このページのもくじ

  1. ポスターセッション
  2. ポスター作りメモ
  3. タブブラウザのインターフェイス
  4. iTunes6.0.1と新CPU

会議に参加してきた。地元の会議はどうも気が抜ける。

ポスターセッション

この時期恒例の会議で、プレゼンテーション。その準備に忙殺されていた。広大な展示場がついたてで仕切られており、発表者は短冊状に縦に区切られたついたての一角を原則自由に使って掲示物(ポスターと総称する)を画鋲で貼り付ける。丸一日掲示されるが、発表者は指定された時間(夕方の一時間)、ポスターの前で待機し、参加者と討論する。発表内容の概要は抄録としてあらかじめ提出してあり、会議参加者は抄録集の冊子を手に、興味を持った演題を探してついたての間の通路を歩き回る。こういった発表のやり方をポスターセッションという。かつて、会議は小さな部屋に分かれて口演が一般的だったが、今ではポスターセッションが主流となっており、口演による発表の機会はほとんど無い。口演とポスターはそれぞれにメリットデメリットがある。思いつくままに並べてみる。

ポスターのメリットは、参加者側の自由度が高いことである。口演では、発表時間に合わせてその会場に足を運ぶ必要がある。口演のスケジュールは座長がコントロールすることになっているが、しばしばずれ込む。同時に複数のセッションに参加することが出来ないため聞き逃すことが多い。ポスターは、朝から晩まで掲示してあるから、見逃す心配がない。次々と流れていくスライド口演に比べて、ポスターは全てのデータが晒されるから、じっくり見ることが出来る。また、口演者と参加者がポスター前で面と向かって話すことが出来る。口演会場で質問に立つのはなかなか勇気が要るし、スケジュールの都合上、質問内容、質問者の数も限られる。

発表者側には、人前で話すことが苦手なら大いにメリットがある。また、口演にはかなり念入りな準備が必要だが、ポスターは気楽である。口演の場合、横長のスライド数コマが発表のフォーマットとなる。持ち時間内で喋りきるという時間の制約もある。それに比べると、ポスターは自由度が高い。データを晒さなくてはならないことについては、特に競争相手を意識する必要があるとき一考の余地がある。

口演はデータの提示を口でアシストできるうえに、最初から最後まで通して聴く前提がある。会場に入って聴いていれば、おおよそ内容を把握できる。ポスターは見て、読んで理解しなくてはならない。参加者は前を通りかかって立ち止まり、ざっとみて内容を把握しようとする。興味を引かせて、出来るだけ安直に内容を把握させる必要があり、デザイン云々とは別に発表者のセンスが問われる。

ポスター作りメモ

ポスター作り、今後もあることなので、覚え書き。前回に続きパワーポイントで大判ポスターを作った。

さらに、私なりのコンセプト。(今回実現していたかどうかは度外視)

スライド口演が完全にPC利用に移行したのに比べ、ポスターセッションは混沌としている。大判ポスターによる掲示は全体の半数に満たない。さすがに、手書きポスターは無いが、スライド原稿と同様にパワーポイントで作製して、A4サイズのコマ割りポスターとしている人や、ワープロやドローソフトなど、様々なソフトでバラバラに出力し、台紙に貼り付けて画鋲で並べているものも多数。大判ポスターのメリットは、

一方でデメリットは、

フォトスライドがPCに置き換わった際、スライドを作る手間が劇的に軽減され、フルカラーになり、公演直前でも変更や修正が可能、しかも、液晶プロジェクタは主催者が用意してくれるという様々なメリットが低コストで得られた状況に比べると、大判ポスターの普及にはまだまだ時間が掛かりそう。というか、普及する前にもっと別のプレゼンテーション法が取り入れられるかもしれない。私は、メリットの方が大きいと思うから大判ポスターを使っているが、身近に使える大判プリンタがあるかどうかが普及のネックになっている。

会場で、以前勤めていた職場の知人と遭遇し、色々と近況や思い出話。彼はポスター作りにアドビイラストレーターを使っているが、職場に大判プリンタがないので、一枚一万円ほどのコストで外注している。また、業者はイラストレーターのファイルを喜ばないので、JPEGファイルに変換して渡しているとのこと。

タブブラウザのインターフェイス

重い、重いと、Opera8.5の悪口を書いたが、自宅のPowerMacでは思いの外、軽快に動く(が、表示はかなり乱れる)。もしかすると、PowerBookの調子が悪いのかもしれない。ちょっと微妙だ。我が家のPowerMacとPowerBookの概要とPowerMacとPowerBookのCoccoaBenchによる比較をまとめてあるので、参考までに。

Operaを使い始めて、タブの扱いに違和感を持った。もちろん、Firefoxに慣れていることが背景にある。タブブラウザのメリットを生かす使い方とはどういうものか。

