このページのもくじ

  1. 新しいパソコンを使い始める
  2. 新パソコンへ環境移行
  3. モニタの配置に難あり
  4. 環境光センサとトラックパッド
  5. ATOK2007導入
  6. それまで変更を保持しますか?
  7. ちょっと忙しい

いよいよ夏本番だ。

新しいパソコンを使い始める

MacBook Proを手に入れた。つい先日(6月5日)リリースされた最新のもの。システムプロファイラをみると、「機種識別子: MacBookPro3,1」とある。15インチの下位グレードのモデルで、Core2Duo2.2GHz、キーボードはUS、HDDは160GBとしてある。アップルストアの増設価格が高すぎるメモリはとりあえず標準の2GB。近々最大容量(4GB)に積み替える予定でいる。

薄っぺらい黒い箱の中に、凝った造りの発泡スチロールに挟まれて入っていた。付属品として、二回り大きくなったマグセーフACアダプタと、システムDVD、インストラクション(印刷物)、そしてアップルのシールが入った黒い紙箱。あと、外付けモニタ用のデジタル:アナログ変換アダプタ。それから、リモコン。ちょっと忙しく、進行中の仕事を中断するわけに行かなかったので、セットアップは先延ばし。新しいパソコンは最初に起動したときにいろいろと面倒が待っているのを知っている。環境の移行のタイミングは慎重、かつ大胆に一気にやる必要がある。

一日待って翌晩、環境移行を決行した。さぁ、一気に行こう。もたもたして、新旧パソコンを使い分ける羽目になると混乱の元だ。用意するものは、二台のPowerBookを並べるのに十分なスペース。二台分のコンセント。両端が6ピンオスのファイアワイヤーのケーブル、時間的な余裕と暇つぶしの道具。あぁ、そうだ。新しいパソコンの名前は「MacBook Pro」なのだ。長すぎる。何か適当な分かりやすい略称は無いものか。しばらくはPowerBookと表記することがあるだろう。新しいPowerBookっていうのが、MacBook Proのことだ。

新しい方を起動すると、初期設定に引き続いて現れる「環境移行ダイアログ」が便利である。古いパソコンで利用していたさまざまなものが、(一部例外を除いて)そのまま引き継がれる。パソコンを新調したことをほとんど意識せずに、作業を続けることが出来る。一部例外というが、何しろPowerPCからIntel CPUに乗り換えるのだから、多少うまくいかない点があるのは致し方ない。これを支える仕組みは、ユニバーサルバイナリとロゼッタということらしい。一方、気をつけなくてはならないのは、クラシック環境が起ち上がらなくなっていることだ。仕事でよく使うソフトウエアにひとつだけクラシック起動のものがある。

私は、幸いに、自宅ですでにIntel版のiMacを使っていて、互換性について十分な情報をもっていて、必要なソフトウエアや機器などの多くがおおむねそのまま使えることを知っている。

新パソコンへ環境移行

さて、まっさらのパソコンの起動ボタンを押す。

実は、トラブルなどでOSを入れ直した直後の状況と一緒だ。つまり、にぎやかな音楽が鳴り始め、Welcomeの動画が流れてからマイラインプラスがなんたら。そのあと、情報の転送ダイアログで転送する項目を選ぶ。多分、全項目をチェックしたと思う。古いパソコンとファイアワイヤーで繋ぎ、古い方をターゲットモードで再起動する。(Tキーを押しながら再起動)ホンでもって、転送が始まると、後何時間とか何分とか、プログレスバーの進行度合いとともに表示される。データの量と転送速度から計算していると思うが、あんまり当てにならない。経過時間と、転送済みデータ量、残りのデータ量を表示するのが良いんじゃないかと思う。時々眺めては、一喜一憂していた。データー、設定、アプリケーションなど合わせて70GB程度の容量の転送が、およそ2時間ほどで完了した。ここら辺は、ただ待つだけだ。

