2006年版年賀状作り総括(2006-01-06)

年賀状はマニュアル回帰

前回、年賀状用の画像を用意する際の注意事項について、幾らか書いた。結局、満足のいく写真を撮ることは出来ず、そこそこの画像で妥協せざるを得なかった。妻と私はその点のセンスにかなりの差がある。妻の気に入った画像と、私が選んだ画像は一致しない。結局、家族写真を4種類、風景写真を2種類用意し、送る相手に応じて選んだ。

2006年賀状の一例

画像をハガキ全面に印刷し、挨拶の言葉をいくつか入れる。あと、差出人の住所氏名。凝ったことは一切やらない。私にはレイアウトするセンスがない。例として示した画像は、私がミノルタα7デジタルで撮影したもの。真夏の写真である。後ろ姿ながら、家族全員が写っているが、これは風景写真の扱いである。結局、妻はこの年賀状を一枚も使わなかった。

押し迫ってから慌てて用意した。住所録は、昨年までとんでもなく古いFileMaker(ver. 2、クラシック環境で起動しない)を使って用意して居たのだが、今回はそのデータを廃棄し、2005年に受け取った年賀状の束をみながら手書きした。宛名の手書きは去年から。それ以前はプリンタを使っていた。私は縦書き毛筆フォントの宛名が嫌いである。また、それを実現させるための年賀状ソフトにお金を払うつもりもない。随分以前(多分、1999年)に一度「宛名職人」というソフトを買ったことがあるが、気に入らず、全く使わなかった。

市町村合併で住所が変わった人もいるし、そろそろ住所録ソフトを手に入れたい所だが、宛名職人のトラウマから抜けられない。柔軟で安価のカード型データベースソフトで何か良いものはないか。アップル製の「アドレスブック」をちゃんと使ってみようか。

枚数も高がしれているし、宛名書きは全く苦にならなかった。差出人住所氏名と余白欄にひとことずつ、添えて出した。

PM730C頑張る

職場では毎日のように印刷作業を行うが、自宅でプリンタを使うことは年に数えるほど。数年前に買ったエプソン製のPM730Cを引っ張り出す。埃まみれである。滅多に使わないため、その度にプリンタヘッドのクリーニングに手間取る。昨年の夏、子供たちの夏休み自由研究の手伝いをしたときは、結局クリーニングで回復せず、シマシマの印刷となってしまった。

今回も同じことなら、プリンタを新調せざるを得ないかもしれないと思いつつ、電源を投入し、ケーブルを繋ぐ。使いやすいエプソンのユーティリティを立ち上げ、プリンタヘッドのチェックをしようと思ったが、インク不足でチェックさえ出来ない。近所の小島電気に交換インクを買いに行った。シーズン終盤。電気屋の店頭では、プリンタの投げ売りが進行中。1-2万円程度で新しいプリンタが手に入る。PM730C用カラーインク(5色)は一個が1200円ほど。ふたつ組みは2割ほどお得だが、まともに動くかどうか分からないから、取りあえずの出費は抑えたい。インク代が無駄にならないことを祈りつつ一個のみ購入。ちなみに、売れ筋の最新プリンタのランニングコストを調べてみてビックリ。エプソンも各色独立の交換インクを採用し、全色交換すると5000円を超える。これはかつてよりキャノンがやっていた商売のやり方。

結局、PM730Cはまともに動いた。夏休みにヘッドのクリーニングが上手くいかなかったのは、恐らくタンクのインク残量が十分でなかったためだろう。我が家の年賀状はフルカラーで全面印刷だが、インクジェット紙にスーパーファイン専用紙の設定で交換インク一個でハガキ100枚程度印刷できる。一枚に2分程度かかると思う。

私はかつて、ColorStyleWriter Proというプリンタを使っていた。それはCMYBの4色独立のキャノン製の交換インクを使っていたが、その後使い始めたエプソンの一体型交換インクの方がランニングコストは安く済むと思う。プリンタ本体の値段が下がり、メーカーはインクなどの消耗品で利益を上げる必要があるのだろう。しかし、1万円のプリンタに5000円のインクを買わせるのは阿漕な商売と感じる。当分PM730Cには現役で居てもらうつもり。