模様替え中。
職場の同僚、年配のご婦人なのだが、パソコンが不調である。AGP graphic の古いPowerMacG4をClassicOSで使っている。バックアップ用に使っているMOドライブが認識されなくなった、という相談を受けたのが二ヶ月ほど前。みると、SCSI接続のドライブを使っていた。MOはバックアップメディアとしては低速、かつ脆弱でお薦めできないが、取りあえず、私が所有して全くと言っていいほど使っていない USB2.0接続のドライブを提供し、急場を凌いだ。
その後、パソコン内部から異音がすると思っていたら、起動時にカーソルがバクダンマークになったとのこと。どうやら内蔵HDDのトラブルらしい。バクダンマークには、私もかなり以前に何度か遭遇したことがある。大抵は、ドライブ関係のハードウエアのトラブルである。起動しないことにはバックアップもクソもないから、何とか起動させなくてはならない。何をやったか余り覚えていないけれども、OS9.2.1のシステムCD-ROMから起動し、DiskFirstAidで内蔵ドライブをチェックすると「問題なし」と出た。いろいろいじっていたら起動するようになったのだが、取りあえず、今のうちにバックアップを取った方がよい。それから、今使っているハードディスクは当てにならないから、内蔵HDDを更新した方がよいとアドバイスした。内蔵用のドライブとバックアップ用に外付けドライブがあると良い。両方手に入れると良いが、内蔵ドライブはケースを開けて作業しなくてはならない。作業自体はたいしたものではないけれど、私は責任を持てないから、取りあえずはデータのバックアップのために外付けのドライブの購入をアドバイス。起動ディスクとして選択可能なFirewire接続のドライブを買ったら良いでしょう。と、当たり障りのないアドバイス。
ご婦人は、マック用のハードディスクを購入するために近所の電機店に出向いた。きょうび、USB2.0とFirewireのデュアルインタフェイスのドライブはいくらでも売っているはずだが、店員もマックのことなどよく分からないから、Mac対応と書いてあるものを取り寄せることになり、しばらく時間が掛かった。
手に入れたドライブをFirewireで接続してみたたが、認識されなかった。OSのバージョンが古い(9.0.4)せいかもしれないと思い、(よく覚えていないけれど、)9.2.1CD-ROMから起動させて、バックアップを取ったように思う。それから、内蔵HDDのシステムをOS9.2.1にアップグレード。結局、内蔵システムは9.2.1で、外付けFirewireを認識するようになったが、外付けの方は9.0.4のまま。外付けドライブから起動させて、内蔵ドライブを捨てる積もりだったのだが、内蔵ドライブのシステムから起動するようになったので、ご婦人は内蔵ドライブを使い続けている。
結局、ほとんど何も解決していないように思う。取りあえずバックアップを取って、システムが起動するようになったことで良しとする。今の状況では、外付けのドライブと、「風前の灯火」内蔵ドライブの同期が必要だが、バックアップソフトの話までするとややこしい。近い将来、クラシックOSが完全に捨て去られることは明らかであるから、来るべきクライシスに備えて古いいろいろなものを諦めて、棺桶OS(という言葉ももう死語だ)から脱却する必要がある。OSXの導入をアドバイスしたいところだが、恐らくメモリやCPUなどのハードを強化が必要だし、ユーザー自身が新しいOSの操作に慣れる必要がある。加えて、恐らくとてつもなく古いソフトをいくつか使っているはず。ハードル高杉。環境の移行まで面倒見切れない。これを機にOSXの導入という建設的な解決法までは踏み込めず。クラシック環境がサポートされている間に何とかした方が良いと思うが、無理だろうな。
Intel版iMacを購入する気満々になっている。これを機に、部屋の模様替えまで済まして、iMacを置く場所を既に用意した。現行のPowerMacもそのまま使い続けるつもりである。どう使い分けるか、悶々としている。
