いよいよ、夏本番。そろそろ梅雨も明けそうです。
私は、冷房が苦手です。暑さには割と強い方ですが、冷房に弱いのです。冷房に当たると、塩をかけられたナメクジのようにしおれてしまう。汗だくになると、仕事に差し支えますので、必要があれば冷房を使いますが、出来れば最小限にしたい。自宅の居間にエアコンがありますが、昨年の夏は一度も使わずじまい。我が家を尋ねてくださる客人には申し訳なく思いますが、網戸の窓を開け放して、扇風機を適宜回す、と云うのが我が家のスタイルです。客人のほとんどは、日中遊びに来るこども達の友だちと、幼稚園関係の父兄。
毎日厳しい環境に置かれるパソコンには、ことさら申し訳ないような気がする。パワーブックは、別段たいした作業をしていない状態でも、ファン全開で回り続けます。重たいソフトを使うときにその傾向が強く、ver. 4.6になってから、急に重くなったiTuneは、なかなか使う気になりません。
以前、PowerBookを手に入れる前に、少しだけ使ったiBook(G3、真っ白のやつ)は、手のひらが当たる部分が異常に熱くなり、低温火傷しそうなくらいでした。PowerBookG4の方は、キーボードの裏側にCPUがあって、キーそのものが結構熱くなる。しかし、キーに触るのはは打ち込むときだけだし、iBookよりは、かなりましと思う。もう一つの熱源である、HDDはトラックパッドの裏側。パームレストの辺りはそれほど熱くはなりません。キーが熱くなることの対策として、外付けキーボードの使用は有効です。私は自宅でHappyHackingKeyboardを使っているけれども、熱対策として持ち歩こうかと思うくらい。但し、キーボードを本体の上に置くと、熱が籠もる原因になるかも。以前、ソファーの上で使っていたら、熱暴走と思われるシステム停止に見舞われたことがある。熱を逃がす配慮は必要らしい。
モジラ系のブラウザの新バージョンを試しに使っています。今までは、Mozilla1.7をデフォルトで使っていましたが、Firefox0.9とCamino0.8をそれぞれ使い比べてみました。Firefoxの方は、0.9.1と云うマイナーアップデートがあったらしいですが、詳細は不明です。
使ってみて、私はCaminoの方が気に入っている。お気に入りの扱いがCaminoの方が分かりやすいのが一番の理由。Firefoxで気に入らない点は、新規ブラウザウインドウを開いたときに、URL欄にカーソルが入らないこと。Caminoで気に入らないのは、コンテクストメニューに検索が入っていないこと。それから、リンク先にフラグメント識別子が入っていると、上手くその場所にジャンプしないことがあること。
表示に関しては、どちらもマァマァだけれど、Caminoを使っていて、表示できないページに幾つか出くわした。産経Webなど。どうやら、HTMLのエラーに厳しいらしい。初期設定は、Caminoの方がシンプル、というか、Safariよりも貧弱かも。フォントの設定がうまくいかない。ヒラギノフォントを指定できないらしい。それから、フォームのフォントサイズが小さすぎと思うが、初期設定からは変えられない。今のところ、Caminoを一番よく使っているけど、お気に入りの読み込みや設定が便利だから。これに尽きる。
ところで、Opera7.5ですが、全く使っていません。ライセンスがどうなったのか分かりません。広告が邪魔なので使わないのです。だいたいがろくでもない広告ばかり。間違ってクリックすることもあるかもしれないし。立ち上げるごとに、なんだかんだとアラートが出るのも面倒くさい。ライブドアがプロ野球進出で話題をさらっているが、読売・渡辺帝国主義に楯突いた、と云う点は評価している。ライブドアが頑張って、バファローズが存続したところで、プロ野球の本質は何も変わらないだろう。合併問題は、かなり根が深いのだ。それよりも、Operaのライセンス、早いところ片付けて欲しい。顧客あっての商売、ファンあってのプロ野球。
段組の話に始まり、メニューとか、もくじとか、本文以外にページに何を用意したらよいか、色々と考える機会になった。
メニューって、何でしょう?
