廉価版(?)PowerMac G5登場。値段はともかく、もう二回り小さくならないか。
職場の同僚が、パワーブックG4を手に入れた。アルミニウムボディ、15インチモニタの1.5GHzのモデル。彼女は、今までパワーブックG3をOS8.6で使っていた。単身赴任中のご主人が購入し、週末にもってきてくれたとのこと。手に持つと、私のチタンG4よりちょっと厚みがある印象。彼女はOSXに乗り換える覚悟は出来ているが、対応するソフトウエアが用意できていない。加えて、クラシックOSを使う癖は、OSXでは邪魔になる。慣れが必要だろう。とりあえず、デスクトップにファイルやらフォルダやらを並べる、というか、散らかすのは止めた方がよい。ファイルやフォルダは計画的に書類フォルダの中に整理しましょうと、アドバイス。
目下、職場では来年度のための申請書類を用意する季節。主にワードを使う。彼女は今まで、パワーブックG3でワード2001を使っていたが、表で括られたテンプレートを扱う時のあまりの重さに辟易していた。クラシック環境とはいえ、新CPUの速さは面倒なOSの移行を後押しすることだろう。プリンタドライバや、OSのアップデータをインストールしようとした彼女、パスワードが分からないことに気付いた。初期セットアップをやったご主人は、パスワードを覚えていなかったそうで、結局、自分でシステムディスクを引っ張り出し、再インストールしたとのこと。もう、一人前と言っていいのではないか。メールソフトのデータ移行が少々厄介かも。とりあえず、机に二台のパワーブックを並べて、行ったり来たりしています。
実にうらやましい新CPUを前にして、私のパワーブックの調子は最悪。毎朝、起動の度にブザー三連発をお見舞いされる。対処法は、キーボードを外し、メモリをいじる。外して、コネクタ部分を眺めて、場合によってはちょっと揺すってみて、メモリを挿し直す。運が良ければ数回で、正常起動。起動音が鳴ってから、ディスプレーのバックライトが点灯するまでの数十秒間の長いこと。私が思うに、この数十秒間の暗黒は、OSXのバグだと思う。せめて、起動中を示すインジゲータが必要なのではないか。
この不調が、絶不調になる直前にやったことは、本体外板の修繕作業である。ボンドがはみ出て基盤に当たっているかも知れないと思い、再度ケースを開いてみた。はみ出た接着剤が固まって、開けるのに少々手間が掛かった。どうも、メモリコネクタのちょうど裏側、中央のネジ穴の周囲で、基盤を囲むフレームとリボンケーブルが干渉しているような気がする。とりあえず、増し締めしすぎているかも知れないと思い、見えているビスを、一旦ゆるめて慎重に締め直した。
ちょっと調子が良くなったようで、ブザー三連発の頻度が減った。どうやら、下側のメモリスロットに何か問題がありそうな気がする。うらやましい新CPUを前にして、もう一年くらい働いて欲しいと、切に願う。
有線ブロードネットワークという、プロバイダ兼接続業者に乗り換え、光ファイバのVSDLが繋がってしばらく経った。ここの手続きはどうも良くわからない。モデムが送られてきて、接続が始まった。そのモデムの箱に、会員情報一覧が同封されていて、アカウントIDとパスワード、サーバー情報が記入されていた。メールアドレス等は後日申請することになっていたので、申請書に記入し、郵送したたところ、申請書が送り返されてきた。手続きの方法が変わったので、ウエブ上から申し込むように、とのこと。「マイページ」というサイトのURLが記入されていた。その前に、「お客様番号」と「お客様パスワード」という書類が別に送られてきて、私はどうしてIDやパスワードが二重に発行されるのか不思議に思った。
ほおって置くわけにも行かないと思い、ブラウザを立ち上げ、マイページのURLを入力し接続すると、ログイン欄が左右に二つ現れた。左側に郵送されてきた番号とパスワードを入力すると、「アカウントID」登録の画面となり、ここでアカウントを手に入れると、マイページという自分の契約内容を確認するページに入れると云うわけ。非常にややこしい。これを素直に理解できるユーザーは稀だろう。
ログインし、アカウントIDを取るには、登録画面に以下の情報を入力する必要がある。
氏名はいいとして、アカウントIDって、何でも良いのか?ユーザーネームって何だ?パスワードは半角で6−10文字って、十分なのだろうか。ここで、ふと気が付く。Firefoxのpage infoからSecurityをみると、
The web site xxxxx.com does not support encryption for the page you are
vewing. Information sent over the Internet without encryption can be seen
by other people while it is in transit.
とのこと。これはセキュリティ上大いに問題があると思い、登録は取りやめ。改めてサポートに電話することにした。
翌日、サポートに電話。オルゴールを聴かされ、ついでにいろいろな宣伝放送を聴かされつつ、待つこと20分ほどでサポートに繋がった。どうしていくつもIDやらパスワードが必要なのですか?と尋ねると、意外な返事が戻ってきた。「最初に手に入れた、会員情報一覧は無効ですので、そこに書いてある会員IDや会員パスワードに加えて、サーバー情報などは、全てキャンセルして下さい。」とのこと。そんな話、聞いてませんよ。
それから、後に送られてきた、お客様番号とお客様パスワード、これは、正式なもの。多分、今のところ、最も重要な情報らしい。
次に、ログインページがセキュアでない点を指摘したところ、サポートの人は、「大丈夫だ」と断言する。セキュリティソフトなどを自分でインストールして、云々という。そういう話でなくて、私のブラウザにセキュアでないとアラートが出るよ、と言ったのだが、絶対に大丈夫という。
呆然として電話を切ってから、郵送された案内をよく見ると、ログインページのアドレスがhttps://〜となっている。私が勝手に見誤って、http://と入力してしまったのだ。ところが、このアドレスはhttp://でも繋がるために、私はセキュアでないページから登録しようとしたらしい。昨晩、おかしいと思い、登録を思いとどまったのは、一応正しい判断だったのだ。(Firefoxではhttpsのページで、URL欄の背景がクリーム色になる)
因みに、https (Hyper Text Transfer Protocol over SSL):アットマーク・アイティ、セキュリティ用語辞典
間違えたのは私のミスだが、顧客のセキュリティを脅かす間違いを犯す方向に誘導するシステムであると思う。ユーザーをセキュアなページに導くように、二つの点を改善するべきだろう。すなわち、
前者に関して言えば、激重(光ファイバにもかかわらず)の接続業者ホームページにログインページへのリンクがあり、それはhttps://のページに繋がる。後者は、例えば、OCNの会員情報のページでは、https://をhttp://に書き換えただけでは繋がらない様になっている。
しかし、私は最初のhttp://ログインページから最も重要な「お客様番号」と「お役さまパスワード」を送信してしまっている。これは拙いかも知れない。
ところで、「ユーザーネーム」って何ですか?と、尋ねると、「お客様が掲示板に書き込んだりするときに使っていただく名前です」とのこと。いわゆる、ハンドルネームということ。別に本名でも問題はないという。どうしてそんなものまで登録させるのか分からない。ハンドルネームは、ある意味重要な個人情報になりうる。っていうか、どうして、最初の会員IDと会員パスワードがチャラになったのだろう?まさか、個人情報の漏洩ではあるまいなぁ、、、
有線ブロードネットワーク。大丈夫か?