検索結果の一覧やアンテナなど、リンク集から興味を持ったページを順次閲覧していくときにタブブラウザのメリットが生きる。リンク集Aから取捨選択し、候補となるページをA1、A2、A3と順に開いていく。とりあえず開いて、それから順に見ていくためには、新たなタブをバックグラウンドで開く1*。一通り興味を持ったリンクを開いたら、順にタブを選択して閲覧し、必要なページのみ残し、興味が持てないページのタブは閉じる。

1*:新たなタブをバックグラウンドで開く設定法

Firefox
初期設定で「リンクから新規タブを開くときは手前に表示する」のチェックを外す。
Control + Clickでコンテクストメニューを呼び出し「リンクを新規タブで開く」を選ぶか、Command + Clickでリンクを新しいタブで開くことができる。
サファリ
初期設定で「タブブラウズを有効にする」をチェックし「新規タブ作製時に、選択された状態にする」のチェックを外す。
Control + Click (コンテクストメニュー)、あるいは、Command + Clickで新規タブをバックグラウンドで開く設定となる。

タブブラウザは、あるページとそのページのリンクから開いたページを自動的に関連づける。順次タブを開いていくとき、一番左のタブが親ページである。一般に、興味深そうなリンクから順に開いていくから、複数のタブが並んだとき、親ページ(A)の左から順に、開いた順にタブが並ぶことが望ましい。親ページの左横のタブ(A1)を選択し、そのタブを残しておくかどうか判断する。閉じる場合、次にアクティブになるページはA2であることが望ましい。

Firefoxの場合、タブを閉じると次にアクティブになるタブは、閉じたタブの右となりのタブである。これはSafari でも同様。親タブ(A)から順にA1、A2、A3と子タブが並んでいる場合、A1を見て、興味が持てずに閉じると、A2がアクティブになる。この仕様は親タブから開いた子タブを順に見ていくのに都合がよい。先に右端のタブをアクティブにした場合は、順に左となりのタブがアクティブになっていく。つまり、FirefoxとSafariはタブの序列は完全に開いた順番に依存する。そして、序列はブラウザウインドウ上のタブの並ぶ順序に一致する。

一方、Operaの場合、初期設定でいじることが出来ることを含めて、いささかややこしい。

Opera8.5の初期設定で、タブの扱いに関する部分をリストアップしておく。

*2
target="blank"(新規ブラウザを開く)指定があるとき、新規タブで開かせる。
*3
多分、ウインドウズユーザーのみに有効なオプション。ヘルプによると、Altを押したままTabを数回押すことで、上に開いているすべてのアクティブなウィンドウ内のページを切り替えて表示することができます。 この設定はどの順番でページのリストを表示するかを決定します。とあるが、Macでは無効のようだ。
*4
ドックのURLアイコンクリックや、メール文面のURLクリックなど、他のソフトウエアにOperaが反応してウインドウを開く場合の設定。既にブラウザウインドウが開いている場合、そのウインドウ内の新規タブとして開く。
*5
新規タブを挿入する位置のこと。

 

私は初期設定で、

を何れもオフにしている。

使い始めて大変強い違和感を持った。Operaはタブの挙動が独特である。Operaで複数のページをタブで開いた場合、ウインドウのページバーに並ぶタブの順序(左から右)は、実際に開いているページの序列と関係がない。ページの序列はアクティブにした順序で決まる。親タブからバックグラウンドでページを開いていくと、開いたページは次々と一番下に差し込まれる。あるタブをクリックしページをアクティブにすると、そのページは一番上に載せられる。それが全て。従って、親ページ(A)から順次バックグラウンドのページ(A1、A2、A3)を開くと、ページバーには、A、A1、A2、A3とタブが並ぶ。(この状態ではAがアクティブ)A1タブをクリックし、アクティブにして、これを閉じると次にアクティブになるのはA2ではなく、親タブのAである。なぜなら、アクティブになった時点でA1ページは一番上、つまり、Aの上に載せられる。だからA1を閉じるとAが現れる。使う側とすると、A1の次はA2を見たいのだが、このタブの扱いは、初期設定では如何ともし難いようだ。

iTunes6.0.1と新CPU

アップルホットニュースより

PowerMac G5 Dual/Quad
CPUの強化
http://www.apple.com/jp/news/2006/oct/20powermac.html
PowerBook G4
ディスプレイの強化、バッテリ駆動時間の改善。
http://www.apple.com/jp/news/2006/oct/20powerbook.html
Aperture
写真家のためのオールインワン・ポストプロダクション・ツール
日本語化は未定、499ドル。

新パワーブックは、intelチップ移行前の最終型かもしれない。興味がある。しかし、OSがどの程度サポートしてくれるのか。OSのサポートが無くなった時点でパソコンは死ぬ。

iTunes 6.0.1

書類の空欄を埋める作業中。なぜか、なかなか没頭出来ず。