転送が終わり、再起動すると、相変わらず、シマンテックのアラートが持ち越されている。ケンジントントラックボールのユーティリティソフトウエア、マウスワークスは再インストールが必要であるが、設定はそのまま残っている。これには少々不都合があるが、後で触れる。Intel Macとなったことで、今まで使っていたATOKを使えなくなった。Intel Mac対応のATOK2006をもっているが、一ライセンス分のみで、既にiMacの方にインストールしてある。ことえりを使うのももなんだから、iMac用に購入して結局気に入らず、今は全く使っていないEG-BridgeUniversalを引っ張り出して使うことにした。インストールしてATOK風のキー配置とした。いくつかのキー操作が思い通りにならない。ちょっと慣れる必要があるし、辞書も鍛えなくてはならない。

シマンテックは一応アンチウイルスは動いているらしい。といっても、定義ファイルは古いままだ。そのうちに何とかしないとならないだろう。使い始めて、特に左手のひら周辺が熱いのが気になった。アクティビティモニタでCPU使用率をみると、CPU稼働の何割かが常時バックグラウンドの何かに費やされている。iMacのCoreDuoよりも余裕があるはずなので、これはちょっとおかしい。使用中のプロセス名をみると「ノートンプライバシーコントロール」が何かをやっているらしい。何をしているかわからないが、たいしたことではなさそうだ。やむを得ず、当該ソフトウエアをごみ箱に放り込んだところ、落ち着いた。

モニタの配置に難あり

アップル製ノートパソコンのキーボードはなかなか打ちやすい。パームレストの上に手のひらを置いて、同じ高さのキートップを打つというポジションが良いのかもしれない。また、手の位置がモニタに近いのも打ちやすく感じる要因だろう。キータッチはしっかりした手応えで、キーが沈み込む感じが少ない。MacBookProのキーボードはかなり扱いやすいと感じる。但し、ちょっと汗ばむとパームレストに汗が溜まる感じ。アルミニウムの仕上げは汚れが目立ちそうだ。

MacBook Proをデュアルも似たで使う

実際には、画像のように19インチCRTモニタを左側に置いてデュアルモニタで使っている。OSのメニューバーをCRT側に表示させ、CRTをメインモニタにして、その前においてあるキーボード、画像では切れているが、そのさらに左にトラックボールを置いてインターフェイスにしている。MacBook Proの方はあくまでサブモニタとして資料を脇において参照するのに使う。

この配置はチタニウムG4がアルミニウムのインテルに置き換わっただけで、今までと同じである。ただし、コネクタ類が背面から左右側面振り分けに変わったため、机上の配置をいくらか変更する必要があった。

こういう使い方で、普段はCRTモニタとHHKB、そしてKensington TurboBallに向かっているわけで、新しいパソコンに直接触れる機会がほとんどない。新しいパソコンを使っている実感に乏しい。確かに、今までより機敏に動くように思うが、さほどドラマチックな変化ではない。メモリは増えたし、CPUにも余裕があるから、作業の効率は良くなったと思うが、こういうのは慣れの部分が大きい。

使っていて気になるのがモニタだ。今までとサイズは同じだがチタニウムG4より液晶のピッチが細かく表示範囲が広いから、あらゆるものが小さく見える。少し奥まった場所に置いているので、モニタ上の普通のサイズ文字が読みとり難い。おそらく、MacBookをメインモニタにして手前側に持ってくるべきなのだろう。しかし、熱いパームレストに手を乗せて作業するのは嫌だ。また、MacBook Proはヒンジの構造上、モニタの開度が小さい。チタニウムの方は、ほぼ180度開くが、こいつはせいぜい120度位で、セットアップの幅が狭い。モニタのバックライトにLEDを採用したのが売りだが、見やすいとは思えない。モニタの視野角が狭く、少し斜めから見るとモニタの表示が妙に黄色っぽく見える。 これはMacBook Proの大きな弱点(というか、もしかすると欠陥?)と思う。

環境光センサとトラックパッド

MacBook Proのキーボードについて、もう少し触れる。実は、このキーボードにはバックライトと環境光センサが付いていて、薄暗いところで操作すると、イルミネーションでキーボードの刻印が白く浮き上がる。アイディアとしてはなかなかだが、ブラインドタッチの人にはキートップの文字など余り関係なく、むしろバックライトが目に入って邪魔に感じるだろう。

