講習会の講師役。

ただ喋ればよいと言うわけではなく、予めカリキュラムを組んで、教科書を選定して、講習会のスケジュールを考えて、資料を作る。15回続くのだが、修了時には試験で達成度を確かめる。

段取りを付けておけば良かったのだが、自転車操業というか、泥縄というか。毎週月曜日の講習会のために、資料を作成してPDFでメールに添付して送ると、向こうさんが参加者の人数分を印刷してくれる。つまり、金曜の朝までに資料を作らなくてはならない。出来れば水曜日くらいに仕上がると、次の週が楽だな。押すとその分苦労するのは私だ。

指定した教科書がどうにも役に立たないのが問題である。別に数冊のテキストを読んで、喋る内容を概ね考えて、講習会の構成を見通した絵コンテを描いて、それに従って図を集めてKeynoteのプレゼンテーションを作る。と云うのが理想だが、なかなかそうなならない。とにかく、役に立ちそうな図をスキャナで取り込む。私が使うテキストはどれも分厚いから、スキャンするのも楽じゃない。ひとつ気がついたのだが、訳本より原書をスキャンする方がかなり楽。というのは、

分厚い本からスキャンするには、力ずくで開いたページをスキャナに押しつける。スキャナは随分丈夫に出来ている。私が使っているのはepsonのGTX800だが、ドライバソフト「EpsonScan2」がちょっと使いにくい。一コマをスキャンするのに必要なクリックの回数が多すぎる。私は必死になって分厚い本を押さえつけている。そこでトラックボールのボタンに何度も手を伸ばすのは少々しんどい。

取り込んだ図はTIFF形式。裏の文字が映るのでそのままは使えない。フォトショップで開いて、レベル調整で裏映りを目立たなくする。本の図をそのままプレゼンに使うと、文字が小さくて読めないと苦情が出る。フォトショップ・イラストレーターに関しては全く素人なので、余り当てにしない方がよいと思うが、とりあえず私がやっていることをメモしておく。

  1. ファイル名を分かりやすく直して、iPhotoに取り込む。(これはあとで図を選ぶときにブラウズしやすいように)
  2. 使う図をフォトショップで開く
  3. 文字などを消す
  4. イラストレーターにコピペ
  5. 文字、矢印などを入れる
  6. グループ化してKeynoteに貼り付ける

本当はもう少し色々やるのだが、多分、私がやり方を理解していないために、色々と手順が増えていると思う。今週やっている間に、ちょっと分かってきた部分もある。

20コマ程度のKeynoteプレゼンテーションをレイアウトでA4一ページに4コマとしてPDF化する。あと、受講生の理解を深めるために、簡単な箇条書きのまとめを付ける。これはPagesで作る。最初に作ったテンプレの中身を打ち直すだけ。もちろんPagesでは相手方に読めないから、これもPDF化する。

中6日でローテーションを守るピッチャーのような気分。松坂君は100球くらいで交替させてもらえるが、私はとにかく毎試合完投が求められる。

で、受講生の皆さんが合格したら、来年はその続き。あと一年以上、中六日ローテーションが続く。まぁ、頑張りますよ。

分類
プレゼンテーション
URL
http://www.oyakonews.com/oyanews/homep/HP2007/HP071115.html