同僚が、PowerBookG4の調子が悪いという。アルミニウムのG4で1.5GHzのやつ。OSは10.3を使っている。パワーポイントで講演中にフリーズしたようになるとのこと。起動しなかったり。

同僚は、演台を疑っている。演台の足元には色々な機器が詰め込んである。プロジェクタ用のモニタも入っている。資料提示装置のコンソールである。その上にPowerBookを置いて起動すると調子が悪いという。そんなことがあるのか?電波か?

用意したパワーポイントファイルを開く時に、大変時間が掛かるという。可能性としては、パワーポイントの中に何か細工がしてあって、ヘビーな内容になっている。或いは、HDDの特定の領域に読み出しにくい部分がある。後者はとても厄介なケースであろう。場合によっては内蔵HDDを入れ替えである。この場合、強く疑う。つうか、嫌疑が掛かった時点が最後のチャンスで、直ちにバックアップを取るべきである。同僚はCD-Rに色々とファイルを焼いてバックアップを取る様なことをやっていたので、それはちょいと前時代的だと思った。

何にせよ、調子の善し悪しにかかわらず、バックアップは取らねばならない。やるなら外付けのHDDを用意して、丸ごとバックアップするが宜しいよコスト的にも、手間的にも。CD-Rのバックアップは目的によるけれど、今はそのタイミングとちょっと違うと思う。なんつうか、やっている人に面と向かって説明するのは結構難しいな。

システムプロファイラーを見せてもらうと、内蔵メモリが512MBのみ。これはちょっと厳しそうだ。とりあえず、アクティビティモニタの使い方を教えてあげた。円グラフの緑色の部分が残りメモリで、これが足りなくなると、HDDに書き込みに行くから、待たされる。頻繁にHDDにアクセスが繰り返されるから、調子の悪いドライブならフリーズの原因になるかも。アクティビティモニタのグラフは説得力があったようで、同僚はメモリを増設することを決意し、ヨドバシに電話をした。PC2700規格のメモリ1GBが交換手数料込みで2万円ほど。通販の方が安いと思い、アドバイス。

数日後、秋葉館から届いたメモリの交換をお手伝いした。00サイズのプラスドライバを使えとマニュアルには書いてある訳だが、緊張した。力の加減が分からない。ねじ山を潰すと目も当てられない。まぁ、出来たのだが。

MacBookProのメモリを増設した時にDDR2/PC5300規格のメモリが余っていた。形は大変よく似ているが、切り欠きの位置が若干違っており、PC2700とは互換性がなかった。動作する電圧も違うとのこと。DDR2/PC5300の方は値崩れだな。とっても安くなっている。

一応、メモリの増設(512MBから2GBへ)は無事終了した。もしかすると状況は良くなると思うが、HDDのトラブルは可能性を残したまま、なにも解決していない。

一方、先達て、私と同じMacBookProを手に入れた年長の同僚は、結局、PowerMacG4から離れられずにいる。古いフォトショップとか、(あのおぞましい)クラリスワークスなどを使う必要があると思っていらっしゃるようだ。結局、中古でPowerBookG4/550MHzを手に入れた。クラシックOSで起動するパソコンが必要らしい。まぁ、そういうことなら仕方がない。選択肢としては悪くないと思う。悪くはないが、MacBookProがもったいないと思う。

分類
Mac
URL
http://www.oyakonews.com/oyanews/homep/HP2008/HP080119.html