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科学館:場所と交通手段

日曜日、お出かけ先は、、、たまにはちょっと毛色の違ったところへと、大阪市のど真ん中、中之島の大阪市立科学館へ行くことにしました。もちろん、車で出掛けます。駐車場が一杯だったら、大阪城公園にしましょうか、、などと相談がまとまり、出発です。

駐車場

駐車場から、楕円形というのがお解りいただけるでしょう

わが家からは、阪神高速神戸線に鳴尾から乗って、700円、中之島西で降ります。あっという間の700円です。降りてからはすぐ。トウサンはこの辺りで以前勤めていたことがあり、土地勘がありますので、迷うことはありません。念のため住所ですが、大阪市北区中之島4-2-1、電話は06(6444)5656。休館日は月曜日(祝日の場合は開館)祝日の翌日(土・日・祝日の場合は開館)および、年末年始(12/28から1/4まで、となっています。開館時間は9:30から16:45まで。駐車場があります。約80台収容、料金は一時間あたり300円となっています。

とにかく、バブリー

ここは元の大阪大学の敷地だったところ。バブルの頃に計画が出来て、完成はバブルがはじけた頃と記憶しています。

エントランス

地下一階、ロビーでチケットを買う頃。エリポンはすでにテンションが上がっています

楕円形のモダンな建物です。建物自体は地下一階、地上4階。中央付近はガラス張りの吹き抜けになっていて、バブル様式を踏襲しています。吹き抜けの東側は主にオムニマックスとプラネタリウムの劇場、西側が科学館の展示という構成です。駐車場から入ると、地下一階。チケット売り場があります。観覧料金は大人400円、学生300円、中学生以下は無料です。団体割引がありますが、さすがにわが家でも団体割引にはなりませんでした。プラネタリウム、オムニマックスは、それぞれ別料金、大人600円、こちらは子供も300円必要です。出来るだけお金を掛けずに楽しむという、わが家のポリシーに基づき、というより、タンタン、エリポンがジッと星や映画を見るというのは無理なので、展示場の料金のみ支払いました。そのままエレベーターで4階まで上がります。

宇宙がテーマの4階

さて、4階は「宇宙とその発見」というテーマ。宇宙の模型やら、望遠鏡、他にも、なにやらむつかしそうな展示が並んでいます。

実物周期律表

実物を展示した周期律表。結構珍しい元素があります

二重らせん

さて、何でしょう?DNAの模型です

子供に解るのだろうか?と少々心配になります。子供たちは早速面白そうなものを見つけて、夢中になって遊んでいます。

様々な模型が並んでいます。物理の法則が、実際に触って理解できるようになっています。理解を手助けする模型が並んでいる、といった方が正確な表現かも

ケブラーの法則はばっちり

子供たちに大受けだったのが、これ↓です。

ケブラーの法則、なにやらややこしいが、、、

実物を見ると、納得できる。すり鉢のような穴に向かって鉄球を転がすだけですが、、、

すり鉢に向かってボールを転がすと、穴に近づくとスピードが上がって、なかなか穴に落ちないというわけです。ほうき星の軌道を説明するケブラーの法則のモデルであります。確かに面白い。他には、静電気やら、磁力やら、遠心力など、実際に触って感じられるようになっています。それから、文化財的価値のある、由緒正しい実験道具の展示など。理屈を考えるとむつかしいのですが、展示自体は至ってシンプル、子供たちにも受けるようです。

怪しげな3階の展示

さて、エスカレーターで3階に降ります。3階のテーマはエネルギーです。様々なオモチャ、展示で、発電と電気の仕組みを体験することが出来る、かどうかは別として、、、、

静電気を起こすハンドル

静電気の実験。これは4階だったかも

核連鎖反応

さて、核燃料が臨界に達し、連鎖反応を起こす様子。ピンポン玉が飛び出します。アルファー線、アブねぇなぁ

どうやら、●西電力がかなりのお金を出しているようです。原子力がいかに役に立つ素晴らしいものであるかが理解できるように工夫されています。私は原子力発電については、中立的な立場の積もりです。クリーンなエネルギーかもしれないが、それを言う前に、核廃棄物の問題を解決するべきだと思う。そして、原子力利用自体が電力会社が主張するほど、最新の科学技術を駆使したものでも、安全なものでもないことは、先の臨界事故や、どこぞのナトリウム漏れ事故が証明している。電力会社の、こういったプロパガンダについては、否定的見解です。しかし、展示は子供たちに結構受けていました。

一番人気があったのは、水力発電のモデルで、大きな滑車を廻して水を汲み上げ、レバーを押してバルブを開くと水車が電気を起こす。ナミンチは必死になって水を汲み上げます。かなり疲れる展示。小学生向き。

楽しめる一階の展示

下へ降ります。二階はほとんど印象に残っていません。一気に1階へ。一階は「ふしぎな科学」がテーマです。鏡を使ったトリックのようなものや、ホログラム、空気を使ったバスケットや、浮力の実験、音波、など、単純で楽しい展示が一杯。

不思議な鏡の一つ

空中に浮く事が出来る鏡

磁石に熱中するナミンチ

電磁石で、芸術をつくろう。時間が来ると磁石が止まり、崩れ落ちます。大変な人気

さて、出口の前の電磁石のオモチャ、子供たちはしばらくここから離れようとしません。一階には売店があって、展示に関するオモチャや書籍がいくらか並んでいます。宇宙食というのもありました。同じく一階には喫茶店があり、軽食が取れるようになっています。

建物の構造からも想像が付くように、バブルまっただ中の設計だと思います。様々な展示の多くは、開館以来。つまり10年近い歳月が流れているはずです。その間に、新しい発見も数多くあり、展示のリフレッシュは、大阪市にとっては頭の痛い問題でしょう。良くやっているとは思いますが。チケットブースにいらしたお姉さん達のユニフォームも、どことなく、10年ものの雰囲気がただよっています。

見かけ以上に、子供たちには楽しい遊び場です。わりと空いていて、かけずり回るのに不足はありません。そして子供たちが体を使って遊べるところ。多少騒がしくても、苦情を言われない雰囲気。展示物自体は、かなり安全に気を使っているようで、タンタンがフラフラと歩いても、気になるようなものは無かったようです。

大人がみると、ちょっと難しすぎ、という印象なのですが、子供たちは大変気に入った様子。また行きたいといっています。

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