このページのもくじ

  1. Camino0.8
  2. メニューやらもくじやら
  3. パワーポイントを見直す
  4. 資料としてのパワーポイントファイル
  5. パワーポイントと大判ポスターの互換性

いやー、さすがはパワーポイント、恐れ入りました。(一部、7月1日に追記)

Camino0.8など

 聞くところによると、15ヶ月振りの新バージョンリリースとのこと。OSX専用。Safariによく似たブックマークマネージャーが開く。お気に入りの読み込みは、Firefox、Safariを含む、各種ブラウザより可能。ファイルを選んでインポートも出来る。逆にexportの方は、保存場所指定で、HTML形式か、Safari形式で。初期設定>appearance>fontの設定が、今ひとつ意味不明。ヒラギノフォントを指定する方法が良くわからない。表示もなんだか間の抜けたおかしなフォントになる。Osakaあるいは、MSゴシックなら表示されるらしい。こんなに苦労するブラウザは余り無いと思う。それから、キャッシュのクリアが分かりにくい。正解は、Preferences...>Navigation>History>DiskCacheである。結構よく使うんだが。PreferencesはSafariよりさらにシンプル。ユーザースタイルシートの利用は出来ないようだ。

一方、エクスプローラーのセキュリティに関する話題が出ていた。

ウェブサイトにアクセスしただけで感染--IEユーザーに警告
MicrosoftのInternet Explorerで見つかった2つの欠陥を悪用するコードをサーバ内に埋め込むという。この欠陥を修正するパッチはまだリリースされていない。この2つの欠陥を悪用すると、ユーザーのコンピュータを乗っ取るプログラムをウェブサーバからインストールできてしまう。
対処の方法が残されている
Windowsユーザーは、MozillaやOperaといった代替となるブラウザをダウンロードして使うという手がある。また、Macユーザーにはこの攻撃の危険は及ばない。
今回は、Microsoftがパッチをまだリリースしていないため、これらの欠陥がInternet Explorerのあらゆるユーザーに影響を及ぼすことになる。

とのこと。ちょうど、計ったように、Mozilla系ブラウザがニューバージョンリリースっていうのもタイミングがよい。IEのライバルにチャンス到来--ブラウザのセキュリティの脚光と云うほどうまくいくかどうか。何にせよ、選択肢が色々あるということを一般ユーザーに知らしめるきっかけになるのかもしれない。

一方、「Mac OS Xは安全」神話に根拠なし?という、ITmediaPCUpdate(6/25付け)も少々気になる。こちらはリンク制限付きなので、ご自分で探してみてください。

メニューやらもくじやら

 はてなダイアリの方で、メニューをカラム表示にして右側に置くのは何故か、と云うようなことを書きかけていて、はてなダイアリUndercooledから、色々とご意見を頂いた。かいつまんで引用すると、

 少々かいつまみすぎなのは、このテキストを作製している時点で、Undercooledが模様替え中で閲覧できない状況なので。

やり取りの詳細は、おやこニュースの下書き、および、Undercooled(リンクの前後の記事)をご参照ください。

上手く書けませんが、以前から少々気になっていた、メニューともくじとナビゲーションを整理するきっかけとなり、多分これがアップされた時点では、道具としてのパソコンは段組構成を止めていることでしょう。現在ある物は、例えば別名で保存とか、コピペをすると簡単に次に継承できるわけで、要らぬと判断し、それを取り去ることは、時になかなか困難なこと。取り敢えず、整理し、改めて考えることにする。かなりさっぱりするはず。

パワーポイントを見直す

 先日来、講習会の講師のようなことをやって、そのために資料をつくっていた。75分間の講習を4コマ。初めのうち、Keynoteを使っていた。実は、同じ講習会のために、昨年度作ったHTMLのウエブページが下書きになっている。ウエブブラウザとパワーポイント、(もしくはKeynote)のどちらがプレゼンテーション用途に向いているかは、一概には云えない。去年はあらかたをウエブブラウザを使って、最後のコマの一部に、当時ようやく手に入れたkeynoteによる資料提示を取り入れたところ、かなり好評だったので、今年は全部そっちでやってみようと思ったのだ。しかし、結局Keynote利用は断念。次期アップグレードで大幅な機能の改善を望む、と云うことで、途中からPowerPoint(ver. x)に乗り換えた。 反面教師のKeynoteのお陰で、私はPowerPointを効率よく利用する方法をかなり理解できた。まだ分かっていない部分もあるが、反面教師のお陰で、私のPowerPointの評価が大幅に上昇した。

