なかなか、いや、相当に手強い相手です。
先だって、インストールした、Keynoteのアップデータ(ver. 1.1.1)と、iCalのアップデータ(1.5.2)が出ていましたので、ソフトウエアアップデート経由でインストール。
- Keynote 1.1.1の新機能
- Keynote 1.1.1は安定性の向上に加え、キューブやフリップによるトランジションのスムーズな再生を個別にコントロールできる設定など、表現力を高めるための機能アップが図られています。
- iCal 1.5.2の新機能
- iCal 1.5.2には、切り離し可能な情報パネル、To Doに対するアラームとノートの設定、キーボードショートカットの追加、ファイアウォールで保護されたサーバに対するカレンダーの公開、購読、アラーム機能の強化、イベントごとに異なるタイムゾーンの設定などが加わり、全般的なパフォーマンスや安定性も向上しています
iCalはなかなか便利に使っています。.Macを使うとさらに便利になるらしい。
そういえば、KeynoteとiLife'04は、気をもませましたが、無事に届きました。既にインストール済みです。届いたのは23日、金曜日。送りましたメールが届いた翌日です。結局、iLifeの方は、発売直後に入手したことになります。パッケージの中にはCDロムに加えて、DVDも同梱されていました。意図が分かりませんが。
ところで、今日になって(26日)アップルストアから封書が届き、何だろうか?と、開いたら、「ご注文確認書」でした。品物が送られてきて、もうインストールも登録も済んだというのに、何故?。
その手紙は、1月20日付けの、「注文内容の確認」メールと内容はほぼ同じ。ご注文番号も一致しているので、二重に受け付けられた、と云うわけではないらしい。何故に今頃(商品が届いた後に)ご注文の確認が来るのか?全く不可解であるけれども、向こうさんが色々とトラブっていたことは間違いないだろう。
きちんと説明せずに、iPhotoの有料化に踏み切った混乱が原因ではないか?おやこニュースのアクセス解析のリファラーにも、iPhoto4 ダウンロードなどという検索語がいくつか残っている。
早速、インストールして使ってみた感想を少しだけ。まず、iPhoto4ですが、速くなっています。今まで、何かしようとする度に、風車が回り出し、しばらく待たされていたもたつきが、ほとんど無くなりました。立ち上がりも速くなったと思います。ウインドウの色(サムネイルの背景色)をグレーに変えられるようになりました。使いこなしのコツをアップルがウエブサイトで紹介しています。フォトライブラリの切り替え方法がヘルプに紹介されていますが、相変わらず、iPhotoを終了し、ライブラリフォルダの名前を変更、あるいはフォルダの場所を動かして、再起動画面でライブラリフォルダを検索する、と云う、乱暴な方法。ヘルプの中には、随所にライブラリを切り替えて、、、と云うセリフが出て来るんだから、メニューから切り替えられるようにしたらいいと思うのだが。
ところで、私が今まで使っていたiPhotoのバージョンは2だったような気がする。3は何処へ行ったのだろうか?実は、iPhotoヘルプの中に、バージョン3が登場する。
- iPhoto 3 の新機能
- 「iPhoto」はデジタルフォトコレクションの整理と共有に不可欠なツールです。 iPhoto 3 では、以下のことが可能です:
- デジタルカメラから写真を読み込む際に、ライブラリに追加したいファイルだけを選択する
- 複数のライブラリをすばやく作成して切り替えることにより、写真をより使いやすく整理する
- ローカルネットワーク上のコンピュータ同士で、フォトライブラリやアルバムを共有する
- 最新の写真やフィルムロールだけをすばやく表示する
- カラーバランスを調整し、個々の写真に照明のエフェクトを加える
- 写真ごとにレートポイントを選択して、好みの写真をすぐに表示する
- 日付、フィルムロール、ランキング、テキストによる写真の検索条件を作成する
- ライブラリの変更に合わせて自動的に更新されるスマートアルバムを作成する
- 多様なアート処理や新しいブックスタイルからの選択によって、アルバムをカスタマイズする
- 新しい .Mac HomePage テンプレートを使用して、アルバムを Web に公開する
- スライドショーを作成する際、数種類のスライドトランジションから選択したり、「iTunes」のプレイリスト全体でバックグラウンドミュージックを選択したりする
このヘルプは、iPhoto4のヘルプ>目次>フォトライブラリの基礎>フォトライブラリについて>もっと詳しく、とやると、リストの下から4番目に出てくる「iPhoto2.0の新機能」をクリックすると出てくる。私の間違いではなく、リンク名は、「iPhoto2.0の新機能」で、出てくるヘルプの表題は、「iPhoto3」である。リンクの説明には、iPhoto1.1
から 2.0 への変更点
