このページのもくじ

  1. ATOK2006とじんましん
  2. PhotoshopElements2.0
  3. アップデータ関連
  4. iTunes7の不都合について
  5. 検索は主体的に
  6. 便所の中のMacFAN

アレルギーなのだ。

ATOK2006とじんましん

遂にATOK2006購入に踏み切った。iMac購入以来、EG-bridge Universalを使ってきたのだが、依然として違和感ありすぎ。作業効率に大きく響いていた。結局、我慢ならず。加えて、蕁麻疹が出てストレスが溜まっている。「近医受診」と入力したくて、「きんいじゅしん」で変換させるも、どうにも「近医」が出ない。頓珍漢に嫌気がさした。前々から考え続けていた。とにかく忍耐して使っていたのだ。何というか、助詞の扱い方がEGBの弱点だ。半角変換後に勝手に英字モードに切り替わるのも嫌だった。(環境設定に問題があるのだろう、たぶん)職場のパワーブックはATOKで、両刀遣いがつらかったというのもある。何にせよ、私が使うとEGBの変換効率はATOKの半分以下になる。残念ながら、EGBのいくつかの機能は全く試す機会がなかった様に思う。(iMac購入に伴い私がATOKを捨てたいきさつは、ATOKを捨てようと思うをご参照ください)

私はATOK2005の正規ユーザーなのでJustsystemからいろいろと案内のメールが届く。昨日来たメールには、登録者優待のスペシャルディスカウントでATOK2006ダウンロード販売価格税込み4,725円とある。痒みといらいらとでもう我慢できず。アクセスしてしまった。もうやっちまった。

それにしても、どうにもおかしなJustsystemのウエブサイトである。前回、ATOK2005をダウンロード販売で手に入れたときも苦労している。そのときの教訓を何となく思い出し、今回はFirefox(最新版1.5.0.7)でアクセスした。一応、ログイン名とパスワードが通り、Justmyshopという通販サイトにはいるところまでは大丈夫。ところが、カートの中身を見て支払い方法を選ぶ画面に入るときにログイン情報を忘れてしまうらしく、ログインし直せという画面になり、その繰り返し。また、「次のステップに進む」ようなボタンは画像にリンクを設定しているのだが、画像がうまく読み込まれない。(altが設定されているので、見当は付く)前回の教訓からあっさりとFirefoxをあきらめ、意外とこういう場面に強いシイラを使ったところ、購入手続きが終了した。

その旨をメールで受け取り、文面に記されたリンクにアクセスするとダウンロード画面となる。三回までダウンロードし直すことができる。iMacではFirefoxをデフォルトブラウザに指定しているから、メールのリンクをクリックして起ち上がるのはFirefoxである。Firefoxでダウンロードファイルが妙なエクセルアイコンになってしまう件が最新版で解決しているとも思えず、Safariを起ち上げてダウンロード。126.6MBで、解凍後にインストーラを起動し、再起動。iMacには旧版のATOKはインストールしていなかったので、古い設定を持ち越すことができなかった。たまたま自宅に持ち帰っていたPowerBookからユーザー辞書等をコピーし、ユーティリティでくっつけた。

残念ながら、ATOKでも「近医受診」は一発で変換してくれなかった。相変わらず、入力メニューの一覧にATOK 2006の入力モード(*1) や[ATOK 2006]が表示さ れない、またはスタートアップツールが起動しない場合があるらしい。2005バージョンの問題点を解決できていない訳だ。私の場合は問題なく使うことができた。インストール後に「最新情報」や「オンライン登録」のエイリアスを勝手にデスクトップに並べるのも相変わらずだ。

