このページのもくじ

  1. 子供に持たせる玩具
  2. たまごっちと子供たち
  3. 続・会議で見たもの
  4. アップデータ関連
  5. 妻のメールソフト変更
  6. 仕事やら書類やら

あらら、もう7月だ。

子供に持たせる玩具

私は古風な性格と思っている。また、私は今ほどパソコンが実用的でなかった時代を知っている。私の友人の多くは、インベーダーゲームという大変プリミティブなビデオゲームにかじりつき、卓の上に両替した100円玉を積み上げながら遊んでいた、というか、遊ばされていたというか。大学に入った頃、まじめ一辺倒だった堅物の友人がゲーセンにはまってしまった。要するに、パックマンに熱中し、危うく道を踏み外すところだった。

ニンテンドーが流行った。流行った理由は百円を払わなくてよいからだろう、と私は思っていた。一部は当たっているだろう。

現在主流らしいロールプレイングゲームはずいぶんと高度なものらしい。私はインベーダーやパックマンに熱中する友人たちをわきから眺めていたことがある。自分でやりたいとは思わなかった。上達したところで何か良いことが身に付くと思えなかった。時間とお金を莫大に無駄にするのは目に見えていた。要するに、パターン認識である。さまざまなテクニックを身に付ける、のでは無く、あらかじめロムに組み込まれたいくつかの状況を認識し、それぞれのパターンで適切なレスポンスを競うのがビデオゲーム、と思っていた。プログラマーたちは、CRTや液晶画面から視覚や聴覚、触覚などいわゆる五感を通して巧妙にユーザーたちの脳組織に有効な刺激を与える。パターン認識に成功しすると、脳組織内に快感をもたらすような伝達物質が分泌され、1種の条件反射が出来上がる。条件反射は人々を無防備にする。まるで、エサを求めて見も知らぬ人にすり寄ってくる野良猫のようにビデオゲームを受け入れるようになる。

まだ、長女が幼かった頃、住んでいた団地の敷地内で子供たちが座り込んで携帯型のビデオゲームに興じていた。その良さを私は理解できないし、大変無駄なことをやっているように感じられた。携帯型の恐ろしいところは、ゲームがユーザーを追いかけてくるところである。友だちと遊んでいるのだが、会話がない。私は街頭ゲームに熱中する子供たちを見るに忍びなかった。わが家の子供たちには決してゲームを買い与えないことにした。

そのかわりに、私は子供たちに常時紙と筆記用具を与え続けた。物心ついた頃から今まで、子供たちは熱心に絵を描き続けている。一頃、パソコンで絵本ソフトを使わせて、三女が熱中し過ぎたのは親の不手際だったと思う。

たまごっちと子供たち

子供たちは、友だちの家に遊びに行ってゲームをやらせてもらうことがあるようだ。そこまで規制できない。やりたければやれば良い。しかし、自分たちのものとして手に入ることがないのは分かっている。

昨年の秋のこと、あろうことか妻が三女の誕生祝いにたまごっちを買ってあげるといい出した。たしかに、大変なブームである。当時、三女は小学校2年生だったが、公園で遊んでいるクラスメートの多くはたまごっちをぶら下げている。二つ以上持っている子も少なくない。三女が欲しいといったのか、先に妻が提案したのかは分からない。入手が困難という噂を聞いた妻は、入荷日の情報を仕入れて朝早くから電器店の前に行列を作った。そして手に入れた。

要するに、ペット飼育のロールプレイングゲームである。バーチャルペット飼育と思っていたが、そういうものではない。子供たちは楽しそうに遊んでいる。学校には持っていかないから、たまごっちが目覚める9時から子供たちが帰宅するまで、妻が面倒を見ているらしい。4人の子供の相手をして、金魚の世話をして、セキセイインコと遊んで、オオクワガタが数匹。その上にわざわざバーチャルペットまで面倒を見ようという発想が理解できなかった。但し、大いに流行っており、ただでさえ内気で社交性に乏しい三女のともだち付き合いに何か良い影響があることも期待できた。

