を作ってまめに聴くようにしている。電車通勤のとき。就寝時にベッドの中で、iPhoneのイヤホンを耳に入れて聴く。天気の良い日が続くと聴き切らなくなることもある。
デジタルカメラとして使える。1600x1200pxの約200万画素である。少なくとも、iPhoneの小さな画面で見る分には、なかなか良好な画像が記録できる。但し、まぁ小さなレンズで、ピントも固定。そして、シャッターを切るときにカメラの保持がちょっと難しい。タッチパネルということで、本物のデジタルカメラとは較べるべくもありません。迂闊に触ると勝手にスイッチが入ってしまうのはカメラに限らず、iPhone操作に共通する困難な点です。手軽ですし、こういった使い方をするには十分な画像が撮れますという、撮影例です。
因みに、作例は浜を散歩中の愛犬です。特にそのためのアプリケーションはインストールなどしていません。「カメラ」で写して、「写真」で閲覧し、iPhotoで読み込んで、FireWorksで開いて画像解像度を落としたもの。iPhotoを起動した状態でiPhoneをMacにつなげると、画像をパソコン側に読み込むことが出来ます。画像ファイルはJPGでサイズは作例で840KB程度。iPhoneの環境設定で一般>位置情報サービスをオンにしていると、GPSによる経度と緯度の情報が追加されます。
ついでに、録音機にもなる話。iPhoneは電話なので、マイクロフォンが付いている。AppStoreからソフトウエアをダウンロードすれば、ICレコーダーとして使える。録音用ソフトウエアはAppStoreの「ビジネス」という項目に幾つも並んでいる。 私はとりあえず、EccoNoteというソフトウエア(無料)を手に入れて使ってみた。子どもたちの合唱大会や文化祭などを録音した。手軽でなかなか良い。録音したファイルはFTPでサーバーに転送することができる。iTunesのライブラリに加えることも出来ます。有料版のEccoNoteProもある。有料版は録音時の音質の設定が出来、また、再生時に早送りが出来る。ただし、無料版で録音したソースを有料版で再生することは出来ないようです。
iTunesStore経由で幾つかのアプリケーションを購入し,インストールしている。先ず、電子辞書だが、職場に国語辞典がないので1つほしいと思っていた。ちょうど良いと思いカスタマーレビューでずいぶん誉められていた「大辞林」を買った(2500円)が、値段が高すぎるのではないかと思った。それから、実はこちらが先だったのだが、英和・和英辞典として「ウィズダム英和・和英辞典」(2800円)もダウンロードした。実は、辞書はどちらも余り役に立っていない、というか、職場の居室にはインターネットが完備、原則的にはMacBookProが起動していて、岩波の国語辞典と研究社英和・和英中辞典などが使える電子辞書ビューワーがある。あと英和・和英は紙ベースの辞書もあり、実際に得られる情報に関しては、私は紙ベースの辞書の方が能率がよいと感じている。もう少しiPhoneそのものを使うような状況を作れば、これらの辞書アプリも役に立つだろう。しかし、そういう場合には、iPhoneのバッテリの保ちが十分でないと感じる。電子書籍として、iVBookというアプリケーションで夏目漱石をダウンロードした(115円)。私はこれには大変感銘を受けた。一般的な文庫本を読むよりも遙かに読みやすい。ページをめくる操作が片手で簡単にできる。満員電車の中で読書をするなら、これに限る。しおりを挟んだり、アンダーラインを引いたりといった操作ができないのが残念。しかし、iPhoneそのもののサイズと指でめくりながら読み進めるインターフェイスがよい。これは良いなぁ。今のところ、古典的な作品ばかりのようだ。電子書籍を見ても余り種類がないのが残念。しかし、夏目漱石の全集をわずか115円でポケットに入れて持ち運べるのは素晴らしいこと。出版社や作家の皆さんはもっと積極的にこういった販売方法を取り入れていくべきでないかと思う。
もう少し続く。