このページのもくじ

  1. ひと仕事
  2. ドロー系データをどうやって作るか
  3. 装備を充実
  4. どうやってつなぐか
  5. ねじりっこ
  6. 180度以上回さない
  7. スイッチ

ようやく夏本番。ひと仕事終えたので、システム直そうかと思ったり。

ひと仕事

色々と苦労の末、プレゼンテーションを終えました。先日書いた件です。

こういうプレゼンテーション資料は一発で出来るものではありません。以前の資料をベースに、付け加えたり、改めたり、別の資料から取り込んだり、そういう作業を色々進めます。他人からもらった資料(パワーポイントファイル)の互換性の問題について前々回、書きました。問題は、パワーポイントが事実上の標準となっていること。送ってくれる側は、とにかくパワーポイントのファイルなら大丈夫と思っている、そこが問題です。

私は別のプレゼンテーション(講習会のような場面で使う資料)に、HTMLを使ったのです。悪くない選択だと思います。パワーポイントを見慣れている人たちには、HTMLを使ったプレゼンテーションは新鮮に映るかもしれません。また、その後の自己学習を前提とするプレゼンテーションでは、HTML利用はメリットがあります。テキストだけならHTMLで十分。しかし、画像提示、ベクターデータの処理に関しては、私の無知もあると思いますが、パワーポイントを使う方がその目的には叶っていると思う。また、パワーポイントは、アウトライン表示で、一種のアイディアプロセッサのような使い方が出来ますし、資料の提示順序の入れ替えなども簡単。しかし、パワーポイント独自の画像データの扱いには、ほとほと困ります。

ドロー系データをどうやって作るか

何でもござれ、のマイクロソフト。メーラーとブラウザをタダで配る、太っ腹のマイクロソフトのようですが、それ以外ではしっかり稼がせて頂きます、という、商売根性が見え隠れ、どころか、全開バリバリ。(ちょっと下品か)互換性の悪さに関しては、マイクロソフトのデータどうしでもウンザリ来るほど。エクセルでグラフを描く人。エクセル以外のグラフソフトを使ったことがあるのでしょうか。というか、ウインドウズパソコンを手に入れて、オフィスが入っていたら、それで十分と思って使う人がかなり居るんではないかという気がします。

エクセルでデータを入力して、表計算させて、スタットビューで統計処理して、クリケットグラフでグラフにする。とか、フリーハンドで図形を描くとか、そういうもっと便利で融通の利くソフトを使いたいと思ったときに、パワーポイントの互換性の低さは致命的です。HTML+CSSの効率の良さを知ってしまうと、ワードで文書を作ることのかったるいこと。表現力の低さ。などなど、ばかばかしくなってしまうほどです。

私は、パワーポイントが、アイディアプロセッサ、兼、画像データベース、兼スライドビューワーに特化してくれたらいいと思う。ちまちまと、パワーポイントで画像を作るのにはウンザリ。操作性の悪さに加えて、互換性の低さは、その後のデータの遣い回しを意図的に制限して、顧客をつなぎ止めようと云う恣意的なものと思う。冷静に考えて、パワーポイントでプレゼンテーションをする場合、結局、最も効率が良いのは、パワーポイントでちまちまと図を描くこと。もう、これは覚悟を決めて諦めざるを得ない。ちょっと複雑な形が必要になったときにはフリーハンドを使ったけれど、一端パワーポイントに貼り付けてしまうと、もう動かせない。皆さん、どうやって図を作っているんでしょう?

装備を充実

この、プレゼンテーションに合わせて、クリップドライブを買い足しました。ヨドバシで色々見定めた末、メルコ(Buffalo)の256MB/USB2.0モデル。メモリ容量はでかいほど良いのですが、この手のフラッシュメモリが実はあまり耐久性が良くないと思っている私。現に、以前ひとつ壊れています。信用していないデバイスに思い切ったお金を出すわけに行きません。およそ9800円ほどだったはずです。USB2.0を選んだのは、将来のことを考えた上です。

クリップドライブのセットアップシートにも記載がありますが、本来ドライバが要らず、差し込むだけのはずですが、OSXで使うときは、ちょっとした注意書きに従う必要があります。

MacOS Xをお使いの方へ

本製品がマウントされたら、MacOS拡張形式またはMacOS標準形式で初期化して下さい。初期化しないとデータの書き込みに失敗したり、ファイルが認識できないことがあります。初期化の方法は、オンラインマニュアルを参照して下さい。

RUF-Cシリーズ、セットアップシートより。(強調は筆者による)

これは、多分、OSXの側のバグのようです。これを回避する方法は、単純なファインダからのコピーではなく、バックアップソフト(TriBackup3)のコマンドを使ってコピーを取ること。これで大丈夫のはずです。

クリップドライブを用意した動機が、パソコン本体のトラブルに対応するため、ということなので、いざというときにウインドウズパソコンで認識できないマックフォーマットは拙いのです。

