さて、いろいろと書きたいことはあるのだが、ヒマがない。いや、時間は作るもの。ヒマは自然にわいてくるものではない。そういう世の中の仕組みを知ったようなことは今までもいっていたかも知れないが、この頃になってようやく分かってきた。今までの忙しさと質が違う。仕事の量というのではなく、デューティの三重奏に追いかけられたという印象だ。モグラ叩きで三人相手にたたかれるモグラ。以前は必死になって叩く方だったが、今は叩かれまいとあなにクビを引っ込めているモグラの立場だ。ほとんど穴から顔を出すヒマがないから、外の様子が分からない。解決法としては、ゲームの中断を提案して休憩を入れるしかない。ちょっとゲームオーバーだ。休むから待っておれ、といえばよいのだが、穴に潜っているとその様なアイディアも湧かない。何しろ、外の様子が分からない。
まぁよい。少し相手も疲れてきたらしい。私は何とか持ちこたえたようだ。
というわけで、三週間前の話から。Apple - Support - MacBook および MacBookProのバッテリーのアップデートに辿り着いてから。アップルのサポートに電話した。正月早々の話だ。たしか、1月4日(日曜日)のことだったと思う。フリーダイヤルの番号だったので、iPhoneから掛けた。固定電話より動き回れる分、何かと便利な筈だ。掛けながら幾つかのことが心を過ぎった。メーカーのサポートに電話するのは初めてではない。アップルにも何度か掛けている。大抵はちょっと嫌な気分になる。そう、とにかく待たされる。待たされた挙げ句に、頓珍漢なやり取りになる。そういえばまだ正月休み。日曜日か。まさかなぁ。どうせ誰も出ないだろうと思い直した瞬間に電話が通じた。今まで掛けたサポートの中で最も迅速に繋がって驚かされた。女性が応対してくれた。バッテリーアップデートの件で電話したと伝えた。そして、バッテリの持ちが急に悪くなった状況を説明した。担当者は、先ず私の登録状況を調べた。私の名前はリストにあるが、MacBookProのユーザーとして登録されていないという。登録し直してもらった。使っているMacBookProのバッテリがアップデートプログラムに該当するかどうかを調べ始めた。先ずシリアル番号の確認。「このMacについて」のウインドウを開いて、MacOSXのバージョン表示部分を2度クリックすると、シリアル番号が表示されるという確認方法を教えてくれた。で、残念ながら私のバッテリはアップデートプログラムに該当しないとのこと。詰まるところ、バッテリに不満があるなら自費で購入せよという話。少し残念だが、まぁ仕方がない。スムーズに繋がったついでに、勝手に再起動する不都合について話をし、解決策を尋ねた。その様な話は聴いたことがないとのこと。システム環境設定>省エネルギー>スケジュール、と確認して、特に何も設定していないことが分かると、それ以上はどうしようもないようだった。バッテリーが保証対象外であったことは残念だが、相談に乗ってくれたことを感謝し、電話を切った。多分、20分くらい話していたと思う。とりあえず、バッテリの件は自力で解決しなければならないことが分かった。それから、正月のサポート回線は比較的空いていることも分かった。
さて、もう一つ不都合の話。iPhoneのUSB電源アダプタの不都合である。これは間違いなく該当機種に当たっていることが数ヶ月前にソフトバンクから届いたメールで分かっているので、ついでにナントカしようという気分になった。これはウエブ上から申し込みが出来る。近くのアップル直営店に出向いても良いようだが、心斎橋はちょっとしんどい。神戸にもあればよいと思う。
こちらの方はすぐに届いた。新しい対策型アダプタが宅配便で届けられ、不良品を回収していく。別段私の生活に何か変化が訪れたわけではないが、今まで気にしていたことの1つが片付いたので、嬉しい気持ちになった。
結局、バッテリの交換は職場のお金でやって貰うことになりそうだ。ほとんど仕事に使っているわけなので。また、バッテリのライフが短くなるのは仕事に大きな影響が出る可能性もある。15800円。ところで、バッテリはずいぶん複雑な仕組みのようだ。消費電力や充電量を計算して、寿命やら性能やらの管理をしているらしい。私のバッテリの容量が急に小さくなったのは、iPhoneを使い始めてからだ。アップルのサポートの女性は、先ずバッテリを完全に放電し「キャリブレーション」をやり直すと容量が戻るかも知れないと言った。USB経由でiPhoneの充電をすると、バッテリが混乱するのかも知れないと思う。とすると、これはソフトウエアのバグということになる。そのうちにアップデートが出るのかも知れない。