とある。幻のiPhoto3は、ライブラリの切り替えがサポートされていたのかもしれない。
他に、iPhotoの新しい特徴として、フォトライブラリを年度別に振り分けてくれる機能がある。多分、デジカメ画像にのみ、有効。フィルムスキャナで読み込んだファイルは、iPhotoが読み込んだ時点の日付で振り分けるようなので、私のようにデジカメ画像とフィルムスキャナ画像が混ざる場合、却って混乱の元になると思う。
ファイルをiPhotoライブラリフォルダに直接ドラッグするな、と云うのも、なんだか恐ろしい。間違えて、何かを入れてしまうとどうなるのか。また、TriBackupの様な、バックアップ用ソフトを使った場合どうなるのだろう?まさか、全てのデータが壊れるようなことはないと思うのだが。私が今ひとつiPhotoを信頼できない最大の理由はここにある。
スピードは十分だと、断言しておく。サムネイルのスクローリングは、その他のブラウジングソフト、例えば、ACDSeeなどより、速いかもしれない。しかし、融通が利かないことに関しては、ほとんど改善は見られていないと思う。私にとって、全く使う見込みのないボタンがウインドウの下にずらりと並ぶのも、何とかしたいが、カスタマイズ出来ない。間違えてクリックしてしまうこともあるし、何より、息子の狼藉が心配だ。息子の狼藉については、さらに続く。
多分、二万枚を越える画像を、扱うことになると思う。まずは、読み込んで、アルバムに整理して、と云う作業をこつこつと進めている。アルバムの階層構造が採用されなかったことが大いに不満である。この先のバージョンアップで実現したとしても、また整理のし直し、なんてことになったら、シャレにならないのだ。
スマートアルバムとか、レイティングとか、いくつかの機能はまだほとんどいじっていない。
バージョンアップに伴って、初めての起動時にデータのアップデートのステップ(用語が正確でないかもしれない)があり、しばらく待たされる。また、旧バージョンとの互換性が無くなることにご注意。
息子がパソコンに興味津々である。私がパソコンの前に座り、起動音が鳴ると、飛びかかってくる。私の膝によじ登り、トラックボールに手を伸ばす。こっちも必死に押さえつける。まだ3歳なので、何とか振りほどくが、おちおちしていられない。
かつて、娘たちがパソコンに興味を持ちだしたとき、OSはクラシックで、起動ボタンはキーボードにあったので、彼女たちはパソコンを立ち上げる術を心得ていた。息子はG4本体にあるボタンに手を伸ばすことはまだ無いが、気付くのも時間の問題だろう。
今にして思えば、クラシックOSはルールが単純で、姉たちは完全に理解していた。立ち上げるときはダブルクリック。ランチャーやボタンアイコンの場合はワンクリックであるがカシャッと、音が鳴った。ダブルクリック、もしくは音が鳴ると何かが始まる。それがルールだった。いらないものを捨てるのは、ゴミ箱にドラッグする。これも普遍的なルールだった。ウインドウはスクロールと、左上のクローズボックスをクリックすることだけ、知っていれば良かった。
今のモダンOSではそうはいかない。問題はドックである。基本的にはワンクリックで起動、ファイルオープンと云うことだが、これはそれ以外のデスクトップ上の動作と根本的に異なる。(我が家のG4/400で、CPUパワーが十分でないために動作がもたつくことも原因と思う)息子はそこで混乱する。クリックして待たされると、手当たり次第にクリックするか、ボタンを押しっぱなしにするかのどちらかである。後者の場合、アイコンはドラグの状態になる。そのまま手先が動けば、ドックから取り去る動作を行ってしまうことになる。ドックは疑似ウインドウで、メニューは疑似エイリアスだから、一旦取り去る操作をすると回復不能である。ドックに保存してあったURLやソフトのアイコンが、このところ半分近くに減ってしまった。
息子は、親の目を盗み、片っ端からドックのアイコンをクリックする。そして、自分のお気に入りが出てくるのを待つ。お気に入りは、iTune。ビジュアルエフェクト画面を出して喜んでいる。それから、FreeHandでお絵かき。本当はiPhotoのスライドショウで電車の写真を見るのが、一番のお気に入りなのだが、外付けドライブの電源を入れる必要があることに気付いていない。
さらに、ウインドウの左上にある三色のボタンを押しまくる。最大化(緑)を押して、しまう(黄色)を押す。息子が通り過ぎた後は、無数のウインドウアイコンがドックに並んでいる。さらに、デスクトップのフォルダ名がぐちゃぐちゃになっているのは、単なる偶然と思う。
要するに、OSXを便利に使うには理解する必要があるわけだ。その点、初心者がとりあえずいじって、使い方を習得する、と云うやり方は、クラシックOSの方が優れていたのではないか。この惨状を見て思う。
最後になりましたが、セキュリティです。忘れずに。
私はソフトウエアアップデート経由。アップルのウエブサイトはこちら。
と云うわけです。