私はパソコンを利用する上で、作業能率を上げるために入力デバイスを重視する。キーボードやトラックボールにこだわるのはそのためである。残念ながら、ATOKとMouseWorksの両方がIntelMacに対応していない。Justsystemのウエブページでは「次期バージョンで対応予定」とアナウンスしているが、具体的なスケジュールは何もなく、いつまで待てばいいのか不明。これは現行バージョンユーザー切り捨てを宣言しているようなものだ。ここらで乗り換えを考えるべきかもしれない。新規購入する予定のIntelMacをどう活用するかに関わる問題である。
取りあえず、ことえりを試してみるたが、どうにも手強い。慣れが重要なのだが、慣れの問題で片付けられぬ。私は一太郎ver.3以来のATOKユーザーである。実は、一時期ATOKから離れたことがある。ものすごく古い話だが、98からマックに乗り換えたときだ。Justsystemはこの時も出遅れて、Mac用のATOKが無かったためVJEという変換ソフトを使った。環境設定で「ATOK風」のキー操作を選べるようになっていた。キーボード入力をずっとATOK式でやってきた。ATOKネイティブなのだ。思うに、パソコンの入力には入力プログラムごとの「方言」があると思う。私はATOK訛りであるはずだ。
EG-Bridgeという日本語入力プログラムに私は今まで縁がなかったが、ことえり以外で最初のユニバーサルバイナリ対応の日本語入力プログラムで3月24日発売。既に体験版がリリースされている。製品情報によると、
他社製日本語入力プログラムからの乗り換え支援について
環境設定ツールを起動し、メニューバーの「ファイル」メニューから「テンプレートの読み込み...」を選ぶことで、他社製品から乗り換える場合でもワンタッチで使い慣れた環境に設定することができます。読み込み可能なテンプレートは標準タイプのほかに、EGBRIDGE(11)、ことえり、 ATOK13〜17と2005、MacVJE、MS-IMEの全11種類。 また、他社製辞書(ことえり、ATOK8・11〜17と2005)のテキスト形式読み込みも、辞書管理ツールで簡単に行えるため、他社製品からでもスムーズに移行できます。
気になるお値段は、電子辞典(三省堂「新辞林」、研究社「新英和・和英中辞典」)込みで9800円で、アップルストアのアカデミックソフトウエアをみるとATOKより幾らか安い。
変換効率というようなプログラムそのものの性能はカタログからは比べようがないが、ATOKに満足していたわけではない。時々、非常に妙な変換や、選択候補の並び順に強い違和感を感ずることがあった。ユーザー辞書も私はほとんど凝ったことはしていない。キー操作さえATOK式を維持できるなら、この際、ATOKにこだわる必要は無いと思う。Justsystemはこの不手際でIntelMacを導入するユーザーのかなりを失うことになるだろう。
部屋の模様替えをした本当の理由は、長女が中学に進むことになったことに加えて、長男が机を占有し始めて、手狭になったからだ。電子ピアノを居間に移して、空いたスペースに事務机を一つ追加した。余裕が出来たスペースにPowerMacを移動した。今まで使っていたHomeERECTAのラックは取りあえず空けてある。
机の奥行きは80センチあるが、19インチCRTとPowerMacを置くとかなり出っ張った感じになる。やむを得ず、全体を右向き斜め45度にオフセットして設置したが、モニタ画面に正対するためにキーボードも机に対して斜めに置くことになり、どうにも入力しにくい。iMacなら、今までモニタとCPUを置いていたスペースに本体とキーボードをおける筈。19インチモニタが何ともしがたい。液晶よりCRTの方が目には優しいと思うけれどこの大きさに今更ながらうんざりする。時々色の滲みが出始めているから、近い将来液晶モニタに置き換えることになるかもしれない。そうなれば、ままごとの箱を一つ片付けて、CPUを机の下に突っ込むことにしようと思う。
子供部屋の配置換えで、パソコンが子供部屋に移動したことになるのだが、現在パソコンの隣のスペースを息子が使っている。息子はパソコンに興味津々で、こっそりトラックボールに手を伸ばそうとする。結構危ない。ネジの頭を見つけると、ドライバを突っ込もうとするし。いやはいや。
