お誕生日のプレゼントに
まず、お断りしておきますが、私はそうしょっちゅう釣りに行くわけではありません。とうか、二年ぶりくらいに釣り竿を引っ張り出したのです。釣り方とか、釣り場情報とか、そういう意図で書いているわけではありません。
ヨウカラの誕生日が迫り、プレゼントに何が良いか？先月のタンタンの誕生日は、プラレールのレールセットに加えて、大阪駅と京都の梅小路機関車館へ。新幹線乗車のおまけ付き。これがお姉ちゃんたちにもよほど楽しかったと見えて、ヨウカラは、ものでプレゼントをもらうより、どこかに連れて行ってもらう方が楽しみのようです。初めのうちは、大阪の科学館に行きたい、と云っていたのですが、何度か云ったことがありますし、どこが良いか、色々と悩んだ末に、ある日、お風呂の中で、魚釣りに行きたい、と云い出しました。なかなか良いアイディアです。ナミンチも行きたいと云いだし、決定。
早速、安全で釣れそうな釣り場を探しました。須磨のあたりの海釣り公園は、どうでしょうか？
準備など
まずは情報収集。ヤフーで須磨海釣り公園を検索しました。神戸市立の海釣り公園は２カ所あります。ウエブサイトで調べると、須磨海釣り公園、平磯海釣り公園。須磨の方がうちからは近いですが、それほど差はありません。どちらも駐車場がありますが、平磯の方が、シンプルで、釣り場と駐車場の距離が近そうです。料金もいくらか安め。ということで、平磯の方に決めました。サイトでは、釣果情報なども扱っています。入園料、営業時間、定休日などは、サイトの方でご確認ください。
釣りはなかなか高度な遊びです。幼稚園児には難しいかもしれません。ましてやタンタンは、邪魔するだけと云う気がします。朝早くに出かけなくてはなりません。カアサンと相談の結果、今回は、小学生二人をトウサンが連れて行き、下の二人とカアサンは留守番をすることになりました。
おおよそ二年ぶりの釣りと云うことになります。釣り竿も埃だらけです。子供たちが釣りますので、サビキ釣りが良いのではないかと云うことで、その準備をしました。おもり付きのカゴにアミエビを入れて、５〜６個の擬餌針の付いた仕掛けの下にぶら下げて釣るのです。関東では、カゴを仕掛けの上に付けるらしいです。適当な竿がひとつしかありませんので、急遽買いに行くことにしました。釣り道具屋は夜遅くまでやっています。仕掛けなどは、随分昔に買った分が、道具箱に入っていました。
出発
しっかりした手すり。岸壁の向こうが駐車場
釣り場は、朝６時からオープンですので、出来ればそれに間に合うように。朝５時過ぎに目を覚まし、子供たちと車で出発。途中、コンビニで私たちの餌を買いました。我が家からだと、途中で深江から阪神高速神戸線に乗り、若宮まで。降りると須磨です。須磨海釣り公園を通りすぎ、明石海峡大橋が見え始めた頃、平磯海釣り公園着です。入り口のゲートで駐車料金と釣り料金、入園料などを払います。車には３人乗っていましたが、竿は二本だけですので、子供と大人一人ずつの釣り料金と、子供一人分の入園料を払いました。釣り場となっている岸壁沿いに、延々と駐車場が続いています。
釣れました
自分で餌を付けるナミンチ、遠くに橋が見えます
イサキが釣れました
クロダイも！
魚釣りの難しいところは、必ず釣れるとは限らない、と云うことです。もちろん、上手、下手はあります。でもやってみないと分かりません。アジかサバでも釣れたらいいな、と思いながら、売店でアミエビを買いました。防波堤に上ると、すぐに釣り場です。
空はすっかり明るくなってきました。波は静かです。まだ余り混んでいません。二つの竿に仕掛けを付けて、餌をカゴに詰め込んで、始めます。とりあえず、トウサンがやってみるから、と、久しぶりですし、、、すると、いきなりアタリ。つり上げると、１２センチくらいのイサキです。子供たち大喜び、早速自分たちもやり始めます。トウサンは、二人の背後について、餌を詰めたり、アドバイスしたり。どちらかというと、ヨウカラの方が沢山釣ったようです。イサキが順調に釣れます。二人の糸が絡まないように、二人とも同じように釣れるように、色々気を遣ったつもりです。小学生たちはそのうちに餌を自分たちで入れるようになり、トウサンは一息つくことが出来ました。そのうち、ヨウカラの竿に、今までと違う強いアタリ。よいしょ、とつり上げると、なんとクロダイではありませんか。
二人は２年離れていますが、こういうことをやると、ライバル関係。ヨウカラばかりが釣れると、お姉ちゃんのナミンチとしてはおもしろくないに決まっています。でも、まぁ、条件は概ね平等ですし、私は興味深く見守っていました。悔しさをじっとこらえるナミンチ、随分成長したなぁ、と、思いました。２時間ほど釣って、そろそろ餌も尽きて来ました。残った餌を全てナミンチのカゴに詰め込んで、「これで最後、終わったら帰るから、絶対に釣りなさい。」と、少々無理な励まし方。日が高くなってきて、もうほとんどアタリが無くなっていたからです。ところが、最後の最後、ナミンチの竿にはイサキが２匹、掛かったのです。嬉しそうなナミンチ。
「おまえは、ちょっとプレッシャーをかけた方が、良いみたいだねぇ。」ほんとに、長女は本番に強いタイプです。
今日の釣果とまとめ
二人とも、満足
というわけで、合計、イサキを１３匹、クロダイを１匹。ナミンチがフグを一匹釣り上げましたが、放流しました。二人とも、大いに満足したのです。
平磯海釣り公園は、子供たちと訪れるには、なかなか良いところです。まず、安全です。全面に柵があり、転落の可能性はほとんどありません。係員が居て、トイレがあって、売店があって、駐車場も完備、と云うことで、今度は６人揃って来ようか、と云う気になる場所でした。入園料など、コストは結構かかりますが。
帰り道、公衆電話からカアサンに電話。「鯛が釣れたことは内緒にしておいてね」家に帰ってから驚かせよう、というのです。帰り道沿いのＪＲで、ブルートレイン「なは」を見ました。とっても楽しい釣りとなりました。
釣った魚たちは、トウサンが鱗を取って、その晩のパーティで、ギョウザ鍋に入れて食べました。
更新履歴
- 作成日：4/8/01
- 修正：12/13/02
- 5/11/04：更新履歴追加
- 6/17/04：マークアップ修正。関連リンク追加。
- 2004-11-03：テンプレート修正