ダイアリ:いっしゅんの一コマ@おやこニュース
山菜やら、キノコやら、凝り始めると切りがなさそうですが、我が家の近所にも色々と自然の恵みがぶら下がっています。
夙川公園の桜が満開になり、お花見を楽しんだ後のもう一つのお楽しみ。桜の木は、花が終わるとうっそうとして、しかも毛虫がつきやすいし、どうも良くないと思っていたトウサンですが、今年はその考えを改めるべきと感じたのです。
実は、夙川公園の桜の木の中に、食べられるサクランボがなる木があるのです。勿論、泥棒がごっそり盗んでいくような、上等なものではありません。粒の小さな、誰も見向きもしないような、どちらかというと酸味が強いサクランボですが、子どもたちは、あちこちの木に手を伸ばして、渋くて食べられない木のなかから、食べられる木を探し出したのです。ソメイヨシノは、どうも渋くて食べられないようですが、ヤマザクラ、これはお花見の時に、花の色が淡く、葉っぱが花と一緒に出ていた木ですが、の小さな粒はそこそこの味がするのです。子どもたちは、どこに食べられるサクランボの木があるか、だいたい把握したようです。素朴な味。結構長い間楽しめました。
そして、いま、子どもたち、特にナミンチの関心事はヤマモモの実です。頼りにしている「里山図鑑」(おくやまひさし著、ポプラ社、ISBN4-591-06664-9)に依ると、最近は公園樹や街路樹として、都市でも良く目にする。(中略)実は甘ずっぱい味で、生食のほかジャムや果実酒に利用される。
とのことで、私達の住んでいるアパートの玄関先にもあります。あちこちに植えてあるのです。公園などで見かけると、さっそく足を止め、手の届くところにあるなるべく良く熟した実をちぎって口にほおばります。ヤマモモにも甘い木と渋い木があるらしく、これは大丈夫となると、姉弟4人でぱくぱくと食べ始めます。
今日は、神戸ポートアイランドに出かけ、南公園の駐車場に車を止めて、公園の中を歩いたのですが、あちこちにヤマモモの木があり、子どもたちは大喜び。駐車場に戻ってきて、車に乗り込もうとしていると、エリポンが植え込みのなかに、木イチゴがなっているのを発見し、みんなで取って食べていました。ついでにあちこち蚊に刺されてしまいましたけれど。
もう一つ、トウサンの職場の先輩のご自宅にあるビワの木に、毎年沢山の実がなって、お裾分けをいただくのです。甘酸っぱくみずみずしいビワは、子どもたちに大好評。特にタンタンは、食べ出すと止まりません。ビワは、残念ながら街路樹にはほとんど見かけず、大抵は庭に植わっている上に、手の届かない高いところになっていますので、勝手に採って食べる訳にはいきません。
とても良い季節です。