たまごっちを飼い始めて、というか育て始めて、なかなか言葉が難しいのだが、これはロールプレイングゲームだと感じたこと。熱中、というほどではないにせよ、常にそれを気にする。40度近い熱にうなされていても、食事の真っ最中でも、トウサンが説教中でも、とにかくたまごっちに呼ばれたら、何を差し置いても飛んでいく。たまごっちはあっという間に大人になる。進化する。一二週間ほどだったように思う。一年くらいかけて、ゆっくりと育てるのかと思っていたがそうではない。割と簡単にリセットされる。息子が操作を間違えて、何度かリセットされてしまった。姉弟が交代で面倒を見る、というか、遊ぶ。排泄物の始末、食事、そして、お手紙。だいたいそのようなことである。妻は世話を手伝っているが、私は話に聞くだけで、全く使い方が分からないので、的外れなことを書いているかもしれない。これらの「世話」以外に、簡単なゲームで遊べる。三女も長男も、これに夢中になった。特別に面白いものではないと思う。ただ、何となくやり始めて止められなくなる類いのものだ。これを始めてしまうと、つぎの動作に切り替えるのに時間がかかる。さぁ、晩ご飯の時間だ、お手伝いして、という号令に反応しない子はたまごっちでゲームをやっている。友だち関係の影響として、赤外線でデータのやり取りが出来るらしい。息子はそれにも熱心だったが、三女はそれほど興味を示さなかった。むしろ、折角友だちと遊ぶのに、結局一人でたまごっちを弄るという状況が生じていた。更に拙いのは、粗い液晶画面にバックライト無し。これは目に悪そうである。

わが家のたまごっちは半年余り子供たちと過ごし、バッテリ廻りのトラブルでまともに動かなくなったようだ。最近、たまごっちを気にする子はいない。飽きてしまったというより、壊れてしまったのだろう。もう一つ買うという話になったら、今度は強硬に反対するつもりだ。とにかく、目に悪い。

携帯電話の話題まで持っていくつもりだったのだが、そこまでたどり着かなかった。次回の予定。

続・会議で見たもの

会議で見たものの続き。

海外からの参加者も結構居た。会場の片隅にインターネットブースがあった。ノートパソコンが並べてあり、JISとUSの二種類のキーボードが用意されていた。無線LANのアクセスポイントもあった。実は、アップル率がかなり高い。以前ほどではないにせよ、依然として2割程度がアップルユーザーと思う。会議の脇でさまざまな機器展示のブースが軒を並べる。専門的な機器の多くがパソコンによるシステムコントロールやデータ処理を行っているから、ブースごとにパソコンが数台ずつ並んでいる状況である。今そういった専門的な機器をアップル製でやっているケースはほとんど見かけない。また、演者たちにパソコンが必須の道具であるにもかかわらず、パソコンメーカーはいっさい機器ブースに展示をしていないのは少々不思議に感ずる。ポスターセッションの実演のような形でフジフィルムやエプソンがデモをやってもよさそうな気がする。アップルにとって良い宣伝場所出あると思うのだ。

アップデータ関連

 いくつか出ています。

MacOSX アップデート

すべての対象ユーザの方々に、10.4.7 アップデートの適用を推奨します。このアップデートには、オペレーティングシステムの全般的な修正のほか、次のようなアプリケーション、テクノロジーに関する修正が含まれています。このアップデートには以下の点についての修正が含まれています:

このアップデートの詳細については、こちらを参照してください:http://www.info.apple.com/kbnum/n303771-ja

セキュリティアップデートの詳細については、こちらを参照してください:http://www.info.apple.com/kbnum/n61798-ja

iTunes

「iTunes 6」では、iTunes Music Store にあるミュージックビデオ、ショートフィルム、人気テレビ番組を視聴、購入、およびダウンロードできるようになりました。購入した曲やビデオは、iPod と同期して持ち歩くことができます。

「iTunes 6.0.5」では、Nike + iPod のワークアウトデータを nikeplus.com と同期できます。nikeplus.com では、経過を追跡する、トレーニング目標を設定する、ほかのユーザに挑戦するなど、さまざまなことが簡単にできます。iTunes Music Store の Nike Sport Music エリアにアクセスすると、ワークアウトミックス、アスリート・インスピレーションのプレイリスト、Nike Podcast などをダウンロードできます。

注意:「iTunes 6」以降を使って iTunes Music Store から音楽を購入した場合、購入した音楽を、お使いのほかのコンピュータでも楽しむためには、それらも最新版の「iTunes」にアップグレードする必要があります。

QuickTime

QuickTime 7.1.2 では、iDVD のプロジェクトをプレビューするときに発生する問題への対処が行われています。すべての QuickTime 7 ユーザの方にこのアップデートを推奨します。

QuickTime Pro ユーザの方への重要な注意
QuickTime 7 をインストールすることにより、QuickTime 5 や QuickTime 6 などの旧バージョンの QuickTime での QuickTime Pro 部分の機能は使用できなくなります。このインストールを続けた場合、 QuickTime Pro の機能を再び使えるようにするには、QuickTime 7 の Pro キーを新規に購入する必要があります。インストール後に、www.apple.com/jp/quicktime を参照し、QuickTime 7 Pro キーを購入してください。

iPod Updata 2006-06-28

「iPod Updater 2006-06-28」には次のソフトウェアが含まれています:

