パワーブック用のSCSIカードを手に入れる。ロジテック製cardBus専用、UltraSCSIカード(LPM-SCSI3EH)という製品。パワーブック本体を職場のお金で買ってもらったので、インターフェイスも買ってもらった。定価6600円の5%引きで済みません、と業者さんは申し訳なさそう。ノートパソコンがほとんど初めての私にとって、PCカードも初めて。職場の古いマックにつないでいた外付けHDのデータを使うために必須だった。
マニュアルを斜め読み。ウインドウズ向けの説明が大半を占めるので、周辺機器のマニュアルが斜め読みになるのは致し方ないのである。PCカード側のSCSIはずいぶん妙な形をしている。薄っぺらいのである。付属ケーブルのもう一端は、D-subハーフピッチ50ピン。外付けHDにピッタリである。
SCSIコネクタの形状にはいつも泣かされている。どうしてあんな複雑なことになってしまったのか、、、何本かのSCSIケーブルを持っているが、大抵はその場限りで使い廻しが出来ない。いくつかの周辺機器を使っているなかで、どうしても捨てられないSCSI機器はこのHDと、自宅で使っているフィルムスキャナである。フィルムスキャナの方は、フルサイズ(セントロニクス50ピンというらしい)のコネクタとD-Sub25ピン、二つついているが、手持ちのケーブルではつなぎようがない。また、二千円くらいお金を出して、アダプタを買わなければならない、、、あほくさい。再三泣かされている私は、ようやくコネクタの種類をおおむね理解したところなのだが、、、、
使い始めて、外付けHDが上手くマウントされず困惑したが、付属のフォーマッタをインストールして(B's Crew light)マウント操作を行ったところ、HDは無事使えるようになった。やれやれ、、、起動時にマウントされない理由はよく分からない。外付けHDはかなり前のIOデータの製品。8.4GB。箱にUltraSCSI対応と書いてあったと思う。マックの内部バスは、遅いSCSIである。カードバス経由で、動作が速いので少々嬉しい気分。ロジテックのPCカードは、フォーマッタやら、いくつかのおまけ(私には役に立たないが)がついて、あの値段、しかも(当然?)ちゃんと役に立つ、ってことで、わりと安い買い物と思う。半内蔵で、持ち歩くのに荷物が増えないのも良いところ。
SCSIインターフェイスが加わって、今までデスクトップで出来ていたほとんど全てのことはパワーブックで可能になったはず。ともあれ、これで、古いマックを立ち上げて、ファイルを探したり、いちいちMOドライブをつなぎ換えてデータを移す必要はなくなったわけで、いよいよ職場の狭い机の上から片づけることが出来そう。モニタも緑色で、末期的だったので、これは精神衛生上、素晴らしい進歩と思う。それから、机の上にトラックボールを二つ並べて操作するのは、楽しいことではないし、なんにせよ、一方を片づけられるわけだ。。