職場で幾つか注文していたものが届いた。
液晶モニタとペンタブレットだ
ちょっと散らかっている。向かって右にMacBookPro。キーボードの上にペンタブレット(wacomのintuos3)。左は24インチ液晶モニタ(I-O DATA, LCD-AD241XW)である。24インチモニタの横では15インチMacBookProが随分小さく見える。モニタの手前は、使い慣れたHappyHackingKeyboard Lite2を挟んで左はテンキー、右はトラックボール(Kensington TurboBall)である。右隅にアップル製のUSBスピーカーも映っている。
MacBookProをデュアルモニタの設定で使っている。外付けにメニューバーを表示させメインモニタ、MacBookProの方はサブモニタの扱いである。画面ではメインの方にKeynote、サブにmailが表示されている。実際にはspecesで二画面を使い分けており、iTunesを「操作スペース2」に設定している。操作スペースが別だとドラグアンドドロップが出来ないので、その点に気をつける必要がある。
折角手に入れたペンタブレットだが、まだ余り使う機会がないので、使い勝手などの感想についてはそのうち。私はトラックボールは左で使うが、元々は右利きだからペンタブレットを右に置いて丁度良い。
さて、24インチモニタ。私がアイオーデータ機器を選んだのは、今自宅で使っているモニタがなかなか使いやすいからだ。次もアイオーでいいんじゃない?ということで選んだ。価格はアイオーのオンラインで6万円足らず。ヨドバシだとポイント込みで5万円を大幅に切る。液晶モニタは随分安くなったが、値段とクオリティの関係が今ひとつ理解できない。アイオーには同じサイズのモニタがもう一機種あり、それは流通価格で倍ほど、一抹の不安を感じつつも価格に釣られた。
残念だが、使い始めて余り褒めるところがない。無駄に大きい。デュアルモニタで使うなら、もう一回り小さいので十分だ。色調の調整が難しい。色々やったが、MacBookProのモニタとの色調の差を解消出来ていない。妙に青っぽい。中間色がどぎつい感じがする。色調の補正はモニタ側の「メニュー」から、彩度、コントラスト、色温度、ガンマなどを調整出来る。また、MacOSのシステム環境設定>ディスプレイ>カラーによる補正も出来る。これらをどのように摺り合わせたらよいか分からない。Appleディスプレイキャリブレータ・アシスタントは「最初にコントラストを最も高い位置に設定し、しかる後に輝度を調整せよ」という指示を呉れるが、コントラストが高すぎると色が飛んだようになって、調整どころではない。アシスタントとモニタのメニューで何とか似たような色になるよう近づけたが、十分でない。白が青っぽく見える。モニタのメニューからガンマの設定(初期値2.2と1.8から選択)が出来る。私は1.8を選んだが、モニタがスリープに入る度に、初期値2.2に戻る。さらに厄介なのはノイズだ。使い始めて直ぐに気になった。モニタが表示されている間中、絶え間なくモニタの奥底からノイズが聞こえる。高周波でも低周波でもない、ウーンというような小さな音で呻り続けている。ファンが回っているわけでは無い。自宅で使っているモニタはほぼ無音である。それから、スタンドの足が妙に大きく前に突き出ている。結構厚みがあり、HHKBの足の幅より少し広いため、キーボードをその分手前に引く必要がある。スピーカーの音は非常にちゃちである。MacBookProのスピーカーの方が余程良い音がするし、自宅で使っているiMacの爪の垢程度。
電源オンを示すインジゲータははやりの青色LEDだが、明るすぎる。スリープに入ると消えるLEDにほとんど意味は無いと思う。
まぁ、色調のけばけばしさは、使っていると少し慣れるかも知れない。雑音がどうにも気になり、普段はiTunesから音楽を鳴らして誤魔化していたのだが、ウエブページで見つけた問い合わせ先に連絡することにした。電話サポートがあるが、掛けるとアナウンスが流れ、待たせるという。フリーダイアルが無いため料金はこちらもちなので、困惑する。長く掛かる場合は、お客様のために一旦切るという。長くってどれくらいだろう。サポートする気があるなら、是非フリーダイアルを用意するべきだ。
結局、料金が気になり、数分で受話器を置いた。もう一度ネット上の情報を探すと、インターネット経由で問い合わせ出来ることに気付いた。httpsのページが用意されている。いくつかの項目を埋め、メールフォームに内容を記載して送信する。私はこの手のフォームを埋める作業が嫌いである。面倒な上に、大抵どこかに不具合があってやり直しさせられる。今回、何度かうまく行かずにやり直した理由は、問い合わせ製品名の記載ミスとアラートは出た。
私が購入したのは白っぽいAD241XWで、型番の最後の一文字Wが足りないのでフォームを受け付けてくれなかった。これはマニュアルの記載通りに入力した私の理解不足らしい。それに気付くまでにCaminoで三回フォームを埋め直して、サファリを起動して、VMwareFusionでビスタのIEまで起動した。ビスタの場合はブラウザの戻るボタンで前に入力した内容を覚えていてくれたので、楽だった。Caminoもサファリも記入やり直しの度に一から全部入力し直しで全く疲れた。つうか、アイオー製品の機種くらい、プルダウンメニューで選択するようにすれば良いではないか。
数日後、メールでサポートセンターから返事が届いた。掻い摘むと、待機状態に入る際に内蔵のマイコンが作動して高周波音が発生するからノイズは異常じゃない。気にせず使え、とのこと。いや、私の書き方が悪かったのか、日本語が通じなかったようだ。音は常に鳴っている。埒があかないと思い、直接電話で話をすることにした。サポートが始まる時間に合わせて、電話を入れると、5分ほど待たされて通じた。担当者は不在であったが、状況を話したところ、常時音が鳴り続けるのは異常という回答で、本体をサポート宛に送り返して欲しいとのこと。箱を捨ててしまったというと、向こうから新し箱を送ってくれることになり、現在、発送用の箱の到着待ちという状況である。因みに、電話に出てくれたサポートの方が云うには、ガンマ値の表示が2.2に戻るのはモニタに内蔵されているソフトウエアのバグとのこと。表示は2.2に戻るが、設定は活きているという。ちょっと信じられないなぁ。