パワーブック不調。対策を練る。
パワーブックの調子が悪かった。起動にもたつく頻度が二日に一度くらい。具体的には、起動画面の終了後デスクトップが現れず。ブルー一色で読み込み状態が延々と続く。恐らく、起動時に読み込むべき重要なファイルが壊れているように思う。解決するには強制終了し再起動一発で大抵起動する。ついにOSを入れ直す決心をした。ハードディスクそのものに問題があるかもしれず、良い機会と思い、今までおざなりになっていたデータのバックアップも対策することにした。
土曜日に職場を抜け出し、ヨドバシ梅田店でOSとバックアップ用の外付けHDDを購入。セキュリティ対策版のOSX 10.4.3を手に入れることが出来たのは幸運だった。
2.5インチの内蔵HDDは以前に比べると随分値が下がっているが、それに比べて外付けHDDは余り安くなっていない。パーティションを二つ設定し、一方(60GB分)をパワーブックの内蔵ドライブのバックアップ専用とし、ディスクユーティリティの「復元」を使ってバックアップをとることにした。待つこと数時間、エラーがでて中断。iTunesのファイルの中におかしなものがある模様。 一旦中断し、帰宅後OSのインストールディスクから起動しなおしてやり直したが、同じようなエラーで中断。やむを得ず、中断した残りはファインダでコピーしてバックアップ完了とした。
私のパワーブックはDVDを読むことができるが、後学のため外付けのDVDマルチドライブからOSのインストールを試みた。おおよそ1時間半ほどでインストール終了。 過去ログを見ると、前バージョンを導入したのが2003年の11月であるから二年ぶりということになる。インストール終了後、再起動にもたつき、一度リセットを強いられた。シマンテックのアラートがいろいろ出た。これについては後述するつもりである。
起動にもたつき、少々困惑。とりあえず、ソフトウエアアップデートを起動し、アップデータをひとつインストールする。
今回のリリースにより、Mac OS X v10.4 で使用する Java の信頼性と互換性が改善されます。 このリリースには、Java 2 Platform Standard Edition のバージョン 1.3.1_16 および 1.4.2_09 が含まれています。
改めて、ソフトウエアアップデートが起動し、なんだか分からないが、もう一つソフトウエアアップデートを要求された。
Java 2 Platform Standard Edition (J2SE) 5.0 Release 3 には、J2SE 5.0 バージョン 1.5.0_05 が含まれており、Mac OS X v10.4 Tiger 10.4.2 以降で J2SE 5.0 の機能を改善します。このリリースは、すでにインストールされている J2SE 1.4.2 を置き換えるものではありません。
このアップデートについて詳しくは、次の Web サイトを参照してください:http://docs.info.apple.com/article.html?artnum=302412-ja。
一方、これとは別に、セキュリティに関する情報が出ている。
Mac OS X 10.4.3および 10.3.9に見つかった10数件の「極めて深刻」な脆弱性を修正するセキュリティアップデートが公開されたとのことだが、パワーブックのOSX10.3.4の方には今のところ、セキュリティアップデートで反応無し。自宅のPowerMacG4(OSX10.3.9)の方にはソフトウエアアップデート経由で適応した。
Security Update 2005-009 により、多くのセキュリティ面の強化が行われます。すべての Macintosh ユーザの方にこのアップデートを推奨します。
次の箇所のアップデートが含まれています:
- apache_mod_ssl
- iodbcadmin
- OpenSSL
- QuickDraw
- Safari
- sudo
このアップデートの詳細については、こちらを参照してください: http://www.info.apple.com/kbnum/n61798-ja また、Security Update 2005-005、Security Update 2005-006、および Security Update 2005-007 での改良箇所も今回のセキュリティアップデートに含まれています。
