ごく初心者にワードの使い方をアドバイス:2005-11-23
秘書が会議のプログラム作りに苦戦していたらしい。いままでは既にあるテンプレートの項目を埋めるような作業が多く、ワードでまとまった文書を冊子にまとめる経験がなかったのだ。プログラム作りの作業が終わったあとで、そういった現実を知らされた。ワードのちょっとした使い方を知っていれば、作業の効率は随分違っていたはずだ。せめて、これくらいは心得ていて欲しいと思うあれこれ。
正確に入力すること
- まずは書式にこだわらず、内容を正確に入力すること。書式はあとで設定する。
- 「編集記号」は必ず表示させる。
- 内容を入力する際は、ページレイアウト表示よりも「標準表示」や「アウトライン表示」の方が適している。
- 他人が作った文書からコピペする場合は、「形式を選択してペースト」>「テキスト」を利用する。
- ページを振り分ける必要があるときは、「改ページ」挿入を利用する。
- 半角と全角を区別すること。全角のアルファベットは通常は使わない。
- 漢字の使い方に気を遣うこと。何でも漢字にすればよい訳でない。
とにかく、見栄えは後でいかようにも出来る。講演者の名前と所属、そして講演のタイトルを正確に入力することが先決だ。元文書からコピペすることが、思いの外難しいことを知っておくべきだ。タイピングの間違いは些細だが、コピペの間違いは致命的である。校正する手順を考えておくべきだろう。
レイアウト法の原則
- レイアウトするために無駄なスペースや改行を使ってはいけない。
- 文書中に現れるスペースや空改行のほとんどは無駄、無意味。
- 段落、改行の違いを理解する。
- 「インデント」の使い方を理解する。
- 「箇条書き」という便利なものがある。
- 書式を設定するときは、「アウトライン表示」と「スタイルの設定」を利用する。
- 二次元的に並べることが重要なら、テーブルを利用する。
- 英数字用のフォントはTimesやHelveticaなどの英文用のフォントを指定すること。(MS明朝を英数字用フォントに使ってはいけない)
可能であれば、アウトライン表示でスタイルを適用できるように、文書全体を整理しておくとよい。それさえきちんと出来ていれば、フォントのサイズやら、マージンの設定など後でいくらでもいじることが出来る。レイアウトの段になったら、経験者のアドバイスを受けるとよい。