何しろ、PowerPointはHTMLファイルを読み込むことが出来るアウトライン編集がKeynoteよりかなり充実しているのだ。もちろん、互換性云々のレベルではないが、反面教師は、HTMLを取り込もうと思ったら、1行ずつコピペである。しかも、お節介なことに、ブラウザの画面上のスタイルシートの設定をそのまま持ち越す。テキストとしてコピペにならない。Keynoteのメニューとして用意されていないはずの、フォントの背景色などがHTMLやCSSで設定されていると、そのままコピペである。私はPPのアウトライン表示を活用しつつ、取り込んだHTMLを整理整頓し、それなりのパワーポイントプレゼンテーションを作り上げたと云うわけ。

資料としてのパワーポイントファイル

講習会では、終了後に、使用したプレゼンテーション資料を公開すると事前に約束していた。私は、CD-ROMにpptファイルを焼いて渡すつもりでいた。しかし、そこで考慮すべきことが幾つかあることに気が付いた。

まず、多くの人がパソコンをもっている。もっていない人も、共同使用のパソコン室で、CD-ROMそのものにはアクセスできるだろう。ところが、私はマックバージョンを使用している。表示を確認しておこうと、パソコン室へ向かった。20台ほど並んでいるウインドウズマシンのなかで、(OSは2000とXP)パワーポイントがインストールされているのは5台ほど、さらに、CD-ROMがまともに動作するのは、一台のみ。

やってみると、一応読み出すことは出来る。しかし受講者の多くはPowerPointを所有していないはず。したがって、互換性を考えると、pptファイルを渡すのは拙いと云う結論。まさか、そのためにPowerPointを買え、というわけにも行かない。PDFに変換し、pptファイルと組にして渡すことにした。受講者の多くは資料を印刷することから、PowerPointの配付資料6コマ/ページとした。PDFの作製は、OSXではお手の物である。しかし、ここでふと考える。ウインドウズユーザーが同じことをやろうと思ったら、Adobe Acrobatを購入しなくてはならないのだろうか?答えは、ある面でYesであり、よくよく調べるとNoである。

まず、職場のウインドウズユーザーによると、pdfファイルの作製に関しては、Acrobatを購入する必要があるらしい。しかしながら、パワーポイントの互換性に関して、マイクロソフトがPowerPoint2003ビューワーという、編集不可、読み出しと印刷可能のフリーソフトを用意している。

PowerPoint Viewer 2003 は、自由に配布することができます。たとえば、ネットワークサーバー上に必要なファイルをコピーし、サーバーからローカルのハードディスクにセットアップすることができます。また、World Wide Web ホームページから、このホームページへのリンクを設定することで、ユーザーは常に最新の PowerPoint Viewer 2003 を入手できます。

つまり、資料と一緒に、このPowerPoint2003viewerを添付して渡せば、取り敢えずの互換性は確保されると云うことになる。最初からOSにインストールしておいてくれたらいいのに、と思うが。何にせよ、そうあって欲しいというものがあって、私はパワーポイントをまさしく見直したのである。

但し、資料としてパワーポイントを配布する場合、印刷されることを前提として、アニメーションを整理しておく必要があると思う。

パワーポイントと大判ポスターの互換性

ちょっと前にも、パワーポイントとプレゼンテーションの関係について、意見を書いた(気が付けばがんじがらめ:道具としてのパソコン2004-06-04)。既に、マック用オフィスの新バージョンが登場しており、私はまだ手に入れていないが、ウインドウズ版との互換性の高さを売りにしているらしい。パワーポイントに関しては、さらに柔軟なアウトラインの書式や編集機能がほしい。そして、私が一番期待するのは、プレゼンテーションサイズからの脱却である。概ね、1024x768という横長のプロジェクタの表示を一コマの単位という発想に支配されている。スクロールが可能であるようにして欲しい。つまり、プレゼンテーション全体を一つのページとして捉えて、その上を誘導してゆく。大判ポスターとの互換性を確保するのである。それほど難しいこととは思わない。現在のようにコマ単位でまとめてゆくだけではなく、全体を一つの画面として、スクロールしながらプレゼンテーションしてゆくようなやり方があっても良いと思う。

こどもが作る絵本の下書きにも、パワーポイントは活用可能だ。それではまた。