私はMacBookProを使うときに大抵は外付けのモニタとキーボードを使っている。また、デスク上に書籍やノートを置く場所を確保するため、MacBookPro本体は机の奥まった場所に置く。どうしてもモニタ画面は手許から遠く離れることになる。あと、私はMacBookProのモニタが余り好きでない。ピッチが細かすぎるし、画角の狭さも余りよく感じない。
だから、職場では三菱の19インチCRTモニタ、家ではIOデータのフラットパネル(19インチ)をメインモニタに指定している。MacBookProを単独で使う(内蔵モニタに向かってトラックパッドを操作しつつ内蔵キーボードを使う)のは仕事を家に持って帰って居間の食卓で作業するときくらい。普段の私は目の前のメインモニタと、机の奥の方に置かれたMacBookProの細かい液晶画面に横目で目を移す状況だ。
ウエブページには小さなフォントが指定されている場合が多い。読めないと思ったら迷わず、コマンド+でブラウザの文字表示サイズを大きくする。
事務方の配布するエクセルやワードの資料にはとにかく小さな文字を詰め込んだようなものが多い。印刷して眺めるなら一向に構わないが、それらをパソコンのモニタ上で確認せねばならないときは画面をズームインで拡大する。エクセルの場合、表の横幅がウインドウからはみ出すので横スクロールが生じるが、それは現実には余り影響がない場合が多い。エクセルの表は2つのデータの対応関係が理解できればよいから、重要な列を一つ見つけ出せば概要は理解できるようになっている。縦x横で膨大な情報量となるエクセルのスプレッドシートだが、モニタ上の情報を処理するのは人間である。数百のセル全部目を通せるわけがない。人が処理できる情報には限りがある。並べて安心する事務員さん達の為のエクセルである。
メールをHTML形式で送ってくる人は大抵文字を小さく指定している。何を考えているんだろう。身を乗り出して目を細めてじっと見つめなくてはならない。HTMLメールは問答無用でテキスト表示とする。添付のPDFは適当に拡大して眺めて、必要があれば印刷。但し、事務書類にはコンフィデンシャルなものも結構あるから、印刷結果の扱いには気を遣う必要がある。
パソコン画面と視覚の関係を考えると、視力よりも視認力が重要と感じる。パソコンのモニタ画面の見やすさに自分なりの基準があり、それから外れるものを見づらいと感じるらしい。慣れと云う言葉は単純で、話を見誤るかも知れない。