どうやってつなぐか

先日ELECOMの2ポートハブが壊れて以来、少々不自由をしていました。トラックボールを愛用する私の場合、USBポートの一方は必ず塞がります。職場ではプリンタ二台、MOドライブなどをつなげるための電源付き4ポートハブがもう一方のUSBを塞ぎます。従って、ごつく、それほど役に立たないテンキーパッドをハブ代わりにして、その両側にクリップドライブとトラックボールをつないでいました。テンキーが結構大きい上に、USBポートが両脇にあるため、とても場所を取るのです。

テンキーにつながったクリップドライブ←左側にもう一つポートがあります

クリップドライブを買い足すときに、USBのハブもいっしょに選びました。ちゃちなものはごめんです。ごつすぎるのも勘弁して欲しい。3ポートのシンプルなものがあれば、と思いましたが、とかく律儀な日本人気質からか、ポートの数は偶数、つまり、2か4です。今回特に重視したのは、ケーブル。前回のハブが簡単に壊れた理由のひとつは、ケーブルが細くて短か過ぎて余計な負担が掛かったためでしょう。売り場には目移りするほど色々な種類がありましたが、15センチくらいのケーブルで、しっかりしたもの、という条件に叶うものが見つからず、結局、「超小型・直付」が売り文句のSANWA supplyの2ポートハブを選びました。1200円くらい。直付けですが、頭が180度回転出来るようになっています。直付けの場合、ガツンとぶつけると、パソコン本体が壊れそうで怖いのですが、クリップドライブの方に付属する50センチ延長ケーブルを使えば、大丈夫だろう。どうせ壊れるなら、安いものを選ぼうということも選択の基準のひとつ。

sanwa supplyのハブ白い部分がハブ。延長コードがつながっています。

ねじりっこ

私は余ったケーブルをねじりっこでしっかり結わえることにしています。ねじりっこというのは、針金をビニールで覆った、最近よく見るアレです。

ねじりっこで結わえたケーブル

コツは二本以上のねじりっこを使うこと。写真は手前のパソコンに、SDカードリーダー(白ケーブル)とハブ(青ケーブル)がつながっています。どちらも延長コード経由。ねじりっこ二本使うことで、余ったケーブルの収まりはかなり良くなります。

180度以上回さない

新しいハブのパッケージを開けて、そのちゃちなことに落胆。頭が回せるのですが、回転部分をごく短いケーブルが貫いていて、回しすぎるとケーブルがねじ切れる仕組み。よく見ると、180度以上回転させないで下さいと、注意書きが小さく書かれていました。はれ物に触るような気分、、、却って長持ちするかもしれません。

スイッチ

というわけで、プレゼン資料の仕上げは、パワーポイントの配布資料をカラーレーザープリンタで印刷すること。何もそこまで、と思うが、こういう配慮がプレゼンテーションを成功に導くらしい。職場のコンピューター室で作業。

職場のパソコン室はマックが幅を利かせているが、いつの間にか半分以上のマックがOSX起動に変わっていた。カラーレーザープリンタは3年前のキャノン製で、OSX版のプリンタのドライバも完備で私にとっては有り難い。しかし、パワーポイントの配付資料印刷で、4コマ一枚のフォーマットを吐き出すのに一枚70秒ほどかかる。一枚70秒では埒があかず、カラーコピーを併用することにして、完成品一部を持ってコピー室へ。こっちの方が遥かに速い、が、お金も掛かる。

パソコン室の担当者と話しをする。彼はマックのファン。マニアと云って良いかもしれない。そしてマイクロソフト嫌いである。パソコン室担当者でありながら、「パワーポイントの使い方はよく知らない」、などと抜かす。OSX、私にとっては有り難いが、他のほとんどのマックユーザーにとっては、混乱の元ではないかしら?と、水を向けると、「でも、もう移行せざるを得ないでしょう。」と、ツラリと云う。それはそうだけれども、、、

私は、OSXは素晴らしい、その移行は大いにメリットがある、と思う。彼もそう思っているのだろうが、パソコンを単純に仕事の道具として使っているマックユーザーの多くは、クラシックからOSXへの移行に、操作法の変更、CPU パワー、OSXの入手、対応ソフトのアップグレード、周辺機器の対応などで、高い障壁を感じているのは事実。取りあえず、苦労の割にそれほどメリットが無さそうなOSXへの移行より、次にCPUをアップグレードするなら、ウインドウズに乗り換える方が、色々とメリットはありそう、と感じる人も少なくないだろう。

アップルは相変わらず、Switchキャンペーン、をやって居るみたいだけれど、現実的には、クラッシックからOSXへのスイッチをキャンペーンするか、マックからウインドウズパソコンへのスイッチを止めましょうキャンペーンを、優先させた方がいいのでははないかしら、と思う。色々な意味で、これは拙いなぁ、と思いながら、カラーコピー機に向かったのでした。

お休みなさい。