世の中は大変な不景気らしい。我が家は景気よりも生活設計の問題で、可処分所得が少ない状況が生じている。
昨年から職場が変わって少し給料が増えた。ほんの僅かな給料の増加と引き替えに、大変忙しくなった。それまでやっていたアルバイトが一切出来なくなった。アルバイトを止めて、副収入が無くなった。2週に一度のバイト時間が浮くことになったのだが、それでもまるで折り合いが付かない。新しい職場には人が少なすぎる。
結果的に、年収が相当減った。子どもたちはそれぞれに1年ずつ年齢が上がる。長女は今年から高校だ。4人子どもがいて、1年経つと4年分子どもが育つ計算である。将来のための貯蓄も考えなければならない。住宅ローンの返済がある。かつかつの生活。可処分所得が少ないという自覚は、様々な買い物を先延ばしするという行動を導く。
とりあえず、ほしいと思ったものを当面我慢するのが節約の一歩だ。アップデータの導入も手控える。やむを得ない。とりあえず我慢しているのはiLife'09である。ふた月くらい我慢してから買おうと思う。それからもう一つはAirMac Expressだ。これは良さそうだ。普段はiMacから音楽が流れているが、余り役に立っていないラジカセを活用できそうだし、先日買って子どもたちが遊んでいるDSiをさらに活用できるらしい。あと、長女の高校進学祝いにiPod touchはどうか、と思っているので、そのための地固めの意味合いもある。
長女が中学を卒業した。3年前、中学の入学祝いにiPodnanoをプレゼントした。彼女はそれを大切に使っている。先日の誕生祝いには小型のスピーカーをプレゼントした。さて、高校の入学祝いにはどうしよう。本人はこれと云って欲しい物は思い浮かばないらしい。ちょっと考えて、携帯電話が欲しいという。気持ちは分かる。必需品なのかも知れない。しかし、進路が決まり、そこの学校のルールなどを調べてからの方が良いのではないか。また、携帯をもつことのメリットとデメリットは明白だ。あるほどに面倒は増えるだろう。長女には、必要性を見定めた上で、改めて相談しろといった。私は大学の教員をしている。大学生は皆持っている。多分、全員もっていると思う。一般に必需品という扱いになっていることは知っている。一方で、携帯をもっていないメリットも知っている。せっかくの進学のお祝いは別のものにせよ。携帯は必要なら買ってあげるから。と、彼女に言った。
親としては、余りアイディアが浮かばない。私が高校に入ったときは、萬年筆を貰った。長女は萬年筆には余り興味が無さそうだ。iPod touchはどうかと思う。彼女は私のiPhoneを借りて、ちょっとしたゲームを楽しんでいる。その電話無しバージョンだ。家の中に無線LANがあれば、色々と使えるのではないか。今のところ、彼女はiMacを使ってブログを楽しんでいる。メールのやり取りもしてる。iPod touchがどれ程役に立つのか私には分からないが、娘が自分で何か工夫するだろう。提案してみると、iPodなら持ってるし。という連れない返事が返ってきた。
まぁ、先ずは合格発表、そして、資金を確保してから色々と考えさせることにしよう。