PhotoshopElements2.0

PhotoshopElementsが起動しなくなった。バージョンは2.0と古いがIntel版iMacでは不都合がある。起動時にスプラッシュ画面が出て、それから意図せずに「Adobe.comからAdobe Onlineコンポーネントをダウンロードして…」と云うウインドウが現れてそれっきりとなる。

photoshopelements2.0 alart

アプリケーションは応答せず、コマンド+オプション+エスケープが唯一の解決法となる。画像の多い私のウエブページを作る過程で、画像処理ソフトはごく単純な作業のみに使われている。最近はiPhotoで管理、閲覧し、FireworksMX2004でサイズ調整や簡単な補正作業などをおこない、jpegなどに書き出す。PhotoshopElementsが使われるのはごく限られた用途、つまり、Canonのスキャナを使うときのみだ。スキャナのドライバがPhotoshopのプラグインとして提供されている。しかし、これではスキャナを使うことができない。

iMac導入後、しばらくは起動できていた。Canonのスキャナも使っていたのだ。起動しなくなった理由がよくわからない。以前はダウンロード画面のキャンセルをクリックしていたと思う。どうにも、Adobeのソフトウエアではこういうユーザーの意図と関係なくアプリケーションのライブアップデートのようなことをよくやる。Acrobatでも同じようなアップデートのアラートが出ることがあった。「個人情報は送信されません。」って、わざわざ断るところがかえって怪しげだ。

画像処理ではFireworksの一つ前のバージョン、MX2004を使っている。好んで使っているわけではなく、新バージョンが出たときに資金が十分でなかった、というか、わざわざ購入する必要性を感じなかったためだ。ところが、intel-iMacではいろいろと不都合があり、残念に思っている。一つは、動作がきわめて緩慢であること。重すぎ。もう一つは、Dreamweaverとの連携がほとんど効かなくなったこと。

fireworksのアラート

Dreamweaver8のファイルウインドウでFWアイコンをクリックしたり、編集中に画像編集のFWアイコンボタンをクリックすると、本来ならFW

が起動して、直接編集作業に入れるはずが、ごらんのアラート(アラートの内容は嘘っぱち)が出る。宜しくない。

アップデータ関連

iTunes Music StoreがiTunes Storeに模様替え、これに伴って、いくつかのアップデータが出ている。

iTunes

iTunes 7 と新しい iTunes Store では、高品質な人気のムービーのプレビューや購入、第五世代の iPod で遊べる最新のゲームやクラシックゲームの購入などができます。さらに、Cover Flow によるアルバムカバー閲覧機能でお手持ちの音楽コレクションをぱらぱらめくりながら選んだり、ご利用の iTunes ライブラリを予期せぬ事故から守るために CD や DVD にバックアップしたりなど、たくさんの新しい機能が追加されています。

QuickTime

QuickTime 7.1.3 は、多数の不具合の修正と重大なセキュリティ問題への対応が行われている重要なリリースです。すべての QuickTime 7 ユーザの方にこのアップデートを推奨します。このアップデートは、iTunes Store で購入したコンテンツの再生に必要です。

QuickTime Pro ユーザの方への重要な注意
QuickTime 7 をインストールすることにより、QuickTime 5 や QuickTime 6 などの旧バージョンの QuickTime での QuickTime Pro 部分の機能は使用できなくなります。このインストールを続けた場合、 QuickTime Pro の機能を再び使えるようにするには、QuickTime 7 の Pro キーを新規に購入する必要があります。インストール後に、www.apple.com/jp/quicktime を参照し、QuickTime 7 Pro キーを購入してください。

Front Row アップデート

この Front Row アップデートでは、「iTunes」との互換性が改善されます。

FirefoxとThunderbirdはver 1.5.0.7へ

それから、Mozilla関係のアップデータも出ている。こちらはセキュリティ関係の修正を含む。

主に、妻と子供たちが使っているPowerMacG4はFirefoxをデフォルトにして、自動的に更新を探し出す設定にしてある。新バージョンが出ているアラートが表示されたから、アップデータの意味と対処方法について、ちょっとしたレクチャーをした。

iTunes7の不都合について

と云うわけで、今回は新型iPodの登場とiTunesMusicStoreの模様替え(iTunesStore)に伴うアップデータ。iTunesはメジャーアップデート時にトラブルが出がちで、直ちに追加のアップデートが出ることが多いと云う印象があり、また、とりあえず旧バージョンで何一つ不自由なくやっているから、慌てる必要はない。私が管理している3台のうち、まず職場のPowerBookのみアップデートして様子を見た。特に不都合がなさそうなので、数日後、iMacとPowerMacG4の方もアップデートを済ませた。

