関西に出てきて、驚いたのは、水と空気の臭い。

阪急梅田駅。京都線側から

阪急梅田駅。9つのホームが並びます。

えんじ色の電車

夙川駅甲陽線(支線)の電車。

次に驚いたのが、阪急梅田駅です。

阪急電鉄は梅田を起点に、大阪の北側に3つの主要な路線をもっています。東に京都線、北に宝塚線、西に神戸線。その全ては阪急梅田駅を出発し、淀川を渡ったあと、十三駅から三方に分かれます。

阪急梅田駅は三つの路線、それぞれにホームが三つ、つまり、9本の線路がずらりと並ぶターミナル駅です。私の生まれた街にも鉄道がありますが、あくまで中継点で、ターミナルではありません。ターミナル自体が珍しかったこともありますが、この規模の大きさは他に並ぶものが無いように思います。まるでヨーロッパの映画の舞台に迷い込んだような気分になりました。学生の頃は阪急宝塚線を利用していましたが、毎日梅田駅を通るのが楽しみでした。

関西の私鉄、数ある中で、阪急はトップブランドを維持しているようです。電車自体は臙脂色の古くさい雰囲気なのです。何度かデザインを変えようという話が持ち上がっていましたが、結局そのまま。車体横に水芭蕉のようなマークを入れた以外、伝統の塗装を守っています。

西宮の住民になって以来、梅田に出るには阪神を利用しますし、阪急夙川から電車に乗るときは、十三で乗り換えることが多くなり阪急梅田駅に出ることは滅多にありません。出張帰りに、蛍池から久しぶりに宝塚線で梅田駅に出て、なんだか十数年前の感覚を思い出し、懐かしい気分になったので写真に納めました。


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