年賀状アドバイス2005年版(2005-12-20)

去年もちょとだけ書いた。今年はより決定的なことを書く。盲点となりがちな極めて重要な指摘である。今更年賀状の画像を用意しようと焦っている人は、まず居ないと思うから、来年、もう少しましな年賀状を作るためのアドバイスということである。

徒然草か何かに、弓矢の練習をする人は、二の矢をつがえる事なかれ、云々、というような話が出ていた。子供たちを揃えて、写真を撮ろうという気持ちは分かる。決定的な写真を撮りたい。背景にも気を遣う。服装もよそ行き。バッテリも十分。メモリも100コマ分用意したとして、十分に時間も取ったとして、それらが無意味であることに気がつくべきだ。まぁ、実際にやってみるといい。子供たちを並ばせて、まず撮る。場所を変えてまた撮る。昼ご飯を済ませてから、もう一度ポーズを取らせる。子供たちの集中は続かない。結局、一番最初に撮った写真がベストの一コマになるはずだ。撮られる方も疲れるのである。何度もポーズを取るのは馬鹿馬鹿しい、つき合っていられない、という雰囲気が写真に出る。

だから、気合いを入れて写真を撮りに出かけても、親の気合いが空回りしている雰囲気が滲む。結局、最初のシーン以外は使い物にならない。つまり、日頃からそれに備えて写真を撮っておく心構えが必要だと言うことで、また、後悔先に立たずとか、何か良いフレーズが思い浮かばないけれども、毎年苦労して、懲りていない我が家の話である。