今回のアップデートでトラブルが発生しているらしい。井の中の大和但馬屋日記(2006年09月16日土曜日)によると、CDの取り込みに異常な時間がかかる(実際には、取り込みができない)とのこと。環境がわからないが、私の使っているintel-iMacでは問題はない。また、注意すべきは新バージョンのライブラリを記述するファイル(iTunes Library.itl)に旧バージョンとの互換性がないと云う話。そのため、改めて旧バージョンをインストールしてもライブラリを読み込めなくなる。

iPhotoでもアップグレードに伴いライブラリに互換性がなくなると云うアラートを何度か見た覚えがある。iWorksでも新バージョンで読み込んだ際に、旧バージョンとデータの互換性が無くなると云うアラートに出くわす。アップルはそういうことをしばしばやる。私はそういったアラートを見ると緊張する。データの互換性は重要だから。iTunesの今回のアップグレードではそういったアラートが出ていなかったかもしれない。少なくとも、私は気にせずにアップデータを入れた。

井の中の大和但馬屋日記の文面を読む限り、CDの読み込み以外に問題はいように思う。その後の膨大なご苦労を思うと、お気の毒と感じるが、もう少し別の解決法があったのではないかと思う。(とりあえずiTunes7に踏みとどまるとか、ライブラリの書き戻しに関する情報を集めるとか)私自身は、特にトラブルを感じていないのだが、新バージョンのメリットもさほど感じていない。むしろ、いくつかの操作でショートカットキーが変更になり、当惑している。バージョンアップはiTunesStoreの模様替えに伴う必然的なものであるが、要するに、アップル側の都合である。今のところの一般ユーザーにはあんまり関係のない話だ。

子供たちはマックに向かい、iTunesを使って好きな音楽をならす。次女は基礎英語の勉強にも使っている。「ねぇ、お父さん、iPodのやつ(iTunesのこと)が急に雰囲気が変わっちゃったけど、どうしたの?勝手に変えないでほしいな。」基本的な操作法はそのままだが、見た目の雰囲気がずいぶんと変わったことを子供たちは感じ取っている。

追記(2006-09-21)

そして大和但馬屋日記へ:2006-09-20iTunesその後 によると、使っておられるのは iTunes for Windowsで、iTunes7へのアップデート時に旧版のiTunes Library.itlが自動でバックアップされるとのこと。OSXで探してみると、Music > iTunes > Previous iTunes Librariesフォルダ、その中にiTunes Music Library 2006-09-13というファイルがある。

とりあえずiTunes7に踏みとどまるは、時間的に余裕が持てるなら「数日後にアップデータが出るのを期待してそれを待つ」と云う意図で書いた。買つてきたアルバムをリッピングしてiPodに転送することが目的とのことだし、現実には既にver7で動作不良が明らかで、ver6を再インストールしている訳で、踏みとどまる云々は(ご指摘の通り)解決法として全く意味がない。また、一週間余り経過しているが、該当するアップデータはリリースされていないようだ。

iTunes7の不具合については、ほかにも目にした「映りの悪いテレビの角に四十五度チョップ」みたいな方法に頼つてまで不具合を抱へたバージョンを使ひ続けるよりは、少々の苦労を経てでも動作が安定してゐることを体感的に知つてゐるバージョンに戻した方が良いに決つてゐる。と云うご意見にも同意する。

検索は主体的に

まず、三井住友銀行、「雨やどり」「お風呂あがり」で検索のテレビ広告で便乗フィッシングの危機(被害防止用エントリ)高木浩光@自宅の日記(2006年9月13日)を紹介しておく。

最近、テレビやラジオ番組を媒体とする広告に加えて、インターネットのウエブページ上の広告が重視されつつあるらしい。放送媒体の広告が数十秒と時間を区切られるのに対し、ウエブ上の広告はよりじっくりと見てもらえる。誘導できる。一方通行ではなく、双方向的なレスポンスを期待できる。興味を持った人が主体的に訪れる。おそらく、そういった意味で、ウエブ広告をクリックさせることは広告主にとって大変意義深いことであると思われる。

