このページのもくじ

  1. はてなのサービスがお休みの日
  2. はてなとの出会い
  3. メニューもしくはナビゲーション
  4. 長女とヨドバシを歩く

記録的な暖冬のようだ。

はてなのサービスがお休みの日

先週末は、はてなのサービスが日中まるまる一日メンテナンスでお休みとなった。夜でなく日中おこなったのは、夜間の利用者の方が多いということなのか。おそらくメールで案内が来ていたのだろうが、私のメールクライアントは、はてなのメールを迷惑メールに分類するから、目に留まらなかった。

私の生活に、はてなのサービスは深く食い込んでいる。気になることをダイアリにメモする、興味深いウエブページを見たらブックマークに加える。(私にとってダイアリとブックマークは裏表一体の関係だ)。巡回しているウエブページの更新をアンテナでチェックする、あるいは、お気に入りブックマークを拾い読みする(アンテナとブックマークお気に入りも相補的な関係にある)。私のウエブページの評判をはてなカウンターで、あるいは、ブックマークされたかどうかを新着ブックマークでチェックする。私がレギュラーに使っているはてなのサービスと使い方はこんな感じだ。

アンテナは私とWWWを繋ぐ窓のようなものである。最近アンテナは余り流行らないらしい。しかし、私のアンテナはいまも進化を続けている。私にとって大切な宝物だ。サービスが止まってみて、アンテナのありがたさをあらためて感じた。自分がローカルブックマークをほとんど使っていない事に気がつく。実際にはアンテナ登録の半分ほどが「はてなダイアリ」でしめられているから、メンテナンス中はアンテナと一緒に止まっていたはずだ。

はてなブックマークのお気に入りは、気まぐれなラジオニュースのようなものである。お気に入りに登録したidごとに得意分野やブックマークの個性がある。

私ははてなダイアリに気になったことをメモするのだが、興味深い話題を見かけてもダイアリとブックマークが使えないために、残すことが出来ない。こういったウエブページを運営していく上で、日々の記録を残すことは重要だ。以前使っていたサーバーが頻繁にトラブルを起こしたため、サブアカウントの積もりではてなダイアリを使い始めた。道具としてのパソコンでは余り私の家族の話題を扱わないが、おやこニュースのメインコンテンツは家族日記である。それを作るには家族の(特に妻の)協力が必須なのだ。簡単な記法でHTMLを作る事が出来て、ブラウザベースでリモートサーバーに情報を書き込むことが出来るから、妻にも使ってもおうと思ったのだが、結局私が一人で使っている。

一応、夕方五時半までの予定でメンテナンスということだが、こういう予定はあくまで予定で、そろそろ何か動き出していないか、と思いつつ、ブラウザを眺める一日。何も見えず、何も聞こえないような気分になった。私はずいぶんはてなのサービスに依存してしまっている。

はてなとの出会い

私が最初に使ったはてなのサービスはアンテナだった。当初は他人が管理するアンテナを勝手に利用させて貰っていた。これは便利だと思い、そのうちに自分でアンテナを作った。当時も今も、はてなのアカウントは無料で取得できる。はてなのサービスに出会った当初、大変不思議な気分になった。当初、アンテナには広告が入っていなかった。ダイアリは今でも広告なしだ。無料サービスはありがたいが、果たして商売が成り立つのだろうか?