環境光センサはおそらく、キーボードの両側、スピーカーの網目の内側に入っているようだ。システム環境設定>キーボードとマウス>キーボード、で、「環境光が暗い場合、キーボードを発光させる」をチェックしておくと、バックライトが自動的に点灯するようになる。この「環境光センサ」はモニタのバックライトの輝度調節にもかかわっていて、システム環境設定>ディスプレイに、「環境光の明度に合わせて、明度を自動調整」というチェックボックスがある。これはデフォルトでチェックが入っており、キーボード操作などでセンサ部分の光を遮るとモニタの照度がかなり敏感に変化する。モニタ照度の自動調節は、バッテリ寿命の延長に有効だろう。しかし、ふらふらとモニタの照度が変わるのに面食らった。モニタの不調かと思った。気になるので、チェックをはずすことにした。

トラックパッドはかなり横幅がある。二本指スクロールは慣れれば便利だろう。システム環境設定で、キーボード・トラックパッドの設定をかなり細かく設定することができる。

システム慣行設定>キーボードとマウス>トラックパッド>トラックパッドオプションに以下の2つの項目がある。

  1. 偶発的なトラックパッドへの入力を無視
  2. マウスがあるときはトラックパッドを無視

ともにラジオボタンでチェックするようになっている。偶発的な入力というのは、たとえばキーボードを使っている最中にトラックパッドの入力を殺すという意味だ。キーボード操作中に親指の付け根がトラックパッドに当たるようなケースを想定しているのだろう。一方、「マウスがあるときはトラックパッドを無視」は、少々危ないバグがある。安全のためにこのチェックは外すことをお勧めする。私は普段、ケンジントンのトラックボールを使っている。したがって、トラックパッドの機能を殺してしまった方が何かと都合が良い。で、「マウスがあるときはトラックパッドを無視」をチェックしている状態で、トラックボールを外すと、トラックパッドの機能が復活するべきなのだが、そうならない。おそらく、インストールされているマウスワークスソフトウエアかOSか、どちらかのバグだと思うが、ハードウエアを外したにもかかわらずOSは外付けマウスがつながっていると勘違いし、トラックパッドからのいっさいの入力を受け付けない状態が続く。復活させるには、再度トラックボールをつなげば良いが、つなぐべきトラックボールが無い場合、どうするか。スリープにして、家にもって帰り、トラックボールを職場に忘れてきたような場合、あるいは、トラックボールが壊れて使えなくなった場合など。これは大変拙いね。

ATOK2007導入

というわけで、ちょっとでも慣れようと思い、このところ毎日、職場から自宅にもって帰って使っている。今もMacBook Proのキーボードを直接打っている。キータッチはなかなか良い。しかし、パームレストが熱い。汗ばむと何だか気持ち悪い。

持ち運びは通勤用のかばんに放り込むのだが、こすれて傷がつかないように、何か袋のようなものが必要と思う。ヤマダ電機で物色したが、何だか大げさなものばかりで、躊躇した。今は職場のネームが入った茶封筒に入れている。

ウインドウズをインストールするつもりであるが、まだ実行していない。ビスタとXPのどちらを選んだら良いか分からない。新しい方(ビスタ)の評判が悪い話も聞いているし。とりあえず使っているEG-bridge Universalだが、どうもしっくり来ない。コマンド+Pで英数変換がしばしばうまくいかない。それから、「」を半角変換して[]になってくれないのも辛いところ。私はそういう変換をよく利用する。それから、助詞を頭に付ける変換がなかなかうまくいかない。要するに、こういうこと:

助詞・を頭に・付ける変換・がなかなかうまくいかない。

漢字変換の時に、選択肢が多そうな単語が出てきたら、まず変換して、その後に助詞をつけるような文節の区切り方を私はよくやるのだ。私の癖のようなものだ。 入力環境は慣れが重要な要素と思う。MacFan最新号(2007年9月)の第二特集は「入力速度向上塾」と題して、3種類の日本語変換プログラム(ATOK2007、egbridge universal2、そして、ことえり4)の比較を取り上げている。記事の中でATOK2007の評価が高い、変換効率は圧倒的な強さ。しかし、弱点は、正しくない日本語。これはユーザーが少しずつ教えてあげるしかないと思う。

