画像閲覧ソフト。要は、HDに保存してある画像をチェックし、眺めたり、探し出したり、整理したりするソフトであります。HPを作る上で、最も時間が掛かるのが、都合のいい画像を探し出すことで、手頃な画像が見つかれば、後はファイアワークスで適当に処理して、テキストは文才に任せて書き殴る。とにかく、良い画像を見つけるのが苦労なのです。デジカメ画像、あるいは、写真ネガから取り込んだ画像は、日付やフィルム番号ごとにフォルダに入れてあります。出来れば、保存するたびに、適当なキーワードを付して後で検索できるように出来ると便利です。画像ブラウザがいくら便利に出来ていても、画像のファイリングが能率良く出来なければ、隅々の画像を探すのは大変な手間なのです。
私は今まで「Photo Exploler for Mac 1.5」というソフトを使っていました。Ulead systems の製品。7000円くらいで買ったと思います。実はロジテックのハードを買うと、おまけで添付されるCDロムにこのソフトが入っているのです。とにかく、私はこの製品の正規ユーザーの一人なのです。今まで使ってきましたが、こいつの良いところは、かなり気軽だということです。立ち上げると、ブラウザウインドウが開き、上にいくつかのボタンが並び、左側にフォルダやファイルのリストが表示されるパネルがあります。このパネルの下何分の一か、(ブラウザウインドウの左下隅の一角)は、サムネイルを選んだときにプレビューとして表示されるスペースで、ブラウザのサムネイルの画像を確認するのに便利です。こういったブラウザウインドウの表示形式は、このあと取り上げるいくつかの画像ブラウザに概ね共通しています。右半分のパネルに表示されるサムネイルはいくつかのサイズから選ぶようになっていて、36駒を見渡すのにはちょうど良い感じです。選んだサムネイルをダブルクリックすると、ビューアーウインドウ(スライドショウ)が開いて画像のプレビューが出来ます。ビューアーウインドウの柔軟性がこのソフトの大変良いところです。ウインドウのサイズに合わせて、自動的に画像の倍率を調節してくれます。ほかのソフトのバックグラウンドで、スライドショウを進めることが出来ます。表示もなかなか速いです。自動的にコマ送り、一こまずつ進む、戻る、などのボタンが付いています。拡大、縮小、原寸大がボタン一つで選べます。つまり、漠然と画像をブラウズするのに適しているといえます。フォトエクスプローラーを使うワークフローは、
プレビューウインドウのサムネイルを操作することで、ファイル名を変えたり、フォルダを移したりすることが出来ます。レタッチも簡単なことなら出来るようです。
このソフトの弱点は、OSXに対応していないこと以上に、画像にコメントを付けたり、分類したり出来ないこと。いじることが出来る唯一の情報はファイル名だけです。それから、ビューワー、ブラウザ、ともに、一つのフォルダしか扱えないと言うことです。いくつかのフォルダを同時に開いて比較すると言うことが出来ません。画像を探すたびに、プレビューウインドウを閉じて、フォルダを探して、画像をブラウズしなければなりません。お気に入りの指定は出来ますがフォルダ単位です。もう一つ、私はユーザー登録をしたはずで、OSX対応版(Ver 2.0)が出ているはずですが、アップグレードなどの案内がありません。HPで体験版のダウンロードは古いバージョンの方だけです。つまり、サポートがどうもダメです。