アンテナを使っていて気がついた。アンテナに登録することで、ユーザーははてなに興味深いウエブページのURLを提供することになる。はてなはユーザが見つけてきた人気URLの一覧を手に入れる事が出来る。その一覧をどう使ったら商売になるかは判らないが、極めて貴重な情報であることは間違いない。

それから、はてなダイアリ。これは今も広告が入らない。このようなものを運営して、何か商売になるのか?たしかに、人気ダイアリがあればはてな自体の注目度は上がるだろう。鍵ははてなダイアリキーワードである。はてな側がダイアリの本文中に設定したキーワードをアンカーとする。クリックするとその言葉に関する解説ページにジャンプする。解説文は各ユーザーが編集する。こうすることで、旬の話題に使われる様々なキーワードの解説ページが出来ていく。これらをダイアリを経由して有機的にくみ上げていくことで「現代用語の基礎知識」のような知識の集積をねらっている。現に、ヤフーなどのニュースページで言葉の解説としてはてなのキーワードがリンクされていることがある。同じようものとしてWikipediaがあるが、はてなキーワードはそれよりもずっとカジュアルで、おそらく一般のブロガーにとっては取っつき易いものなのだろう。また、キーワードは同じような話題を扱うダイアリ同士を「おとなり日記」として結びつける。

実は、このキーワードリンクを邪魔と感じる人が多いようだ。勝手に作者が意図しないアンカーを設定するために、作成者は自分の思い通りにならない部分だし、閲覧者にとってはついうっかりクリックしてしまう罠のようなものである。いくらかのコストを負担して有料サービスを申し込むと、かなり柔軟な設定が出来るが、完全な解除は出来ないようだ。私は自分でキーワードの編集をしたことはない。

さらにブックマーク。比較的新しいこのサービスは、凄い。各ユーザーが一つの結び目となる。そして、その結び目を個々のユーザーの興味のベクトルが繋いでいく。数万人がURL情報を共有し、それらにタグやコメントなど付加的な情報を追加し、データベースの価値を高めていく。

ユーザーに無料でサービスを提供し、見返りとして情報を得る。個々のユーザーがURLを通して見聞した感想そのものが情報になりうる。私はオープンソースのデータベース構築を目指しているのだろうと理解している。

メニューもしくはナビゲーション

おおよそ、一日辺り10名程度が道具としてのパソコン更新版を訪れて下さる。はてなカウンターでアクセスを解析しているから、そのようなことが判る。多くのユーザーはリファラーなし、詰まりおそらくローカルブックマークを利用してアクセスしていると思われる。

道具としてのパソコンは自分用のメモ書きを公開している。作り始めたのはブログサービスが主流になる以前であり、ブログツールを使わず、ドリームウィーバーというソフトウエアの力を借りてナビゲーションや目次などを作るが、かなり手間がかかっている。ナビゲーションやもくじを用意する理由は、検索などで偶然やって来た人に対するユーザーサービスと、私のページのコンテンツを宣伝するためである。何にせよ、他人に見せるためにナビゲーションを付けている。

ブログサービスには、ありとあらゆるメニューやらナビゲーションが幅を利かせている。設定画面に並ぶ中から適当に選ぶと、変更がブログ表示画面に反映される。別に何の苦労もない。カレンダー、最近のタイトル、最近のコメント、最近のトラックバック、等々が所狭しと小さな文字で並び、本文を圧迫している。ブックマークの数やら、自分が残したコメントまで表示している。何でもアリだ。ブログだからだ。何かのメニューをいじると、自動的にアンカーのリストが出来上がる。その必要性は二の次。簡単に出来るからやる。

ユーザーサービスって何だろう。メニューやらナビゲーションがずらりと並ぶ。何のためにそんなことをして居るんだろう。自分のためか、それとも閲覧者のためか。

「プロフィール」は閲覧者のためだ。自分で自分のプロフィール見たってしょうがないから。ただし、ブログ画面にいちいちプロフィールを表示してブラウザ表示の場所を塞ぐより、プロフィール画面へのリンクアンカーを提示する方が親切というものだろう。他にユーザーに対する配慮として表示させるべきものは何だろう?