評判云々より、使い慣れていることが重要だと思う。そういえば、7月20日新登場、というバージョンアップのお知らせの郵便が来ていた。 Justmyshopにアクセスして、購入することにした。ダウンロード版は4725円で、まずまず良心的と思う。そういえば、引っ越し後の住所変更などの手続きが済んでいないから、ついでに済ませた。

購入時に使用許諾条件を良く読むと、使用条件として、

(1) 本ソフトウェアをお客様が占有・管理する1台のコンピュータに複製(インストール)しお客様ご自身(お客様が法人の場合は従業員1名)が使用することができます。
 (2) 略。
 (3) 前(1)号にかかわらず、本ソフトウェアの使用者がお客様ご自身(法人の場合は特定の従業員1名)に限られている場合は、本ソフトウェアを同時に使用しないという条件で、お客様(当該従業員)のみが使用する他のコンピュータにインストールすることができます

とある。つまり、iMacにインストールしてあるATOK2006をMacBook Proにインストールすることは許されるということになる。何だ、どうしよう、と一瞬迷ったが、最新のATOK2007を手に入れることにした。

それまで変更を保持しますか?

Dreamweaverのバグの話。テンプレートを適用したファイルをいじっていると、ときどき出くわすアラートである。

作成者泣かせ。しばしば話題になる。なぜなにCAG:Web一般 [19733] dreamweaverのテンプレート機能についての質問です

どなたかの答えの中に、私のページが紹介されている。しかし、そこには答えは出ていない。

質問の内容は以下の通り:

テンプレートをコードビューにて編集した場合、編集可能領域を編集しているにもかかわらず下記のようなエラーが表示されます。

「編集可能にマークされていないコードに変更を加えました。これらの変更を保持しても、次回のテンプレート適用時にファイルが更新されて、これらの変更は失われます。それまで変更を保持しますか?」

そして、変更はつねに失われます。http: //www.adobe.com/jp/support/dreamweaver/ts/documents/dw0427.htmlのサイトにこの対策が掲載されてはいますが、この通りにやっても、まったく直ることがありません。

ソフトウエアのバグである。コードビューをいじって、変更内容をDWが解釈してデザインビューに反映させるのだが、ときどきタグをタグと認識しないことがある。半角小文字括弧をタグと認識しないために、タグの閉じ忘れと勘違いしたDWがテンプレートのエラーと判断してアラートを出す。

上記質問ページの回答に、DWのバグを回避するためにスタイルシートをいじる(inlineという記述を削除する)という話が出てくるが、ソフトウエアのバグを回避するために、スタイルシートを書き直すというのは本末転倒で馬鹿げている。

問題の回避策を提案する、コードをいじって、上記アラートが出たら、何度やっても同じことの繰り返しになる。アラートが出るとわかったら、コードを修正した後、先ず保存する。マックバージョンではコマンド+Sだ。保存した上でそのまま一旦ウインドウを閉じる。それから改めて当該ファイルを開く。もちろん、タグに閉じ忘れなどがない、という前提だけれど、保存するときにはいちいちタグのエラーなど関係なく保存してくれる。改めてファイルを開くときには、DWはコードを正しく解釈してくれる。

つまり、これでバグは回避できる。というわけ。繰り返しになるけれど、とにかく修正して保存する。そして、一旦ウインドウを閉じること。これで大丈夫よ。やってみて。 

ちょっと忙しい

いつもそのようなことを言っている。しかし、なかなか忙しい。妻と話をする時間が余り取れない。その日一日の出来事を、妻はメールにして送ってくれる。夜中に帰宅すると、それから暢気にこんなことを書いている余裕はないなぁ。

MacBook Proにはウインドウズをインストールする積もりでいるけれど、ちょいと心の余裕がないな。必要に迫られていないというのが本当のところだけれど、そんなことを言っていたら何も進まないしね。

7月は職場に交換留学生を迎えて、その世話がちょっと負担だった。留学生が帰ったら、こんどは子どもたちが夏休み。ほとんど妻が面倒を見てくれているけれど、とても一人では見切れないだろう。プールに連れて行って泳ぎを教えたり、息子のキャッチボールの相手をしたり。

それから、帰省もあるし、それまでに片を付けたい仕事もあるし。


余裕がないのだ。厳しいな。