環境光センサとトラックパッド(2007-08-04)

MacBook Proのキーボードについて、もう少し触れる。実は、このキーボードにはバックライトと環境光センサが付いていて、薄暗いところで操作すると、イルミネーションでキーボードの刻印が白く浮き上がる。アイディアとしてはなかなかだが、ブラインドタッチの人にはキートップの文字など余り関係なく、むしろバックライトが目に入って邪魔に感じるだろう。

環境光センサはおそらく、キーボードの両側、スピーカーの網目の内側に入っているようだ。システム環境設定>キーボードとマウス>キーボード、で、「環境光が暗い場合、キーボードを発光させる」をチェックしておくと、バックライトが自動的に点灯するようになる。この「環境光センサ」はモニタのバックライトの輝度調節にもかかわっていて、システム環境設定>ディスプレイに、「環境光の明度に合わせて、明度を自動調整」というチェックボックスがある。これはデフォルトでチェックが入っており、キーボード操作などでセンサ部分の光を遮るとモニタの照度がかなり敏感に変化する。モニタ照度の自動調節は、バッテリ寿命の延長に有効だろう。しかし、ふらふらとモニタの照度が変わるのに面食らった。モニタの不調かと思った。気になるので、チェックをはずすことにした。

トラックパッドはかなり横幅がある。二本指スクロールは慣れれば便利だろう。システム環境設定で、キーボード・トラックパッドの設定をかなり細かく設定することができる。

システム慣行設定>キーボードとマウス>トラックパッド>トラックパッドオプションに以下の2つの項目がある。

  1. 偶発的なトラックパッドへの入力を無視
  2. マウスがあるときはトラックパッドを無視

ともにラジオボタンでチェックするようになっている。偶発的な入力というのは、たとえばキーボードを使っている最中にトラックパッドの入力を殺すという意味だ。キーボード操作中に親指の付け根がトラックパッドに当たるようなケースを想定しているのだろう。一方、「マウスがあるときはトラックパッドを無視」は、少々危ないバグがある。安全のためにこのチェックは外すことをお勧めする。私は普段、ケンジントンのトラックボールを使っている。したがって、トラックパッドの機能を殺してしまった方が何かと都合が良い。で、「マウスがあるときはトラックパッドを無視」をチェックしている状態で、トラックボールを外すと、トラックパッドの機能が復活するべきなのだが、そうならない。おそらく、インストールされているマウスワークスソフトウエアかOSか、どちらかのバグだと思うが、ハードウエアを外したにもかかわらずOSは外付けマウスがつながっていると勘違いし、トラックパッドからのいっさいの入力を受け付けない状態が続く。復活させるには、再度トラックボールをつなげば良いが、つなぐべきトラックボールが無い場合、どうするか。スリープにして、家にもって帰り、トラックボールを職場に忘れてきたような場合、あるいは、トラックボールが壊れて使えなくなった場合など。これは大変拙いね。