とりあえず、云えることは、正しいマークアップの方が単純で簡単だということです。
職場で小さな会議を主催することになり、ボスが、その会議のほーむぺーじ作成の担当者に、ウエブ作製経験のない同僚を指名したのです。
「どうしたらいいの?」と、尋ねられ、とりあえず、ワードでも何でもいいから、内容をきちんと決めてくれれば、その先は簡単。というのが、私の答え。このようなケースでは、目的がはっきりしているので、マークアップもやり易いはずです。
会議の案内を、ワープロで作り、プリントアウトしたものを見せてもらい、ここは見出し、これが小見出し、ここまでが段落で、ここは箇条書きにした方がいい、と、チェックして、あとはそれぞれにタグを入れるだけ。
<html></html>は、どんなマークアップをするにしても、多分必要だろうし。あとは、<p><ul><li><h1><h2>くらい知っていれば、そこそこのマークアップが出来るはず。難しいことは何もない。見出しと、箇条書きを見つけ出して、それ以外は段落です。以上。
と、やろうとしていたら、職場にもうひとり、ほーむぺーじを作った経験のある人に、ボスがサポート役を依頼したので、私が口を出すと越権行為。少々ややこしくなる。
「ぼくはHTMLなんて余り気にしたこと無いから、、、」と、仰る。適当にやるとしたら、どうなるんですかね?と、私は思わずマジレス。本当にどうやったら、HTMLを気にしないマークアップが出来るか、見当がつかなかった。
テーブルレイアウトや、フォントタグが、話をややこしくしているのだと思う。そのようなものを外してしまうと、HTMLは実に簡単になるというわけです。
しかし、素人ほーむぺーじにとって、そのようなことよりずっと深刻で重要な問題は、伝えるべき内容です。会議の概要が未だに流動的で、きちんと決まっていないわけで、決まっていないららそれなりに、段階的に情報を提供するなどの、配慮が必要というのは、初心者さんにも理解できたのだ。あとで修正すればいい、といいながら、最終的なバージョンがなかなか完成しないことを「デスクトップ症候群」などと表現するが、書式や体裁に修正が加わるならまだしも、案内する情報そのものがふらふらと変わることは大変拙い。ポストに投函してしまった案内状にもう修正が効かないのと同様である。