画像検索にみる妄想キーワード(2005-05-01)

道具としてのパソコンでは、ほとんど画像を使っていないが、おやこニュースのほうにはたくさんの画像を使っている。

リファラをみると、画像検索による来訪者が少なくない。「体操着」という、キーワードの画像検索が目に付いた。はて、と思い、リファラを辿ってみる。Biglobeの画像検索である。

860件ほどが、検索に掛かり、サムネイルを表示する。最初の20件のサムネイルの半数程度がポルノ関連コンテンツで占められる(それをポルノと感じるかどうかは主観の問題であるが)。それ以外の目的で画像検索した人は、びっくりしてウインドウを閉じるだろう。少なくとも、職場で表示しておけるような検索結果ではない。「次の20件」を9回ほどクリックしたページに、おやこニュース内の画像がリストアップされている。

いくつか感想を持った。

  1. 特殊な嗜好を持たない人は、二ページ目に進む気が失せるだろう。
  2. これは比較的特殊な性的嗜好を持った人が検索したに違いない。
  3. 単純なキーワードから産まれる、人々の妄想の世界をかいま見た思い。
  4. 10ページ目付近にある我が家のページにたどり着いた人は、妄想の世界を是としたひと。
  5. つまり、我が家のページを、そういったたくましい想像力でご覧になったらしい。
  6. Biglobeといえば、NECではないか。そういった大手の検索サービスで、ごく普通の検索語を使い、1ページ目に所謂「裏画像」が出るって言うのは、ちょいと拙くないですか?
  7. どうやら、この画像検索はAltを考慮しているように思う。

迷惑な話であるが、日常何気なく使うことばが、ある嗜好を持った人に特別な意味を持つ。そして、検索エンジンは、その間を熱心に取り持とうとする。的はずれな検索は、リソースの無駄遣いであるばかりでなく、検索する側、される側、お互いにとって不幸である。Altに使わない方がよいいくつかの妄想語をそのうちにリストアップしようと思う。