テレビ広告をウエブページに誘い込むために使う。古典的にはウエブページのアドレスを連呼する様なパターンだろう。できるだけシンプルで覚えやすいアドレスを使う。しかし、なかなか覚えてもらえないし、いちいち入力してもらえるかどうか。要するにそういった手法は能率が悪いと広告代理店は考えているのだろう。

新手は、単純で印象深いフレーズを紹介して、ウエブ検索を誘うタイプだ。高木氏の記事も、そういった広告手法の危険性を警告している。有名タレントを使って、大々的にCMを流し、「ナントカ」で検索してみよ!と誘導する。おそらく、数百万人の単位でその広告を目にする。そして数万人が同じキーワードをグーグルやヤフーで検索するだろう。そこに様々なビジネスチャンスが生まれる。そのような広告手法に乗せられる人がどのような行動を取るか。職場の秘書にその話をした。彼女は、CMに乗せられて検索をしたことはない、と云いながら、早速「ウサタク」でグーグル検索をして、一番目にリストアップされたウエブページのアンカーをクリックしようとした。

「それ、よく見てよ。コマーシャルと関係のない、誰か個人が作ったページでしょ。」彼女はすんでの所でクリックを思いとどまり、改めてアンカーの文字列に目を凝らした。「はぁ、なるほど。これは騙されますね。」と、この広告手法の問題点を感じ取ったようだ。そして、二番目のウサタクサイトをクリックすると、有名企業のロゴ付きページが現れた。「よく見ないとダメですね。引っかかるわ、これは。」

検索結果は、検索サイト側が決めるので、大企業がどれほどお金をかけてウエブページを作ったところで、そのページが都合よく一番目に表示されるとは限らない。「ウサタク」検索結果の「広告」には大企業の宣伝ページのリンクが表示されている。ウエブ広告を見せるための手法なのかもしれない。話は続く。

「ちょっと待ってよ。今見ているページだって、本物とは限らないよ。」そこが問題なのだ。相手が詐欺目的なら、素人目には見分けが付かない本物っぽいページを作るだろう。ちょっとした知識を持っている人なら、20分ほどで全くそっくりなページを作ることができるだろう。

テレビCMはその検索に、公のお墨付きがあるような印象を与えてしまう。CM通りに検索語を入れて、ウエブにアクセスしようとする人の無防備さを想像すると身震いする。検索は本来主体的に行われるべきだし、検索結果は吟味されるべきものなのだから。

便所の中のMacFAN

 家族が多いので、我が家のトイレは混み合っている。それでも、私は個室の中に雑誌を置いて、ページを繰っている。大抵は急かされることになる。ちょっと古いMacFan誌を眺めていることが多い。その中で拾った話題を紹介する。

ネタは2006年9月号の63ページコラム、「ビデオモードとVRモード」という記事である。ハードディスクレコーダーを購入して、もっとも面食らったのがこれだ。今まで何が何だかわからずに使っていたのだが、その答えを見つけた。以下、記事からの要約。

ビデオモード
市販DVDソフトのビデオ録画用フォーマット。ファイナライズが必要なため、書き換え可能メディア(DVD-RAMなど)に対応していない。二カ国語放送、コピーワンスに対応していない。
DVモード
DVD-RAM、ハードディスクをメディアとしてテレビ放送録画に特化したフォーマット。ファイナライズ不要、二カ国語放送対応、コピーワンス対応。しかし、ビデオモードと互換性なし。
マック対応
ビデオモードはマックで対応しており、そのまま読み込み、再生ができる。VRモードは、対応しているソフトウエアが必要となる。

というわけで、ちょっとわかったような気分になっている。マックファン誌ありがとう。


子供たちと女房の使っているパソコンのキーボードをアップル純正の白いやつに代えたところ、大変不評です。蕁麻疹が治ってほっとしている。