このふたりの関係が、対立から協調へと、新たな段階を迎えています。

ゴキブリをつつくエリポンとタンタン

虫をつつく

タンタンとじゃれるエリポン

じゃれ合うふたり

自我に目覚め、そして、周辺と関係を築いていく。子供たちは、それぞれのスピードで、そういうステップを踏みながら成長してゆきます。エリポンは、他の子よりもゆっくりとしていて、周囲に目覚め始めた時、丁度良いところに弟が居たと云うことだと思います。

勝手気ままで、みんなから迷惑がられることが多いタンタン。周りのことを配慮できないのは、この子がまだ4歳だから。個性もあるでしょうが。最近になって、自分が悪者になっている。叱られるのはそのせいだと云うことに気がつき始めている。危うい自分の立場を自覚し始めたのは、時々、申し訳なさそうに謝って、周りの顔色を伺うそぶりを見せだしたことからも明らか。一方、エリポンは、自分が叱られることより、他人が叱られることが気になって仕方がない。

トウサンも、カアサンも、エリポンを叱るときは、少しだけ手加減している。エリポンはそのことを感じていて、自分が叱られることよりも、やんちゃな弟が叱られるのが見るに忍びない。助けようとするのです。タンタンは、助けてもらった恩を感じるのか、お姉ちゃんの優しさに気が付いたのか、このごろふたりは妙に仲が良いというお話し。

終末に出かけた、伊丹の昆虫館で、ふたりで虫をつついているところ。宝塚の山で捕まえてきた「ゴキブリ」の一種なのだそうです。もう一枚の方は、昆虫館の出口で、弟をだっこしようとするエリポン。

頼られる立場になったエリポン。すごいねぇ、と目を細める私達。


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