「iPod Updater 2006-06-28」には、その他のすべての iPod モデルに対応している「iPod Updater 2006-03-23」と同じバージョンのソフトウェアも含まれています。

重要:iPod アップデータソフトウェアをダウンロードしたら、iPod をコンピュータに接続し、iPod アップデータアプリケーションを起動してください。お使いの iPod のアップデートが必要な場合は、「アップデート」ボタンをクリックして最新のソフトウェアを iPod にインストールしてください。

iPod 用の iPod ソフトウェア 1.1.2 の機能:

iPod nano 用の iPod ソフトウェア 1.2 の機能:

iPod shuffle 用の iPod ソフトウェア 1.1.4 の機能:

参考:iPod shuffle の最大音量の制限を設定するには、iTunes 6.0.5 以降が必要です。最大音量の制限の設定方法については、「iTunes」を開き、「ヘルプ」>「iTunes & Music Store ヘルプ」と選択してください。

iPhotoアップデート

このアップデートにより、信頼性の改善と、一部の他社製 802.11 対応カードやアクセスポイントと AirMac との互換性の問題の解決が、Mac OS X v10.4.3 以降を対象に行われます。

というわけで、適用しました。

妻のメールソフト変更

iMacで仕事をしようという時に困ること。画面が広いし、処理速度も速いから、エクセルテンプレートの妙な書類をやっつけるのになかなか役に立ちそうなのだ。ところが、仕事を持ち帰ってワードやエクセルを立ち上げようとすると、アラートが出る。妻が古い方のPowerMacG4でメールソフトにEntourageを使っており、Office 2004の一部である。同じシリアル番号のOfficeがローカルネットワークで二台のパソコンにインストールされていると、同時に起動することが出来ないのだ。

少々面倒であるが、メールソフトを切り替えてもらうことにした。EntourageからアップルのMailに乗り換えである。長女はThunderbirdを使っているが、乗り換えに関しては、go to Mailの方がかなり楽である。妻はメールボックスを容赦なく空っぽにしていくからデータもごく僅か。アドレス帳のデータさえ移行できれば、(それからアカウント情報をきちんと移せれば)余り問題はないはずだ。Entourageは便利だけれど、機能が豊富で使いこなすのは難しい。それを使いこなしていたのだから、Mailでも大丈夫と思う。ちょっと古いが、アドレス帳の乗り換えには2003年9月の道具としてのパソコンの記事(メールソフト) が役に立つと思う。 今回も「vCardとして転送」で問題はなかったと思う。

仕事やら書類やら

先日来のエクセル書類は、取りあえず一段落した。元のワード書類をエクセルの表に組み直す作業。以前作った書類に、数年分の資料を加えて、一旦ワードの表として、それからエクセルに貼り付けた。どうでも良いような書式が重要な意味合いをもつ。能率的な作業手順は、結局ミスを減らす効果がある。

新たなデータをシンクロさせるところに苦労した。じつは、書類を作り始めてしばらくは、ワードやエクセルを離れて、手許にある資料の整理に没頭した。こういうことのために、いつも整理しておかなくてはならないと思っているが実行を伴わなかった。引き出しの中やファイルを引っかき回したり、ハードディスクの中身を検索したり、Googleのお世話になったり。

しかる後に、ワード文書を整え、エクセルに貼り付ける。ここから先はほとんど単純な作業になる。むしろ、パソコン利用部分をいかに単純作業に置き換えるか、が重要な点なのだ。こういったいろいろなところから資料を集めてきて、ワード書類にまとめていく上で、コピペで書式を引きずるオフィススイートの仕様はとても便利と思う人が多いのだろうが、私には全く迷惑な代物だ。

えー。

何だか変だなぁと、思わないのかな。オフィスさまの云う通り、と思ってみんな我慢しているのか。

あの、これはパソコンソフトなんですよ。

手間は少ないほど良いのですよ。

ちょいと、こっちの書類の文章の一部を、あっちの書類に貼り付けられる。これがパソコンの良いところ。

そのまま貼ると、つまんない書式を全部引きずっていくから、そういうときは「形式を選択してペースト」でテキストのみ、とすれば良いと思うんだけど、そうするとなんかよく分かんないけど、貼り付け先の書式を無視して、MS明朝かなんかにしちゃうのは、あれはサラリーマン的にはオーケイですか。それでまたいちいち、書式を設定するのは、給料のうちという事ですか、そうでしたか。形式を指定してペースト>テキスト形式、と手順が二つくらい増えてしまうのもオーケイってことか。

 それにしても、マックライトIIという、15年くらい前のソフトがほぼ問題なく立ち上がって、書類を眺めてコピペも出来た。けっこう感動した。


追記とか言っているうちに、月が変わったので、こういうことになってしまいました。