このページのもくじ

  1. iMacG5登場
  2. ATOKなど新バージョン
  3. マックファンの特集
  4. DiMAGE SCAN Dual III

残暑っていうやつ。

iMacG5登場

アップルから、兼ねて噂のiMacの新型が登場。64ビットのG5プロセッサ搭載。64ビットがどれほどありがたい物なのか、分かりません。私がパソコンを初めて買った頃、MS-DOSのバージョンは2.11で、物の本には、16ビットパソコンを褒め称えることが書いてあったと思います。私が最初に手に入れたパソコンはEPSONのPC286と云うデスクトップパソコン。大学院生の頃でした。

当時は、研究室の中で、個人用のパソコンをデスクに置くことが余り一般的ではなく、教授にいろいろ嫌みを言われたことを思い出します。置いて使うのは構わないが、みんなで共同利用にするべきだとか何とか。当時も今も、私はパソコンでゲームをやりませんので、そのパソコンには一太郎とロータス123が入っていた程度、ほぼ100%お仕事に使っていたわけで、全ての人のデスクにパソコンがあって、ネットにつながっている状況とは隔世の感があります。

パソコンの性能は格段の進歩を遂げていますが、値段は当時とさほど変わっていないようです。その頃は30万円ほどで一式が揃ったと思います。iMacG5のお値段は最低ランクで15万円ほど。20インチのモデルを選んで、メモリ増設など行うと30万円を越えそうです。64ビットだろうが、iMacはたかがパソコンです。MacOSが動くのは大きな長所ですが、MacOS等どうでも良いと思っている人を説得するには、デザイン以上に値段が重要でしょう。新たなユーザーの獲得を目指すなら、3割ほど値段を下げるべきです。

私の古くさい発想では、邪魔なものを隠したいと思うのです。わざわざモニタの裏側に全てを詰め込んで、華奢に見えるスタンドの上に、デンと纏めた発想は、わざわざ邪魔なものを目立つ場所に置いたようで、理解に苦しみます。スマートにはほど遠い、分厚い弁当箱のようなモニタは、慣性重量がかなりありそうだし、頭でっかちで不安定な印象です。実物を見ると見解が変わるかも知れませんが。寧ろ、以前のCubeのように、不要なものを小さなひとまとめにして、物陰に隠せるほうが好ましく思います。

何にせよ、次世代CPUという位置づけだったG5がiMacに使われたのは良いことです。あのサイズに纏められると云うことは、PowerBookに搭載されるのも時間の問題でしょう。我が家のG4の後継機の登場に淡い期待を抱いています。二回り小さいデスクトップマシン。G5のハーフサイズ程度でお安いやつ。

ATOKなど新バージョン

大昔の16ビットCPUに入っていた一太郎Ver3以来のおつきあいになるATOKのマック用のバージョンが17になるとJustsystemからメールをいただきました。類似する言葉を提示する「連想変換」が売りらしい。そして変換効率も向上しているらしい。興味があります。現行のATOK16forMacが依然として幾つかの不具合が残っている。新バージョンでそれらが解決しているかも知れません。

中部・北陸方言モード搭載とのこと。小学生モードは採用されていないらしい。ダウンロード販売もあるとのこと。

ついでに、Kensington社のマウスワークスソフトウエアの最新バージョン(Kensington MouseWorks(R) for Mac OS X Version 2.5.1 )が6月16日付けで出ていました。約3.3MB。輸入元の七尾商事のウエブサイトから、Kensingtonへのリンクが見つけられませんでした。

七陽商事もジャストシステムも、ウエブサイトが重すぎる。画像てんこ盛り。いましばらくの辛抱か。

マックファンの特集

マックファンという雑誌の最新号に、マックのワイヤレス環境に関する特集が組まれています。いろいろと役に立つ情報が満載されている、と云いたいところだが、旧機種ユーザーに対するサポートやAirMacの製造中止に関するコメントは見あたりませんでした。サードパーティの無線LAN製品はなかなか有効な企画。マァマァかな。

一方、昨月の9月号はトラブル対策の特集で、これはなかなか興味深かった。Word2004やATOK16の不具合の話など。

Steveが膵臓の腫瘍摘出手術を受けたとか。少々心配。

DiMAGE SCAN Dual III

既に、Dual IVという新製品が出ておりますが、未だにカタログには掲載されている模様。 USB2.0インターフェイスをもつ35mmフィルムスキャナです。KONICA MINOLTA製。気が付いた点を纏めます。まずハード面では、

DiMAGE Scan Dual III

DiMAGE Scan Dual III スキャン中

次に、ソフト面ですが、ドライバーソフトを独立して使えます。以前は、フォトショップなど、画像処理ソフトを立ち上げて、そののプラグインとしてスキャンし、画像はそのソフトのファイルとして保存していましたが、ドライバソフト単体で利用可能。読み込まれた画像がそのまま保存されるというのは、手間が省けるうえに、途中でパソコンがフリーズしたときに、データを失う可能性が少なくなっています。但し、スキャン結果の確認が即座には出来ません。

私はドライバソフトの使い方を十分理解しているとは思えませんが、まず、プレビューして、6コマ分のサムネイルを表示させ、それぞれのコマに個別に読み込みの条件(解像度や縦・横の方向など)を設定できます。これらの設定は予め保存して、リストから呼び出せるようになっています。読み込みたいサムネールを選択し、読み込むと、次々にスキャンし、連番のファイル名を付けて自動的に指定したフォルダに保存してゆきます。他にも、埃や傷をキャンセルするなど、いろいろな機能が付いているらしいですが、私の使い方は単純に読み込むだけです。画像処理ソフトのプラグインとして使うことも出来ます。ひとつだけ、バグを指摘しておきます。サムネイルを表示させてから、全て選択(command+A)を選んでしまうと、選択の解除ができません。キャンセルしようと思ったら、もう一度サムネイルを読み込まなくてはなりません。

6枚連続のスキャンで、かなり手間は省けます。36枚撮り35ミリフィルムなら、6回フィルムホルダを入れ替えて、概ね1時間ほど。サムネイル画像も保存できます。ドライバソフトはかなり安定しています。新型(DiMAGE Scan Dual IV)が登場したこともあり、ドライバのアップデータは望み薄のようです。

長所と短所が混ざりましたが、音がうるさいことと埃に弱いことを除いて、良いのではないかと思います。新型(Dual IV)と、最も大きく違う点は、読み込みの解像度のようですが、本当のところは分かりません。