このページのもくじ

  1. 情報漏洩
  2. iMac欲しい
  3. 互換性の問題
  4. トラックボール更新

子供たちのインフルエンザで混乱の我が家。

情報漏洩

多分マックユーザーには縁のない、ウィニーのウイルスが大活躍、というか何というか。あっちからもこっちからも漏れまくり。警察の捜査資料に自衛隊の軍事機密に、小学校の名簿やら中学校の成績表やら。2006-03-08付け毎日夕刊一面には、岡山県警の捜査資料漏れについて、漏らした当事者が倉敷署内情報管理担当者だったという、シャレにならない笑える話し。情報流出の危険性を熟知しながら、通達に違反して再三使用していた。多分、ファイル交換ソフトのインストールや仕様を禁じる通達を出したご本人だな。

脱力ついでに、軍事機密の漏洩で、国家の安全保障が揺らぐ事態になりかねない防衛庁は、業務用のパソコンが足りないために私物パソコンで業務をこなしていたのが原因ということらしい。今をさかのぼること十年ほど前に防衛庁の各部署は、機密保持の立場から外線電話とコピー機の設置が認められていなかった。隔世の感がある。インターネット時代に入り、緩みまくりだ。

Yomiuri Onlineによると、防衛庁は情報流出防止対策として私物パソコンを業務から追放するために、7万台のパソコンを官費で購入するとのこと。7万台も更に増やして益々漏れるのではないかと心配になる。これに費やす予算は40億円で、一台6万円弱。DELLかな。

しかし、そんなことをして大丈夫なのか。高がウィニーのウイルスでこの騒ぎ。サイバーテロや情報戦で本気の人が防衛庁にチャレンジしてきたらどうするのか。むしろ、汎用性の高いパソコンを使うことが拙いのではないか。防衛機密を守るには、セキュリティレベルの高い独自のオペレーションシステムを開発することを考えた方がよいのではないか。6万円弱のパソコンを買って、インストールするソフトはあらかた違法コピーなんてことになるとシャレにならない。40億円で国防機密を守ることが出来るとは到底思えず。

iMac欲しい

新しくパソコンの購入を検討している。intelCPU搭載のiMacを考慮中。うーん。

過去、何度も不調に陥っているパワーブック。昨年辺り、そろそろやばいという話をしたときに、女房が、仕事でどうしても必要なものだし、そのために幾らかへそくりがある、という。残念ながら、パワーブックを買うには足りないが、心遣いに大いに感謝。「仕事で使うパソコンは仕事で稼いで買う」と宣言し、そのへそくりはそのままになっていたはず。増えてなかったが、iMacなら何とか手が届きそうである。現在、iPodとマック本体のセットでキャッシュバックのキャンペーン中。チャンスかもしれない。長女の中学進学祝いにiPod nanoを検討中なのだ。

iMac17インチモデルなら予算内で収まりそうである。モニタサイズとスピードなら20インチモデルだろうが、5万円ほど高めで予算からはみ出る。金額の差を何とか工面しなくてはならない。月々の小遣いを減らして、分割払いで家計に返そうか。先達て、デジカメを買ったばかりだし。

取りあえず、女房に相談すると「5万円の差なら良い方を選んだら」と、こともなげに言う。問題は、それを今購入することの是非なのだ。それなりに最新OSで稼働しているPowerMacと二台並べて有効活用が可能かどうか。あと二年は使い続けると宣言してCPUアップグレードに踏み切ってからまだ一年ちょっとしか経過していない。そして、タイミングの問題。intelMacは出始めである。今後の展開は読みがたい。

自宅の居間に鎮座して、PowerMacはよく働いている。ウエブサイト作製に加えて、携帯電話を持たない我が家では、メールの送受信をマックが受け持つ。一日でも使えない日があると女房は困るだろう。それ以外にも、様々な情報検索や、通販、デジカメ画像の保存と閲覧、音楽鑑賞と、パソコンの重要性は増している。CPUアップグレードを経て、使えているけれども、例えばiTunesで音楽をならしながら他の操作を加えると音が途切れる。目一杯なのだ。デジカメによる画像の整理を本格的に行うにも、iPhotoを動かすには少々荷が重い。

うーん。こういうことを書くのも、気持ちを整理して、冷静な判断をしようと思うから。だいたい、買って何の役に立つのか?

