テーブル修行はまだ続きます。
太陽系の惑星が九つあります。それぞれの特徴をまとめます。
九つの惑星とはもちろん、
のことです。それぞれについて、
以上、13の項目について、これらの情報を、表現する方法について考えます。
まず、どのように並べたらよいか。テーブルに拘らないとしたら、文章で説明することもできます。
水星は太陽系の中で、もっとも太陽に近い惑星です。直径は4878kmで地球の半分以下、重さは地球を1とすると0.055、比重は5.4g/cm3で、地球と同じ程度です。自転周期は58.7日、太陽の周りを88日で公転し、地軸の傾きはほぼ0度、太陽からの距離は0.32 ̄0.47天文単位です。大気はほとんど無いとされ、磁場はわずかにあり、表面の温度は日中350度、夜間は-170度。明るさは最大で-2.4等級、衛星はありません。1973年にマリナー10号が接近し、表面の写真撮影を行い、月面に似たクレーターだらけと云うことが分かっています。
金星は、、、、(以下同様)
同様に、箇条書きとしてリスト表示としてみます。
水星の特徴について
リスト表示はタイトルが付けられないことが難点ですが、リストを入れ子にすることで、克服できます。一方、単純なリスト表示では、データが羅列されるだけで、対応関係を示すことができないので、データの構造化を意識して、リストタグにクラス属性として、カテゴリー分類を加えています。
文章で対応関係を示すか、あるいは、傍線やコロンで対応関係を暗示することができますが、あくまで暗示です。HTMLの文法上、対応関係を明示しているわけではないと云うことです。作者なりの定義を与えるわけで、読者が適切に理解できるように配慮が必要です。対応関係を明示することができる定義リストではどうなるでしょうか?
定義リストでは、複数の項目をグループ化した上で、二つの要素の対応関係を明確に示すことができます。ただ、定義される語句とその説明文、という、定義リストという本来の趣旨に外れているような気もします。リストの表題は、序列付きリストの入れ子とすることで、明示させています。この調子で、9つの惑星それぞれについて記載していくこともできますが、このようなリスト表示による方法は、各々の惑星のデータを記録としてまとめるには十分といえますが、項目名が何度も繰り返し出てくるなど、無駄が多いことに加えて、各々のデータを比較して理解する(たとえば、惑星の大きさなどを比較する)目的には不向きです。
このように、いくつかの事項(この場合は、9つの惑星)それぞれについて、複数(13種類)のデータを表示し、整頓して並べるには、二次元的なデータの配置が有効で、テーブルタグを利用するメリットがあります。データの集計、記録に加え、共通した項目の比較もやりやすくなります。まとめますと、
ただし、ブラウザ上で表示することを考えると、余り多数のデータをひとつの表にまとめる場合は、ハードウエア、特にディスプレイの表示範囲を考慮する必要があり、データの表示上のサイズと個数を考慮し、特に横幅が広がりすぎないように表の分割を考える必要があります。まとめますと、
実際にやってみます。
項目 | 単位 | 水星 | 金星 | 地球 | 火星 |
---|---|---|---|---|---|
直径 | km | 4878 | 12104 | 12756 | 6786 |
重さ | 地球=1 | 0.055 | 0.815 | 1 | 0.107 |
比重 | g/cm3 | 5.4 | 5.2 | 5.52 | 4.0 |
公転周期 | 日、年 | 88日 | 224.7日 | 365.26日 | 687日 |
自転周期 | 時間・日 | 58.7日 | 243日 | 23時間56分 | 24時間37分 |
地軸の傾き | 度 | ほぼ0 | ほぼ0 | 23.44度 | 25.2度 |
太陽からの距離 | 天文単位 | 0.317-0.467 | 0.72 | 14960万キロ | 1.52 |
大気 | 百分率 | ほとんど無し | 90気圧、二酸化炭素96%窒素3% | 1気圧、窒素78%酸素21% | 0.006気圧、二酸化炭素95% |
磁場 | ガウス | わずか | ほとんどなし | 0.3-0.6 | ほとんど無し |
温度 | 摂氏 | 昼350ー夜-170 | 雲の上-33、表面470 | 平均22 | -23 |
明るさ、色 | 等級 | -2.4 | -4.7 | 地球 | -3.0 |
衛星 | 個 | 0 | 0 | 1 | 2 |
備考 | 観測など | マリナー10号が接近し写真撮影した | 金星探査機マゼランが観測した | 生命 | 火星探査機 |
項目 | 単位 | 木星 | 土星 | 天王星 | 海王星 | 冥王星 |
---|---|---|---|---|---|---|
直径 | km | 142984 | 120000 | 51120 | 49520 | 2284 |
重さ | 地球=1 | 317.9 | 95.2 | 14.54 | 17.14 | 0.0022 |
比重 | g/cm3 | 1.31 | 0.71 | 1.27 | 1.64 | 2.03 |
公転周期 | 日・年 | 11.86年 | 29.46年 | 84年 | 164.79 | 247.7 |
