旅行の計画(2006-04-03)

春休みに家族旅行に行ってきた。新幹線で関東へ。所沢近辺のホテルに一泊し、新幹線で群馬県に移動して友人宅に一泊させていただき、それからディズニーランドで一泊。新幹線で戻って来た。旅行の計画を立てるのに、インターネットを活用していくつか感じたこと。

家族旅行のようなイレギュラーなケースで、宿泊予約はホテルに直接電話するべきと思う。我が家の場合、幼稚園児込みの子供4人を女房が大人一人で引率する。出来れば一部屋で、エキストラベットを入れて。妻は先ず近所の旅行会社に相談に行って、所沢近辺の安上がりなホテルを探してもらった。提示された物件は池袋周辺のビジネスホテル。二部屋に別れて一泊4万円。シャレにならないお値段だが、相場が分からない妻は予約してきたという。私が出張などで利用するビジネスホテル一泊の相場は6-8千円程度。急な計画で混雑する理由があるときは、泣く泣く1万円を超える部屋に泊まることがある。妻の努力には感謝しつつも、その値段がいくら何でもおかしいことを説明し、ネットであらためて検索すると、新狭山のビジネスホテルに空室が見つかった。直接電話で問い合わせたところ、ツインルームにエキストラベット一つで一万円ちょっとで予約が取れた。勿論、旅行会社の方はキャンセル。出張目的でシングルならネット予約でも良いかもしれないが、事情が複雑なときは直ちに電話すると良い。妻の説明がいくらか分かりにくかったにせよ、「安上がりに」という家族旅行に、一泊二部屋4万円を紹介する旅行代理店の非常識さに呆れる。

新幹線予約はかなり面倒という印象を持った。ネットで空席案内を見るだけなのに営業時間があるのはなぜか。予約にクレジットカードの情報まで要求するのはなぜか。旅行会社との関係や、時刻表の売り上げを考えて、意図的にハードルを高くしているのではないか。結局書店で時刻表を購入し(乗り換え時間を調べる上で必要に迫られた)妻がJRの緑の窓口に出向いて予約を取ってきた。JRウエブページの分かり難さはなんだか前時代的というか、酷いね。

家族は金曜日の午後に出発したが、私は土曜日の夜に会合があり、その日のうちに夜行バスで東京に向かい、翌朝、新幹線に乗り換えて群馬県で家族と落ち合う、と云うスケジュール。JRに輪を掛けて酷かったのは、夜行バスのページ。アンカーの内容が適切でないために、先に進むほどに分かりにくく堂々巡りとなる。そして、なぜかこれにも予約に会員登録が必要で、営業時間がある。とりあえず、会員登録はしたものの、ネット予約の方法が理解できず、結局電話で予約した。乗り換えを調べるために西武鉄道のウエブページから西武線の時刻表を見た。トップページはきれいに飾られているが、一歩奥に入ると大変素人臭いページで少々驚いた。西武線は意図的に他線との乗り換えをしにくくしているフシがある。

結局、今回もっとも役に立ったのは、Google mapだ。群馬県の友人宅を訪ねるのに、住所を入力。あとは地図の縮尺を変えていけば、最寄り駅や周辺の状況が手に取るように分かる。これは画期的。素晴らしい。