このページのもくじ

  1. ブラウザ使い分け
  2. 互換性のない予約システム
  3. 航空会社の予約の場合
  4. コンテクストメニュー

毎年、こんなもんかなぁ、と思いつつ、今年も梅雨が明けました。(7/16、修正・追記)

ブラウザ使い分け

気が付いてみると、最近Firefoxを使い続けている。ついうっかり、Safariの環境設定から、デフォルトブラウザにFirefoxを指定して、それっきり。マァマァの使い心地。Mozillaのお気に入りを読み込んだ以外に特別なことはしていない。「お気に入りの保存」が、どうも使いにくいと感ずる。あと、先日も触れたが、新規ブラウザウインドウを開いたときに、カーソルがURL欄に入らないのも、ちょっとどうかとは思う。表示はそこそこ。速さもマァマァ。レンダリングが素早いスクロールに追従してくれない感じ。ちょっと前までCaminoを使っていたはずだが、今となっては、敢えて選ぶ理由が見つからない。幾つかのサイトを表示が出来なかったので嫌気がさしたのだと思う。それから、フォーム記入欄のフォントサイズが妙に小さいこと。アイコンが地味で小さくドックの中で目立たないことなど。Mozilla(1.6)はデスクトップG4で使い続けているが、これと云った不満はなし。

フォームの記入を伴うネット予約などで、普段は全く使わない、お気に入りさえまっさらのExplorer5.2.3を手放すわけにはいかない。今のところ、Firefox で何か不都合がありそうな場合、Mozillaを立ち上げ、Explorerはインターネット予約の最後の手段、予約専用と云って良い。一方、Safariはユーザースタイルシート専用。Personnelwater.css(Jintrick氏作)をほんのちょっと改造して使っている。Operaライセンス問題が片づかないのでペンディング。

互換性のない予約システム

帰省の予定を立てていて、今年はフェリーを利用しようということになり、ネット予約を試みた。某フェリー会社のウエブページ。アクセッシビリティがどうにも駄目。トップページからまず会員登録すると、IDとパスワードがメールで送られてくる手順。

会員登録が手強い。というか、「利用規約」を読んで、「合意する」わけだが、何か妙なフォント設定か、スタイルシートか分からないが、読みづらい。行間がやたらと狭い。ウインドウズエクスプローラーでは、別な風に表示されるのかもしれない。やむを得ず、サファリを立ち上げ、ユーザースタイルシートを適用し、何とか読み通した。「合意する」、をクリックしたが、次の画面が出ない。画面が進まなければ、IDとパスワードを取れないので、その先に全く進まない。トップページはFlashで始まり、スキップするとお知らせのページが出る。そこに以下の注意書き。

ご利用環境については、Windows Internet Explorer5.5サービスパック2以上のバージョンでご利用ください。

JavaScript、Cookieを有効にしてください。

普段はOFFにしている、Javascriptとプラグインをオンにしたが、駄目。Mozilla系は全て駄目、Safariも駄目。警告は伊達じゃない。

諦めるわけに行かないので、マック版ではあるが、エクスプローラ5.23を引っ張り出し、ようやく先に進んだ。マック版でも大丈夫だった。つまり、このサイトは、マイクロソフトのブラウザに固有の、他と互換性のない何かを使ってサイトを構築している。こういう予約システムを作るのに、その互換性のない何かが極めて重要な役割を果たすのだろうか。必須ではないと思う。同じような航空会社の予約は、マックでも、モジラでも不自由したことはない。サイトを構築した人は、Explorerの独占に近い寡占状況が動かないと踏んでいるのだろう。それが崩れたとき、例えば、来訪者の10%が、このサイトの利用環境を満たさなくなったとき、その10%の人々は決して泣き寝入りはしないだろう。逆に、互換性のないサイトが糾弾されるに違いない。2-3%のマックユーザーは寛容なのだ。

登録の過程で、個人情報を色々と要求されるが、それはまぁよい。向こうも商売だから。個人情報がどのように保護されるのか、あるいは、個人情報の扱いについて、どのような考えを持っているのか知りたいところ。それに類することは、このサイトは、プライバシー保護のため、SSL暗号化通信を採用しています。と云う一節のみ。詰まらないリンク条件を並べる暇があったら、個人情報の扱いに関する情報を提供すべきだと思う。暗号化云々より、そちらのサーバーに蓄積される情報が、どのように扱われるのか、に興味がある。こういったサイトの個人情報保護に関する一定の規格や基準を作って貰えると有り難い。「このサイトは、ナンタラ個人情報取り扱い規格のレベル2を満たしています」と表示できるような規格。話が逸れた。

氏名のフリガナを半角カタカナで入れろ、という要求には参った。ATOK15で半角カタカナの入力法が分からず。デスクトップG4を諦め、ATOK16がインストールしてあるPowerBookをを立ち上げた。control+"O"である。

航空会社の予約の場合

よく使う、空席照会、予約システムがどうなっているか。例えば、日本航空のウエブサイトではトップページの目立つところに、「初めてご利用の方へ」と云うリンクがあり、そのメニューの一番初めがブラウザ画面の解説、そして注意書きがある。(以下、引用部分の強調は、いずれも引用者による)

ご注意ください
「体験!JAL WEB」をご覧いただくには、JavaScript および Cookieの機能が必要です。 JavaScript の設定を ON にしてください。また、Cookieを受け付ける設定にしてください。 (ほとんどのブラウザでは、特に設定を変えていなければ、受け付ける設定になっています) なおCookieの内容は、ブラウザを終了すると自動的に削除されます。