私はメニューに関して確固たる信念を持っている。閲覧者の9割はいくつかの検索語を目当てに検索ページ経由でやって来る。さらに検索経由の来訪者の9割はメニューなどお構いなしで、その検索語に関係する情報を集めようとするが、わざわざホームに寄ったり、掲示板を見たり、コメントを残したりなどしない。

ずらずらと並んだメニューをクリックするにはウエブページの構造を理解させる必要があるが、ほとんどの閲覧者は忙しく、いちいちメニュークリックして記事を探し回ったりなどしない。おそらく、半分以上はブラウザウインドウをスクロールさえさせずに次の検索結果に向かう。わざわざページの中を探し回る暇があったら、あらためて検索語を追加してググる方がたやすいのだ。従って、ウインドウを開いたときにいきなり表示される画面の左上隅に表示されるものが大変重要である。ホームや最新の記事へのリンクは右上隅、とりあえず表示させる場所に用意すべきだろう。

メニューやナビゲーションはサイトの構造を熟知した常連さんに対してのみ、意味を持つ。しかし常連さんは実は「最新の記事」を読みに来る。余程暇なときか、何か動機付けがある時以外に過去のリソースを掘り起こしたりしない。出来るだけ少ないクリックで、必要な情報にたどり着けるように配慮するのが管理人のつとめだと思っている。余計なクリックをさせないようなサイト構成が大切だ。見も知らぬ、初めて訪れるサイトで何でもかんでもクリックするのは、無防備というものだ。このページの想定する読者は不特定多数(もしくは不特定少数)だ。来訪者に期待するのは、訳の分からないアンカーをクリックしないという態度だ。

結局、メニューやナビゲーションというようなものは、ほとんどの閲覧者には役に立たない。だから、最初からそのようなものは閲覧者のためではなく、管理者が管理しやすいように設定したらよい。私はとりあえず、保存版は可能な限りシンプルなナビゲーション構成を目指し、更新版は宣伝を兼ねて様々なナビゲーションを並べている。

長女とヨドバシを歩く

長女の誕生日。13歳になった。中学1年生である。誕生日当日は溶連菌感染症と気管支肺炎のため、入院中だった長女に、何か誕生日のプレゼントを買ってあげようと云うことで、私が梅田に連れ出した。いつも弟妹たちも一緒なのだが、今日は父と娘水入らず。年に一度の特別な日である。

何が欲しいか?と尋ねるが、特に欲しいものはなさそうである。トウサンとウインドウショッピングをしつつ、何かインスパイアされる状況を期待しているに違いない。iPod nanoを入れる巾着袋が欲しい、というので、とりあえず茶屋町のLoftに向かった。いろいろ見て回ったが、今ひとつぴんとこないらしい。結局、鞄売り場で、Colemanのアウトドア用の小さなバッグを手に入れた。もう少し予算に余裕がある。三番街でちょっと豪華な食事。子どもたちと外食して、フォークとナイフで飯を食うのは初めてだったかも知れない。

さて、満足したか?どうもしていないらしい。じゃ、ヨドバシ、行ってみるか。

実は、私はロフトにiPod関連の商品がいろいろあると期待していたのだが、ほとんど何もないと言っていい状況だったのだ(探し方が拙かったのか?)。ゴミだらけのアーケードを抜けて、ヨドバシへ向かった。驚くなよ、といいつつ、長女を一階のマック売り場に連れていった。長女絶句。

まるでiPod屋さんだ。ま、もちろん他にもいろいろとあるのだが、あっちにもこっちにも、iPodアクセサリが並んでいる。うーん、最初からこっちに来ても良かったな。巨大なiPodストア。結局、長女はストラップ付きヘッドフォン(Laynard Headphones)を選んだ。旧iPodnano用の白いやつは陳列棚に無かったのだが、実物をぶら下げて歩いている店員を見つけて尋ねたら、すぐに出してくれた。4500円。

こういったちょっとしたアクセサリが道具の使い途を広げる。せっかくプレゼントしたのだから、もっと有意義にiPodを使って欲しいと思っていたのだ。長女は帰宅してから犬の散歩に早速iPodをぶら下げて出かけた。


結構、忙しいかも。気長に待ってください。アンテナなど使うと良いかも。