アップデータ多数。
色々と、私に関係あるアップデータが出ました。
まずは、OSXのバージョンが上がって10.3.3となったお話。一応、ソフトウエアアップデートに書いてあった説明書きは、こんな感じ。
10.3.3 アップデートにより、Mac OS X v10.3 "Panther" の機能強化と信頼性の改良が行われます。すべてのユーザの方にアップデートをお勧めします。
主な改良点:
- ネットワークボリュームを Finder のサイドバーとデスクトップで利用できるようになり、アクセスが便利になりました
- Mac(AFP)、UNIX(NFS)、PC (SMB/CIFS)のネットワークでのファイル共有やディレクトリサービスの機能が改良されました
- PostScript、および USB のプリント機能が改良されました
- ディスクユーティリティ、DVD プレーヤ、イメージキャプチャ、Mail、および Safari がアップデートされました
- 対応する FireWire、および USB のデバイスが追加されました
- 他社製アプリケーションとの互換性が改良されました
- 以前のセキュリティアップデートと Bluetooth Update 1.5 での改良点も含まれていま す
このアップデートの詳細については、こちらを参照してください:http://docs.info.apple.com/jarticle.html?artnum=25711
参照先、多分アップルのTechInfo Libraryと思いますが、ID :25711には、いくつかのバグフィックスに加え、私の環境に直接関係ある部分として、スリープ解除時に
PowerBook G4 および iBook G4 コンピュータによって認識される、高速 USB デバイスの認識性能を改善。
とあります。期待させられますが、私のUSB2.0PCカードはディープスリープで見事に電源が落ちる。直っていないようでした。私はとりあえず、導入しましたが、いまのところ特に問題はなさそうに思います。
これは私が待ちわびていたアップデータですが、ミノルタ(現コニカミノルタ)のデジカメに付属してくる画像ブラウザ、DimageViewerのバージョンが 2.22から、2.33に上がりました。よく使うソフトで、なおかつ深刻な問題があったのです。(ダウンロードページ)
コニカミノルタによると、OSX 10.3に対応しました、とのこと。具体的には書かれていません。私がこのソフトを使う一番の理由は、画像ファイル名の変換ツールが良くできているから。深刻な問題とは、OSX 10.3になってから、ブラウジングに大変時間が掛かっていたことです。特に、デジカメで撮影したJPEGファイルの表示に一コマ10秒ほど掛かると云う状況で、どう考えてもOSX10.3に対応していない。アップデータですが、インストールに2.xバージョンのCD-ROMが必要というのは、今まで通りです。読み込み、ブラウジング共に、随分速くなりました。ACDSeeよりは若干遅いかもしれませんが、壊れている?と疑う必要は無くなった。スキャナで読み込んだTiffファイルに比べて、デジカメのJPEGの表示に時間が掛かるのは、Exif情報を読み込むからかもしれません。他にもいくつか機能が追加されているらしいので、追々使ってみようかと思っています。画像ブラウザとしては、マァマァの速さになったと云うことです。
Operaのマックバージョンに最新の7.5が登場。何処にあるのかわかんないので、試していません。そのうちに。
それから、iPhoto4.0.1。ソフトウエアアップデート経由で
iPhoto 4.0.1 には、整理機能および安定性における改善が数多く含まれています。 アプリケーション全体のパフォーマンスが向上しており、写真の読み取りがより早く、画像表示がよりスムーズに、Rendezvous による写真の共有がより簡単になります。 このバージョンの iPhoto では、フォトライブラリのサムネイル画像も改善されています。利用するには、サムネイルをアップグレードする必要があります。アップグレードは、ライブラリ内の写真の枚数によっては多少時間がかかります。
わざわざ別項目扱いとしましたが、ついに、Dreamweaverのアップデータリリースです。
Macromedia Dreamweaver MX2004 (7.0.1) では、Dreamweaver MX2004 で報告された既知の問題がいくつか修正されました。修正された問題には、Dreamweaver のパフォーマンスの低下やクラッシュの原因となっていた深刻な問題も含まれています。すべての Dreamweaver MX2004 ユーザーに本アップデートをダウンロードしてインストールすることをお勧めします。
このアップデータでは、Dreamweaver MX2004 で確認された不具合が修正されています。Dreamweaver MX2004 7.0 をご利用いただいている場合は、アップデータを適応されることをお勧めします。このアップデータは、Dreamweaver MXをバージョン 7.0.1 にアップデートします。(中略)このアップデータには、以下が含まれます。
- 全てのプラットフォーム、特に Macintosh において、安定性とパフォーマンスの向上
- 不具合の修正
- タイムライン機能の復活
やれやれ、深刻だったそうです。私もそう思います。
おまけ。
Macintosh で 非 Roman キーボードを使用している場合に、Dreamweaver が頻繁にクラッシュする問題が報告されています。この問題が発生した場合は、次のように操作してください。
リリースノート、Macintosh で 非 Roman キーボードを使用する
- Mac OS X で [システム環境設定] を開きます。
- [言語環境] ボタンをクリックします。
- [言語環境] パネルで、[入力メニュー] タブをクリックします。
- [入力メニュー] ウィンドウで、[オプション] ボタンをクリックします。
- 表示されたダイアログボックスで、[キーボードとテキストを一致させる] オプションのチェックを解除します。一部のシステムでは、このオプションは [フォントとキーボードを一致させる] という名前になります。
非ローマンキーボード、って、何だろう?