長女が小学校を卒業した。中学の進学祝い、その1はメールアドレス。クラスメートは携帯電話を使うだろう。連絡を取り合うのにメールアドレスは必須と思いプレゼントした。本人は携帯電話に今のところさほどの興味を示していない。メールソフトに妻はアントラージュ、私はアップルのMailを使っている。複数のアカウントを使い分ける場合、ひとりで使うならMail、複数ユーザーで使うなら「ユーザーの切り替え」が出来るアントラージュが適していると思う。
どうするべきかちょっと考えたのだが、Thunderbirdを長女のアカウント用にインストールした。メールクライアントソフトのレベルで完全に分けてあげることにしたのだ。メールをやりとりする相手が居ないから、当分は余り役に立たないと思うが、長女は大変喜んでいる。
その2にはiPodを検討中。NHKの英会話講座のCDをiTunesで読み込んで、使わせるつもり。親は英会話に使うというシチュエーションに弱い。まぁ、どう使おうと長女の勝手だが。
前回、エクセルで書類を作るのが流行っているらしい。
と書いたのは、職場で巨大なエクセルワークシートを受け取って、その内容の修正を依頼されてうんざりしていたからだ。先達てニュースを見ていたら、ウイニーユーザーが音声を変えてインタビューに答えていた。
拙いファイルがウイニー上を飛び交っている。罪悪感を感じないか?と云う質問は、彼に対してではなく、情報を漏らした別のユーザーに向けられるべきだろう。彼は感じないと答えた。
警察から漏洩したファイルが、取材映像の中で、所々モザイクが掛かっていたけれども紹介されていた。エクセルである。警察の人はエクセルで書類を作る。
集計したり、計算したり、そういう目的ではない。私が見たエクセルのワークシートは、要するに、行と列を方眼紙の代わりに使っている。行の高さと列の幅をフォント一つ分くらいに設定し、原稿用紙のマス目のように使っているのだ。但し、セル一つずつに入力するのではなく、入力内容の位置決めに使う。
たとえば、3列分の余白を左側に取り、二列分のインデントを設定する。ちょっと大き目の文字を文書のタイトルとして入力するために、例えば4行と20列分のセルを結合させて大きなマスを作る。極めて無駄と感じる。何故エクセルを使うのか分からない。
しかし、ウイニーでダウンロードされた漏洩書類のほとんどはエクセルのアイコンのように見えた。
彼らが一生懸命書類を入力する。職場ではやり終わらずに、家に持って帰ってまでする仕事は、エクセルの方眼紙に、秘密の色々を書き込むことらしい。
総理大臣や官房長官が、ウイニーを使うなと訴えている。問題は情報の管理がいい加減だという一点。
何処ぞの県警本部は、署員の自宅に出向いてパソコンにウィニーがインストールされていないかどうかチェックする意向らしい。チェックが終わったら再度インストールするだけの話し。実効性があるとは思えない。
資料を外に持ち出すことが拙い。データの持ち出しをルールとして禁止する方が先決だろう。私用パソコンの持ち込みを禁止すること。仕事に使うパソコンは署内のLANでネットブートにして、捜査資料入力のための専用のソフトウエアを使う。すると仕事を家に持って帰ることが出来なくなる。大変効果的なはずだ。
従って、ウイニーを禁止するよりもエクセルを禁止した方がずっと効果があるのではないかと、私は感じた。
(漢字変換の間違いを修正:2006-04-17)
すべてのユーザの方に、Security Update 2006-002 の適用を推奨します。このアップデートでは、次のコンポーネントでの信頼性とセキュリティの強化が行われます。
- apache_mod_php
- CoreTypes
- LaunchServices
- Safari
- rsync
また、このアップデートには Security Update 2006-001 での改良箇所も含まれており、次のコンポーネントでのセキュリティ強化が行われます。
- apache_mod_php
- automount
- Bom
- Directory Services
- iChat
- IPSec
- LaunchServices
- LibSystem
- loginwindow
- rsync
- Safari
- Syndication
- このアップデートの詳細については、こちらを参照してください:
- http://docs.info.apple.com/article.html?artnum=61798-ja
春休みだが、仕事はいろいろ。