しかし、良く探すと、これとは別にトップページ一番下に、推奨環境のページへのリンクがあった。推奨環境としては、JALホームページでは、より安全で快適にご利用いただくために下記のブラウザ、あるいはプラグインなどが必要です。ご利用のソフトウェアのバージョンをご確認の上、ダウンロードしてください。として、

について、解説がある。マックの対応についての注意書き(抜粋)

Macintosh(Mac OS 8.5以降)をお使いの場合
Microsoft Internet Explorer 5.0以上
Netscape Communicator 4.06以上
ただし、以下の組み合わせの場合には一部機能がご利用いただけません。
  • MacintoshとNetscape4.7
  • MacintoshとNetscape6.x以上

さらに、セキュリティに関して、興味深い記述。

Macintosh版Internet Explorer 5.xxをお使いの方へ
Macintosh版Internet Explorer 5.xxでは、SSL画面に対するキャッシュを行わないため、CGI等で動的に生成される画面において、ブラウザの「戻る」ボタンが有効に動作いたしません。
国内線予約(会員用)、国際線予約等をMacintoshにてご利用の場合は、Internet Explorer 5.xx以外のブラウザ(Netscape Communicator等)をご使用いただく事をお奨めいたします。

エクスプローラ以外のブラウザ使用をお奨め、と云う記述を見るのは、おやこニューストップページ以来である。フェリー会社がマック非対応というのは、マック版IEのSSL画面キャッシュの問題に対応するのが面倒だから、かもしれない。それにしても、この注意書きを忠実に守ろうとすると、まともに使えるMac用ブラウザは、Netscape4.06以上、4.7未満のみと云うことになるが、それで良いんですか?

全日空の方も、そういった注意書きのリンクがトップページの下の方、目立たないところにある。サイトマップを探しに行って、ウインドウの下隅に「ご利用環境」を見つけた。

ご利用ブラウザについて
Internet Explorer ver. 4.01以上(Macintoshをご利用の方は5.0以上 ) 、Netscape ver.4.06以上をご利用頂くと快適にご覧いただけます。
  • ※ 新しいブラウザへの対応は随時検討を進めてまいりますが、公表されていないブラウザ固有の不具合により、表示や動作の安定性が確保できていない場合がございます。
セキュリティーについて
(略)
Javascriptについて
ANA SKY WEBでは一部にJavascriptを利用したコンテンツをご用意しております。
通常お客様がお使いのブラウザは、デフォルトでJavascriptが使用できる設定となっております。ANA SKY WEBの全てのコンテンツをご利用頂くには、Javascriptが使用できるブラウザ設定をお勧めいたします。
Javascriptを使用しない場合にご利用できない代表的な機能
  • トップページ左側の国内線予約関連プルダウンメニュー
  • 国際線予約 ・空席便検索
国内線予約をご利用のお客様へ
  • Javascriptを使用しない場合でも予約はできます。
(後略)

よく見かける表現ではあるが、ご利用頂くと快適にご覧いただけます。という、日本語は変だし、「快適」という主観的な表現が、ここに必要とは思えない。「ご利用ください。」で十分なのではないか。一方、OSに関する記述は一切無し。おそらく、JALの注意書きにあるブラウザの「戻る」に関する問題は存在するに違いない。それにしても、「Javascriptを使用しない場合にご利用できない代表的な機能」と云う日本語は妙だ。

大手二社以外、AirDoと、スカイマークをチェックしたが、AriDoの閲覧環境に関して、SSLによる暗号化のため、Internet Explorer4.01、Netscape Communicator4.05以上でご覧頂くことを推奨、および、空席照会、Web予約の際にはJavaScriptを実行可能な状態、にせよ、とこの二つだけ。スカイマークエアラインズは、閲覧環境に関するページはなく、トップページの一番下にとても小さな文字で、SSLによる暗号化のはなしとIE5,NN6以上を推奨、Javascriptの使用についての警告がある。

スカイマークのウエブページはコンテンツの95%が画像である。上記注意書きもいわゆる豆文字を画像にしているので拡大できない。読み上げも出来ない。一応、幾つかの画像にはAltが設定してあるが、デザインのケバケバしさも含めて、最低である。後で触れるが、個人情報の扱いに関する記述も見あたらない。

こうしてみていくうちに、個人情報の扱いが気になりはじめた。これは長くなるので次に譲ることにする。

コンテクストメニュー

相変わらず、左手トラックボールを練習中。かなり慣れたが、依然として細かな左右の動きに苦労している。却って能率が上がらず、なんだかぜんぜん意味がないような気がしてきた。

テンキーを利用するときは、右にテンキーパッドを置いて、左手をトラックボールに添えてカーソルを動かす。これは効率的。片っ端から削除したいときは、左手でポインタを動かしながら、右手はデリートキー上に待機。これも良い。しかし、カットアンドペーストとなると、コマンド+C、X、Vはいずれも左手の守備範囲。中央のトラックパッドを両手利用が一番能率がよいのかもしれない。ところで、4ボタントラックボールの利用効率を大きく左右する、コンテクストメニューについて、まとめておく。

Mac OSX用ブラウザソフトのコンテクストメニュー一覧
ブラウザ名 Firefox Safari Explorer
バージョン 0.9.1 1.2.2 5.2.3
アンカー上
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その他 メニューバー(*3) メニューバー(*3)
注1*
Firefoxでは、フレームページの場合コンテクストメニューに"This Frame"と云う選択肢が加わる。
サブメニューは以下の通り
  • Show Only This Frame
  • Open Frame in New Window
  • Open Frame in New Tab
  • Reload Frame
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  • View Frame Source
  • View Frame Info
注2*
ウインドウメニューの"properties"は、フレームページには存在しない
注3*
FirefoxとExplorerはメニューバーにもコンテクストメニューが設定されている。

もう少し、調べる積もりです。