ダイアリ:いっしゅんの一コマ@おやこニュース
伊丹の昆虫館で過ごした話が、ここに続きます。
生き物の餌付けはわくわくして楽しいものです。我が家の近所の夙川にもカモが居ます。香櫨園の浜にはユリカモメが居ますし、片鉾池にはカメやアヒル、鯉が居ます。朝食に残ったたパンの耳をカアサンは袋に入れて取っておき、お出かけの時に持参するのです。
さて、昆陽池(こやいけ)は野鳥の宝庫。今は、冬の渡り鳥が、長旅に備えて最後の準備をしている頃です。昆虫館に寄る前に、まずは昆陽池で野鳥と戯れることにしました。
駐車場から公園に向かう途中、コブハクチョウが目につきました。早速、パンをちぎって、渡そうとしました。手から直接エサをやりたいのですが、ハクチョウは、サイズが大きいですし、なかなかの迫力です。ヨウカラは怖がって、なかなかパンを渡すことが出来ません。金網の下からこっそりとパンをつっこむヨウカラ。
ずんずんと、公園に向かって歩いていくと、舗道の上に、ハトと一緒にオナガガモが歩いていました。ベンチに腰掛けて、パンくずを蒔いている人の周りに集まっています。オナガガモは、夙川にも沢山いますので、何となく親近感が湧きます。
エリポンがパンをちぎろうとしますと、それを見つけたオナガガモに囲まれてしまいました。こいつらは、かなりなれなれしいというか図々しいというか。普段は大きな顔をしているハトもタジタジの突撃で、パン目指して飛びかかってきます。昆陽池には、他にも数種類のカモが居ますが、池から出て舗道でエサにありつくのはオナガガモだけです。
一応、野鳥ということになっていますが、昆陽池のオナガガモは、人に慣れきっています。こんなに警戒心が薄くて、この先、生き延びていけるのでしょうか。
ほかにも、マガモ、ハシビロガモ(この二つはよく似ています)、白黒のツートンカラーが印象的なキンクロハジロ、頭のてっぺんが黄色いヒドリガモ、そして、時々一斉に飛び立って周りを驚かせるユリカモメ、池に浮かぶ島には沢山のカワウがいました。
エリポンが「あのねちょう」に書いた、この日の日記を紹介します。
きのう わたしはこんちゅうかんととりにえさをやりました。
「コブハクチョウやハビビロガモやマガモやあひるやオオガモ、コガモがこやいけにいました。
いたみのこんちゅうかんのおんしつにちょうちょうがいました。
ごきぶりもさわりました。みつばちもみました。わたしは、つよかったです。
わたしは、つよかったです
の意味を尋ねたところ、「ゴキブリを触っても怖くなかったから」といっていました。この日記は、誰の助けも借りずに、全て自分で書いたのだそうです。
実は、昆陽池には、野鳥にエサをやらないで下さい。という看板が出ています。食べきれないほどのエサが池を汚すからということのようです。