出ないなぁ、と思っていたら、同様のアップデータ(セキュリティアップデート2005-009)がOSX10.4の方にも適用しろ、と、ソフトウエアアップデートが言い出したので、素直に従った。時差が生じた理由は不明。同時にiPodソフトウエアのアップデータも表示されたので、一緒にインストールした。
「iPod Updater 2005-11-17」には、iPod shuffle 用の新しい iPod ソフトウェア 1.1.3 が含まれています。「iPod Updater 2005-11-17」には、その他のすべての iPod モデルに対応している「iPod Updater 2005-10-12」と同じバージョンのソフトウェアも含まれています。
iPod shuffle 用の iPod ソフトウェア 1.1.3 の機能:
- 複数の不具合を修正
ようやく、Justmyshopにアクセスできた。パスワードが通らず、困り果てていたのだ。OSX10.4を入れて、Safari 2.0を使い始めて、パスワードが通らなかったのはOperaを使ったせいかもしれないと思い、Safariでやり直してみたら、あっさりとパスワードが通った。なんと言うことはない。他にも、Operaでパスワードが通らないサイトがいくつかある。お陰で大変混乱した。
アップグレードには3種類ある。
支払い価格の一番安いダウンロード版を選んだ。ポイントを使い、かなり安く手に入れることができた。インストール後、ATOK名物と云ってよいと思うが、「メニューに表示されない」現象に遭遇した。オンラインサポートに書いていない解決法を提案しておく。「言語環境」を開いて、旧バージョンのATOKのチェックを全て外す。そうすると、ATOK(2005バージョンは単にATOKと表示)がメニューに現れる。念のため、ATOK17-16は残した。
ATOK2005は、取りあえず順調に動いているように思う。ATOK17と一緒にインストールしたシステムソフト電子辞典(1.0.4)が動かなくなった。OSX10.4に対応していないらしい。LogoVistaのウエブページで対応版のLogoVista辞典ブラウザ Ver.1.0.2 for Macintoshをダウンロードできる。
いくつかの新機能について、じっくりと調べている暇がない。取りあえず、SafariRSSとMailを使っている。Safariはリンクアンカーのhrefに指定されているジャンプ先のフラグメント識別子を解釈できないらしい。まぁまぁ順調に動作しているつもり。今のところ生じている最大の不都合は、Kensington社製トラックボール、もしくはMouseWorksソフトウエアとの相性の問題である。
先日OSX10.4を導入して以来、カーソルの動きがおかしい。厚着になって、暖房が効き始めたために指先が汗ばむ。トラックボールに汗は禁物であるが、動きが渋いのはその所為ばかりではない。クリックに反応しないことが多い。ボールの動きそのものにも断続的に反応しなくなる。その際に、メニューバーのKensingtonアイコンが一時的に消える。カーソルやポインタ、そしてボタンが思い通りに動かないと、様々なソフトウエアの動作が鈍く感じられる。使っているTurboBallは些か古い。先日、かなり大胆な自己流の修理を行ったところであるし、ハード側のトラブルも否定できない。
OSへの対応が遅れているのか、あるいはすでに対策バージョンが出ているかも知れないと思い、Kensington社のウエブページを見た。オープニングページに国籍を選ぶリストメニューがある。日本語を選ぶと七陽商事のページに繋がる。日本語版はMouseWorks2.4が最新で、英語版は2.8と表示されている。ver2.8はすでにインストール済みである。米国サイトでも、最新は2.8である。OSX10.4に対応に関する具体的な記載は見あたらない。
試しにPCcardbusに差してあるUSB2.0に繋いだところ、トラックボールは問題なく動作し始めた。因みに、PowerBookG4/667 DVIのオンボードUSB(1.0)には、HHKBが直接、ELECOM製ハブを介してアップル製スピーカー、Macway製テンキー、hp deskjet5500とトラックボールが繋がっていた。プリンタは作動していない状態の話である。何にせよ、USB1.0では非実用的な動作である。MouseWorksソフトウエアとOSX10.4の相性の問題ではないかと思う。
大変忙しい日々。年末進行。