職場を移動して、一月余りが経過した。ようやく軌道に乗りつつあるところである。
新しい職場では、個室が与えられた。私は閉じこもるのが苦手なので、いつも扉を開放している。居心地はわりと良い。スペースも十分だ。部屋には大きな書棚やロッカー、わりと広い机がある。LANのコンセントも一つだけある。
グループウエアと云うものを使って、色々な連絡などのやり取りをすることになっている。掲示板や伝言板があり、従来印刷物として配られていたものや、メールで送られてきたものが、ウエブページにアクセスして、cgiを動かすという形式に代わっている。そこそこ便利と思う。使いこなせればさらに便利になるのだろう。
インフォメーションという項目が、グループウエアのトップページの一番目立つところにある。日付に続いてタイトルがあり、新しい情報には「New」が付く。情報の発信者と部署名がつづく。必要に応じて、タイトルに設定してあるリンクアンカーをクリックすると、個別の情報が表示される。
「表題」以下に登録者名、重要度、登録日が並び、それから本文。あとは添付書類、開始〜終了の日付。これで一式である。インフォーメーションンの項目に添付書類が付くことが多い。思わせぶりな表題で本文に十分な情報がないと、やむを得ず添付文書を見なくてはならない。見る必要があるかどうかを確かめるためにいちいち添付文書をダウンロードだ。
私はLeopardのサファリでグループウエアを閲覧しているが、グループウエア経由でダウンロードするとファイル名が化ける。多分、文字コードの問題なのだろう。もちろん、インフォメーション本文の文面に(月)(火)など化け文字が出てくることには慣れているから気にならないが、添付文書のファイル名文字化けはちょっと厄介だ。本文の情報不足を埋め合わせるための添付文書のタイトルが意味不明であるから、ほとんど嫌がらせのような感じだ。やむを得ず、手当たり次第に開くわけだが、pdfならまだしも、ワードやエクセルファイルが添付されていることが多い。鈍重なマイクソロフトオフィス2004をロゼッタ上で動かすとただでさえ鈍重なオフィスがますます鈍重だ。拡張子を見て気が重くなる。せめてpdfにしてくれればよいというか、僅かなテキスト情報を流すのにどうしてマイクソロフトオフィスのファイルを使うかな。しかも、添付するということは受信する各人がわざわざ複製を「ダウンロード」してローカルに保存することになる。何でわざわざグループみんなにダウンロードさせるのか。
で、これがエクセルファイルだと、、余白がはみ出るために一ページを印刷するのに4枚も用紙を費やすことになる。いちいち余白を調整するのが馬鹿馬鹿しいと感じたら、迷わずVMware fusionを起ち上げてvistaのoffice2007を使った方が楽かもしれない。
ここで問題にするのはグループウエアの使い方だ。型にはまってしまうために、大したことのない情報まで大げさに、添付ファイル付きで来てしまう。必要最小限の情報を本文に入れてくれれば、わざわざ添付文書など開く必要はない。短絡的に添付文書を読ませようとするやり方は間違っている。この世には、オフィスが起動する度に気分が滅入る人がいる。私だ。
オフィス2004の鈍重さに業を煮やしてVMware fusionでビスタを導入したつもりなのだが、意味もなく起動しておくのは気が引ける。また、文書管理がややこしくなる。もう少し、Win in Macの能率的な活用方法は考える必要がある。Macバージョンのオフィス2008を手に入れようかという計画はあるのだが、何せOffice2008のウエブ上で見た評判が芳しくない。つうか、悪い。ボロボロだ。マイクソロフトオフィスにお金を払うのは、もう人生のコストの一部みたいな気分だ。
添付文書は片端から印刷することにしている。印刷して、アンダーラインを引いて、磁石でボードに貼り付ける。で、添付書類は洋梨で削除。