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四季折々をハイキング気分で楽しめる
六甲山の中ほど。広大な敷地に植物園が広がっています。ちょっとしたハイキングが楽しめる広さ。四季折々の植物が自然に近い形で楽しめます。5月の連休、新緑の季節に行ってきました。
自家用車が便利です。西宮市からの往路は、3通り。
表六甲、再度山ドライブウエィはかなり曲がりくねっていますので、子供の車酔い対策が必要かもしれません。ハイカーが歩いているので、歩行者に注意が必要です。あと、ライダーとの接触にも注意。かなり広い駐車場があります。
車のゲートで駐車料金と一緒に入場料を払います。駐車料金は終日500円。入場料は大人300円、小中学生150円ですが、のびのびパスポートが利用可能です。
全体は植物園と多目的広場、スポーツ広場に区分されています。スポーツ広場は野球やサッカーが出来るグランドで、利用には申し込みが必要とのこと。多目的広場は広い芝生に身体を使って楽しめる遊具が設置してあります。
植物園の入り口には管理事務所と売店を兼ねた森林展示館があります。入るとすぐのホールに樹齢二千年のセコイアの輪切りが展示してあります。他にも付近に生息している昆虫の標本など。トイレや売店もあり。自販機や食堂もあります。ここで植物の図鑑なども手に入れる事が出来ます。
先ずは入り口でガイドマップを手に入れてください。随所に案内板はありますが、地図は絶対に必要です。我が家は幹線道路を外れて、左側の脇道(散策路)に入りました。結構な上り下りがありますが、探険気分を味わうことが出来ます。かなりアップダウンのある小道を通って、うっそうとした森の中を抜けます。結構体力を使う道です。道ばたにはキノコやら野草やら、雑草やら。その季節に応じていろいろな眺めを楽しめます。
初めて出かけたときです。なんの予備知識もなく訪れました。駐車場から園の入り口まではすぐ。展示館で巨大なセコイアの切り株をみてから、植物園に入りました。
まだ肌寒く、若葉が芽吹くにはちょっと早過ぎたのですが、早春を告げる花がいくつか咲いていました。裸の木々のおかげで、見通しがよいのです。歩きやすい時期と思います。足下に注目。
二度目は夏の終わりころ、訪れました。3月と景色の違いに少々驚きながら歩きました。
いろいろな昆虫をみつけました。ただし、動植物の採取は禁止事項に含まれますので、多分昆虫採集もダメと思います。
この日は植物園内を歩き回ったあと、多目的広場に寄って遊びました。子供たちの体力には驚きますが、両方一度に楽しむのは、体力的、時間的に無理があると思う。
3度目のこの日は、5月に入ってツツジ、シャクナゲが見ごろ、ということで、入場してすぐ左の脇道に入り、ツツジシャクナゲ園を見て回りました。それからウグイスの鳴き声を聴きながら「思い出の森」経由で「天津の森」にぬけて、「ログハウス」の所に降りてくるというコース。エリポンのリクエストできのこを探しながら歩いたのですが、きのこが活発に生えるにはまだ少々早過ぎたようです。
ツツジ、シャクナゲもきれいでしたが、この時期素晴らしいのは、あちこちから芽吹く若葉の青さです。天津の森の辺りにあるベンチでお弁当を開きました。ベンチの周りには桃や、名前は忘れましたが、中国原産の白い花の咲く木など。思わずうっとり。森の中には羊歯の新芽やら、日差しに釣られて出てきたトカゲやら。あと、ちょうどマルハナバチがたくさん飛んでいました。去年の夏に見つけたミツバチの巣がどうなっているか気になっていたのですが、無事でした。ちょうどミツバチも活動を開始する頃だったようです。
この日はこどもの日ということで、森林展示館前で、草笛の作り方やイタドリで作ったタコ釣りなど、子供向けのイベントを開催していました。
3回通って、いろいろと見て回りましたが、それでも行った事が無い場所がいろいろあります。ここに紹介しきれないものもいろいろ。見ごたえ十分。歩き回るのが苦にならないなら、お勧めの場所です。六甲山中に数ある施設の中で、最高のものといって良いでしょう。
以下の事項は園内で禁止されています