自転周期 | 時間・日 | 9時間55分 | 10時間39分 | 17時間14分 | 16時間3分 | 6日9時間17分 |
地軸の傾き | 度 | 3.08 | 29.73 | 97.92 | 28.8 | 122 |
太陽からの距離 | 天文単位 | 5.2 | 9.54 | 19.19 | 30.06 | 39.53 |
大気 | 百分率 | 水素90%ヘリウム10%など | 水素97%ヘリウム3%など | 水素93%ヘリウム15% | 水素、メタン | メタン(薄い) |
磁場 | ガウス | 4.3 | 0.21 | 0.23 | 0.06-1.2 | なし |
温度 | 摂氏 | -149 | -178 | -221 | -214 | 冥王星 |
明るさ、色 | 等級 | -2.8 | -0.5 | 5.3、青緑色 | 7.8 | 13.6 |
衛星 | 個 | 16 | 18 | 15 | 8 | 1 |
備考 | 色々 | ボイジャー、ガリレオなどが詳細に観測した。リング3本 | 主なリング7つ、細かくは1000以上。ボイジャーが詳細に観測した。 | 横倒しで回転している。ボイジャー2号が観測。リング11本。 | ボイジャー2号が観測した。リング4本。 | 楕円形、傾いた起動をとる。 |
もう一つのまとめ方
項目 | 直径 | 重さ | 比重 | 公転周期 | 自転周期 | 地軸の傾き | 太陽からの距離 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
単位 | キロメートル | 地球を1とする | g/cm3 | 日または年 | 時間・日・年 | 度 | 天文単位 |
水星 | 4878 | 0.055 | 5.4 | 88日 | 58.7日 | ほぼ0 | 0.317-0.467 |
金星 | 12104 | 0.815 | 5.2 | 224.7日 | 243日 | ほぼ0 | 0.72 |
地球 | 12756 | 1 | 5.52 | 365.26日 | 23時間56分 | 23.44度 | 14960万キロ |
火星 | 6786 | 0.107 | 4.0 | 687日 | 24時間37分 | 25.2度 | 1.52 |
木星 | 142984 | 317.9 | 1.31 | 11.86年 | 9時間55分 | 3.08度 | 5.2 |
土星 | 120000 | 95.2 | 0.71 | 29.46年 | 10時間39分 | 29.73度 | 9.54 |
天王星 | 51120 | 14.54 | 1.27 | 84年 | 17時間14分 | 97.92度 | 19.19 |
海王星 | 49520 | 17.14 | 1.64 | 164.79 | 16時間3分 | 28.8度 | 30.06 |
冥王星 | 2284 | 0.0022 | 2.03 | 247.7 | 6日9時間17分 | 122度 | 39.53 |
項目 | 大気 | 磁場 | 温度 | 明るさ、色 | 衛星 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|
項目 | 単位 | ガウス | 摂氏 | 等級 | 個 | 色々 |
水星 | ほとんど無し | わずか | 昼350ー夜-170 | -2.4等 | なし | マリナー10号が接近し写真撮影した |
金星 | 90気圧、二酸化炭素96%窒素3% | ほとんどなし | 雲の上-33、表面470度 | -4.7等 | なし | 金星探査機マゼランが観測した |
地球 | 1気圧、窒素78%酸素21% | 0.3-0.6ガウス | 平均22度 | 地球 | ひとつ | 生命 |
火星 | 0.006気圧、二酸化炭素95% | ほとんど無し | -23度 | -3.0等 | 2つ | 火星探査機 |
木星 | 水素90%ヘリウム10%など | 4.3 | -149度 | -2.8等級 | 16個 | ボイジャー、ガリレオなどが詳細に観測した。リング3本 | 土星 | 水素97%ヘリウム3%など | 0.21 | -178度 | -0.5等級 | 18個 | 主なリング7つ、細かくは1000以上。ボイジャーが詳細に観測した。 |
天王星 | 水素93%ヘリウム15% | 0.23 | -221度 | 5.3等級、青緑色 | 15個 | 横倒しで回転している。ボイジャー2号が観測。リング11本。 |
海王星 | 水素、メタン | 0.06-1.2 | -214 | 7.8 | 8 | ボイジャー2号が観測した。リング4本。 |
冥王星 | メタン(薄い) | なし | 冥王星 | 13.6 | 1 | 楕円形、傾いた軌道をとる。 |
うまく行きません。もう少し修行が必要のようです。
項目にある程度統一性がある場合、テーブルによるまとめが最適です。とりあえず、リスト表示としますが、これらをテーブルで表現するには、どうしたらよいでしょうか。
もう少し勉強したら、続きを書くことにします。
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