とりあえず、ダウンロード。そして、アップデータ適用。特に難しいことはなく、バージョンは7.0.1となった模様。さっそく使い始めている。まずは、直っていない話。どうにもおかしいところで気になる点。
パネルウインドウのグループ化がだめである。縦置きに出来なくなった「挿入パネル」を「プロパティパネル」とグループ化しようという試み。構造的には出来る。そうする目的は、ウインドウ上のスペースを節約すること。横幅が広く、縦が短いパワーブックのモニタでは、少しでもウインドウの縦方向を有意義に使いたい。共に入力、文書作成時に役に立つ機能が似た二つをひとまとめにして、能率化、と云う発想。ところが、この二つをグループ化すると、ウインドウメニューからプロパティウインドウを消せなくなる。これは多分バグだ。いや、ちょっと待て、プロパティウインドウには水色の帯がついていない。それならグループ化出来ないはずだ。グループ化出来てしまうところが拙いのかも。
それでは、と、「サイトウインドウ」とグループ化する。これも出来る。しかし、更に拙いことになる。書類に何かを挿入したいと、ボタンを押すと、サイトウインドウがアクティブになり、書類はバックグラウンドに下がってしまう。これでは挿入したい何かを入れられない。これもバグだろう。
一方、ATOKによる入力は、更におかしいことになっている。もちろん、カタカナ変換は依然として使えない。半角英数からひらかな入力に切り替えたときに、最初の数文字が半角のままである。
とりあえず、落ちなくなったような気はする。パネル内のフォント名文字化けはそのまま。盛大に化けまくっている。もう少し使ってから、改めて書き記すことにする。
それにしても、どうよ。この前のバージョン(MX)が登場してから、僅か一年ほどで出た新バージョンMX2004。MXの時も、酷いバグに当分悩まされた。コードビューで入力すると落ちるとか、そういう致命的なバグがありました。これは、OSXのアップグレードにソフトが追従できなかったという話だったかも。とにかく随分永いこと、まともに働かない状況だった。今回の新バージョンもあまりに拙速なリリースだったと云わざるを得ません。ソフトウエアにバグはつきもの、とは思いますが、どの程度まで許容するべきか。きちんとしたベンダー(の、定義はまた難しいところだけれども)が作り、安くはないお金を支払って購入するからには、それなりの完成度やら、使うことのメリットを求めたいところです。しかしながら、異常なまでの重さや、ちょっとした操作で強制終了するなど、予め分かりそうなこと。それも我慢した上で使って下さい、と云うアナウンスはもちろん無かった。これが、シェアウエアとか、無料お試しソフトというならまだしも、メジャーソフトのメジャーアップグレードがこのザマでは、何ともはや。
野心的な機能を盛り込む、という、メーカーの試みを評価する反面、道具として捉えた場合、あまりに完成度の低い状態で市販されたことに大変な不信感を持つ。OSの側に問題があるとしたら、同情の余地もあるが、今回に関しては、あまりにお粗末だったと云わざるを得ない。発売初期はシェアウエアとして安価で提供するとか、ソフトウエア販売のあり方を考え直すべきだろう。バグとして許せる範囲を超えていたように思う。例えば、デザインビューにいくらか不都合があっても、HTMLをまともに作ってくれるならそれで良かったのだが、野心的な機能に足を引っ張られ、強制終了するのでは、ソフトとして使えない、と云うことになる。
きちんと機能が発揮されてこそ、市販ソフトとしての価値がある。数々の機能を謳い、お金を取るならOSのアップグレードにもきちんと対応していただきたいと思う。対応できないならその分、お金を返して欲しい。Panther登場から既に、半年近くが過ぎ、依然として、ノートン先生は暢気なものである。そろそろ、と思ってライブアップデートを立ち上げるが、下らない電波をビンビンと発射するばかりで、何のお知らせも無い。パソコンを起動するたびに出てくる、これ見よがしなアラートが虚しい。まじめにやって欲しい。
そういえば、Dreamweaver MX2004バージョンの変更点についてまとめました。