私は、幾つかのことと混同して、閲覧者に対するサービスという積もりで随分無駄なことをしていたようなので、整理することにしました。まず、ウエブページに何が必要なのか、というと、
文書の基本は、
ですが、本文が長大である場合、
のどちらか、あるいは両方を用意すると良いかもしれません。もくじは、構造化されたHTML文書では、抽出して並べるだけなので、作るのは容易いが、要約はそれなりの工夫が必要です。
さて、メニューとは何でしょう。何のためにメニューを設置するのでしょう。メニューは閲覧者に何を提供するのでしょう。
メニューはもくじとは違うものということに注意すべきです。もくじは、その文書の内容を簡潔に、順序立てて並べたもので、メニューはその文書と関係ない何かです。
例えば、文書を読んだ感想を残してもらおうと、掲示板へのリンクや、メールアドレスを添えたり、ホームページへのリンクを添えたり。日記文なら、その前後のページへのリンクや、索引のページへのリンクなどがメニューに該当すると思います。本文と独立して用意されるほとんど全てのサイト内リンクは、メニューと云うことになると思う。
「メニュー」は、サイトを知り抜いている閲覧者、つまり、作成者自身に都合がよいように作られます。他の来訪者には概ね役に立ちません。常連客や、アンテナ客は、常時更新されるコンテンツに興味があるのです。だから、一通りサイトの中を見回ることがあるかもしれませんが、通常は、更新されるページの、更新された内容が目に入れば十分で、そこから他のページへナビゲートする必要はありません。むしろ、本文中に、その内容の参考となる外部文書へのリンクを念入りに設定することがが有用でしょう。
圧倒的多数の検索客、もしくは、他サイトのリンク経由のちん入客は、何らかの目的を持ってそのページを眺めるはずです。目的とする記事にたどり着きやすいような配慮が必要でしょう。長大な文書の場合、要約やもくじを目立つ場所に置くと良いかもしれません。それ以外の「メニュー」は、この場合、むしろ邪魔です。目的とする記事が有意義と感じると、サイトやその作者に興味を持って、そのページの全体の中での意味づけが分かるようなサイトを紹介するホームページを探すことでしょう。
上記、タイトル、見出し、本文以外に用意すべきものは、
程度でしょう。
もくじ、あるいは要約は、別の文書として、リンク要素で明示した方がスマートかもしれません。しかし、文書内に置くとしたら目立たせる必要があります。タイトルの次、見出しの前でしょう。
上記の中で、メニューに該当するサイト内リンクとなるものは、ホームページへのリンクのみです。一つだけならメニューとは云えないかもしれません。そして、これらは、メタ要素としてhead部分に既に組み込むことが出来るので、閲覧者にheadに注目すると云う予備知識があるか、リンク要素でナビゲートしてくれるブラウザであれば、敢えて設置する必要はありません。読者が自発的に努力して、見つかる場所にあればよいというのなら、メタ要素か、最小限のリンクを文書の末尾で良いと思う。
サイト内ナビゲーションとしてのメニューを各ページに置くのは、明らかに過剰なサービスで、むしろ、来訪者を自分のサイト内にひき留めようという下心を感る。結局、コピペしたり、テンプレートに入れたりすれば、複雑なメニューも簡単に用意できるわけで、サイト内の各文書に簡単に伝染する。そして、ひとたび作ってしまうと、それを取り去るのは簡単ではない。求める人に提供するという意味で、各ページからリンクを設定して、メニューは別ページとして独立させるべきだろう。
現在検討中であるけれども、取り敢えず、コンテンツのページから、お節介リンク・メニューは撤廃する方向で、修正を開始した。すると、段組の右側のカラムに収まっていたほとんど全てが不要になり、段組する意味が無くなった。実にすっきりした気分。
メニューのページ(ホームページなど)は、原則的に本文と言えるようなものは無い。メニューを効率的に並べると云う意味で、段組構成は維持するつもり。
もくじは、原則的にそのページ内で完結するべきです。
一つのもくじで括ることが出来る文書は、一つのページにまとめるべきなのです。少々長くなるから、と云うような理由で、前編・後編のような形でページを分割するべきではありません。ページを分割するのであれば、1ページに見出し一つ、まで、細分化するか、全部ひとまとめにするか。もくじ単位でページをまとめることは、検索エンジンに有効な情報を与えることになるでしょう。
また、中途半端にページを分割すると、もくじがサイト内リンクを提供するメニューとなり、整合性が付かなくなります。