互換性の問題

以前、OSXを導入したときに互換性で少々苦労した。殊に、当初OSXを導入したPowerBookのクラシック環境が英語版だったことが話をややこしくした。また、多くのドライバの類が「取りあえず作動するけど、いろいろな機能は諦めてください。無いよりマシでしょ」レベルだった。更に遡って、68KからPowerPCへの移行の時は、私自身がPowerPCを手に入れるのに時間が掛かったために互換性で悩むことはあまりなかったように思う。随分昔のことなので記憶が定かではない。68Kエミュレータにせよ、クラシック環境にせよ、なかなか良くできていた。

現在、仕事で使う特殊なソフトを除いて、クラシック環境を立ち上げることは無い。移行におおむね2年ほど掛かったという印象である。CPUの切り替えにともない、同じバージョンのOSXに二種類ある状況だ。PPCとintelバージョンは別物であり、ソフトウエアアップデートも別々。インストールディスクも互換性がないらしい。ソフトウエアやハードウエアのドライバなどのintelMacへの対応状況は、Nativeあるいはユニバーサルバイナリとしてintel用に作り直してあるものに加えて、OSにロゼッタという翻訳ソフトが用意されており、上手く翻訳できるものはそのままintelMacで動作するということ。但し、ロゼッタは万能ではなく、全く動作しないものもある。互換性に関する情報がいくつかのサイトにまとめられている。

以下、私に関係するものをまとめておく。

rosetta上で動かないが、対応予定がアナウンスされているもの。
ATOK
動かないらしいが、多分対応してくれそうなもの
MouseWorks
保証外(動くかどうか不明)だが、対応の計画があるもの。
Comic Studio
全く情報がなく、将来の対応も期待できないもの。
DiMAGE Viewer
minolta DiMage Scan Dual IIIフィルムスキャナ用ドライバ

とりあえず動くらしいものは省略

そういえば、ミノルタはフィルムスキャナからも撤退していた。参ったな。2005-11-08付けで最新版ドライバが出ているのだが、

OSX10.4に対応ということである。intelMac対応に関しては、何もアナウンスされていない。

トラックボール更新

職場で使っているTurboBallがかなりくたびれてきている。PowerBookのトラックパッドが壊れて作動していないこともあり、予備に一台確保して置いた方が良いかもしれないと思っていた。突然、自宅で使っているExpertMouse Proの方が先に壊れてしまった。ショック。本当に突然おかしくなった。X軸方向に動かず、上下に往復するのみ。使い始めた直後は動くが、数十秒後には横の動きに反応しなくなる。分解掃除してみたが、どうにもならない。恐らく、基盤上のコンデンサ辺りがいかれてしまったのだろう。打つ手なし。

取りあえず、WACOMのペンタブレットを引っ張り出して急場を凌いだが、新規に購入することにした。米国Kensington社のサイトをみると、現行機種としてカタログに載っているのはExpertMouseOpticalとそのワイヤレスバージョン、それからOrbitOpticalのみであるが、日本の代理店七陽商事のオンラインショップでは、ExpertMouseProやTurboMouseも販売中。恐らくデッドストックと思われるので、今が買い時かもしれない。

入力機器の不調は放っておけないので、土曜日の夕方、仕事帰りに梅田に足を伸ばし、先日デジカメを買ったポイントをヨドバシで使うことにした。ExpertMouseOpticalの店頭展示品をいじる。ステンレスローラーではなく赤玉三点支持であるが、結構スムーズに動く。まぁまぁ良いかと思い、白いやつを選んだ。ただし、店頭でチェックできたのは、あくまでボールの動きとスイッチの感触のみ。ケーブルは繋がっていないから、実際の動作(カーソルの動き)までは確認できていない。

帰宅後、早速使ってみた。少々落胆している。まず、デザイン。テカテカの白。銀ピカのボタンとボールとパームレスト。このみっともない色遣い。店頭ではさほどに思わなかったが、黒を選ぶべきだった。ピンクバージョンもあったが、醜悪。ピンクの横に並んでいた白がまともに見えた。ボールの動きはそこそこスムーズなのだが、カーソルの動きは癖がある。大きな動きは問題ないが、細かな動きに慣れが要る。動き出しに相当な癖があると感じた。iTunesをいじっていた息子も戸惑っていた。MouseWorksでAccelerationをセッティングし直したが、それでも違和感が残る。そして、行灯のような赤い光。光学式マウスは下向きに光を放つが、トラックボールの場合、上向きに光るので、かなり気になる。ボタンのすきまから赤い光が漏れて大変安っぽい。取説には、目を傷める可能性がある旨書いてある。ボールが乗っかっていれば、目に直接当たることはないが。

ExpertMouse Proと比較すると、カーソルの動きに関して、かなりがっかりさせられた。慣れの問題もあるだろうけど。一方で、設置スペースとボタンの操作性は改善されている。 スクロールリングは良くない。中指で操作することになると思うが、長距離のスクロールのために、ぐるぐると回し続けなくてはならない。回すには大きなボールが邪魔になる。スプリングで中立位置を決めて、上下で操作するようにしたら良かったのだ。また、リングとボタンが近接しているので、リングを操作しようとしてボタンを押し間違える可能性が高い。

長年のKensingtonユーザーとしては、今買うならExpertMouseOpticalは止めた方がよいと思う。TurboMouseやExpertMouse Proの方が余程上等です。スクロールリングはたいしたものではありません。スクロールホイールが欲しいのなら、MouseWorksソフトウエアで4番目のボタンに「Scroll With Mouse」を設定すれば良い話し。というのが取りあえずの結論。 デスクトップの他の何とも馴染まない不気味な色遣いは後悔の的になること請け合い。


エクセルで書類を作るのが流行っているらしい。勘弁して欲しい。