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大阪市内、大阪のシンボル大阪城がそのまま公園に
昨年末、年賀状に使う写真を撮るために、ちょっと大きな公園でに行こうということになり、大阪城公園に向かうことにしました。大阪城といっても、ご存じの通り、天守閣は昭和に入ってからの再建。鉄筋コンクリート、エレベーターつき。私は高校の修学旅行で天守閣に上ったことがあります。外から見るのと中にはいるのでは大違い。公園内の大阪城ホールには、何度かコンサートを見に行ったことがあります。JR大阪環状線の車窓から、大阪城公園を見下ろすと、楽しそうな遊具が見えますので、こども達は喜ぶでしょう。
我が家からは、阪神電車で梅田へ、JR大阪駅で環状線に乗り換え、大阪城公園駅で下車。大阪城公園駅は若干バリアフリーに問題アリです。今にして思えば、公園で遊ぶつもりなら、森ノ宮駅の方が便利だったかも知れません。大阪城公園は、大阪城ホールの最寄り駅です。駅から出て階段を下りると、まっすぐ大阪城ホールへ向かう道筋。公園内でお昼ご飯を手に入れようと思いましたが、屋台が出ている程度で、適当なお店がありません。やむを得ず、橋を渡って一旦大阪城公園から出て、大阪ビジネスパークへ向かうことにしました。
川向こうの大阪ビジネスパークに入り、IMP (International Market Place)へ向かいました。バブル絶頂期に作られたショッピングセンターで、結婚する前に、カアサンと買い物や食事に利用したことがあります。一階にマックを見つけて、お昼ご飯。いつも頼りになるマクドナルドです。
少々歩くことになりましたが、やむを得ません。悪くない選択だったと思います。再び大阪城公園に戻り、橋の上から水上バスの駅を眺め、こども達は「水上バス」に興味津々。残念ながら、そのものを見ることが出来ませんでしたが、大きなバスが、川の上をどうやって走るのでしょうか?水上バスには後日乗ることにしました。
大阪城公園に戻り、大阪城ホールの脇を歩いてゆくと、模型の展示をしていたのでちょっと寄り道。入り口でプラモデルをもらい、。見事な模型作品に見とれてから、さらに公園内を写真撮影に適した場所を探しながら歩きました。どうやら、私たちは大阪城公園内をほぼ一周歩くことになったようです。
お城の堀に沿って歩きました。どこかで写真を撮りたいのですが、余りよい景色がありません。公園の広い芝生の上は、至る所に青テント、つまり、住む場所がない人が公園を不法占拠していて、まるで大阪城公園団地といった趣。これを見たトウサンはすっかり気分がへこんでしまい、写真を撮る気分でなくなってしまいました。青テントが入らないように写真を撮るのはかなり難しそうです。
青テントの住人たちは、色々と家財道具を持っている人が多いようで、犬や猫を飼っている人も沢山居ます。猫が挨拶に来たり、、結局まともな写真を一枚も撮れずに、公園をぐるりと一周して、反対側、つまり、森ノ宮駅の辺りまで辿り着きました。こちらは噴水や花壇などが整っています。大阪城公園の正面入り口はこちらだったようです。
森ノ宮の入り口は大きな噴水と、それに続く小川、周辺の植え込みや芝生がきれいに整備されています。天守閣も正面に見渡すことが出来ます。森ノ宮駅の近くに、遊具の揃った一角を見つけて、こども達は遊び始めました。JR環状線の窓から見えていた公園はこれだったようです。
ここは、それほど広くありませんが、塔に上って大きめの滑り台を楽しめるようになっています。中央の砂場を囲うようにして、滑り台と、トンネルを組み合わせた遊具は、なかなかチャレンジし応えがあります。輪くぐりのトンネルは小学生以上なら大丈夫でしょう。大人がくぐるには少々狭いトンネルですが、カアサンはタンタンをだっこして、輪くぐりに挑戦。かなり苦労しながらなんとか通り抜けました。少々危ないので、お奨めできません。
こども達が特に喜んだのは滑り台。エリポンはずっと上っては降り続けていました。なかなか楽しい遊具でした。マァマァ安全だと思います。トイレが近くにあるのも有り難いです。
楽しい遊具で遊んだわけですが、ここは広い大阪城公園のほんの狭い一角です。せっかく広い公園に来たのですから、狭い遊具よりも芝生の上でのんびりしたい気がします。しかしながら、芝生は不法占拠のテントがそこかしこにあって、市民がくつろぐ雰囲気ではありません。遊具の方も、わざわざ遠くまで出かけてくるほどのものではありません。実は落書きだらけ。決して褒められたものではないのです。もう一度行きたいか?といわれたら、親の立場としては、ノウです。こども達は別の感想を持っているかも知れません。
城跡ということもあって、周りと隔絶された一角です。不法占拠の人には居心地が良いのでしょう。取り締まろうにも、その人たちを収容する適当な場所を用意するのは簡単ではなさそうです。恐らく数百名がテントで生活していると思います。市民の憩いの場としては、ほとんど機能していないという印象を受けました。なんとかしなくてはならないでしょう。
遊具を後にして、小川を眺めてから、森ノ宮駅から地下鉄に乗り、次の目的地、交通科学博物館へと向かいました。