このページのもくじ

  1. Security Update 2005-006、ほか
  2. 据え置き型PowerBook
  3. ブログの皮

寝不足、梅雨入り。

Security Update 2005-006、ほか

セキュリティ上の問題を解決するアップデータ。OSX 10.4登場以来頻繁です。

Security Update 2005-006 により、多くのセキュリティ面の強化が行われます。すべての Macintosh ユーザの方にこのアップデートを推奨します。次の箇所のアップデートが含まれています:

このアップデートの詳細については、こちらを参照してください: http://www.info.apple.com/kbnum/n61798-ja

IPAセキュリティセンター(http://www.ipa.go.jp/security/news/news.html)より。

2005年6月9日 

Apple 社の Mac OS X に複数の脆弱性
Apple社は、Mac OS X v10.3.9、Mac OS X Server v10.3.9 および Mac OS X v10.4.1、Mac OSX Server v10.4.1 の複数の脆弱性に対応した Security Update 2005-006 をリリースしました。

次のコンポーネントの脆弱性に対応しています。

  1. AFP Server
  2. Bluetooth
  3. CoreGraphics
  4. Folder Permissions
  5. launchd
  6. LaunchServices
  7. MCX Client
  8. NFS
  9. PHP
  10. VPN

[関連情報]

Apple

CVE番号

アップル社のリソース(http://docs.info.apple.com/jarticle.html?artnum=301742)によると、ほとんどは、ver. 10.4向けのアップデータ。ver. 10.3に関連した修正は、PHPとBluetoothに関するもののみです。

もう一つ、QuickTimeのアップデータ(ver.7.0.1)もソフトウエアアップデート経由で適用。

QuickTime 7.0.1 により、いくつかの重大な不具合の修正、セキュリティの強化、Final Cut Studio との互換性の改善などが行われます。 すべての QuickTime 7 ユーザの方にこのアップデートを推奨します。セキュリティ強化の詳細については、こちらを参照してください:

http://www.info.apple.com/kbnum/n61798-ja

QuickTime Pro ユーザの方への重要な注意
QuickTime 7 をインストールすることにより、QuickTime 5、QuickTime 6 など、旧バージョンの QuickTimeでの QuickTime Pro 部分の機能は使用できなくなります。このインストールを続けた場合、 QuickTime Proの機能を再び使えるようにするには、QuickTime 7 の Pro キーを新規に購入する必要があります。インストール後に、www.apple.com/jp/quicktime を参照し、QuickTime 7 Pro キーを購入してください。

据え置き型PowerBook

PowerBookの不調を受けて、持ち運びを止めることにした。手に入れて以来、毎日持ち歩いてたのだが、最近は自宅で起動することも滅多になくなったので、不都合は盗難の心配のみ。職場のデスクに据え置きとなって一週間ほど。とりあえずは順調である。職場を離れる時は、ソフトウエアを全て終了し、ファインダのみでスリープ。ただし、たまにスリープから復帰しないことがあるが、スリープのインジケータ点滅を確認すると、大抵は大丈夫。あとは、上に書類やファイルを載せてカモフラージュ。根本的な解決にはなっていないが、毎朝のケースオープンを回避できる。

修理するくらいなら、更新の時期ではないかと感じ、妻にそれとなくパソコンの不調をほのめかしておいた。そんなときに、APPLE社が、2006年以降、CPUをIBM製PowerPCチップからIntel製チップに切り替えることを正式に発表した、と云うニュース。タイミングが悪いのか良いのか。

Mac OS(R) X TigerがインテルベースのMac(R)上で動作する様子を、CEO(最高経営責任者) スティーブ・ジョブズの基調講演の中で、3,800人を前に披露しました。

将来を見越し、インテルのプロセッサロードマップが圧倒的に強力であると判断しました。

何がどうなるのか、よく分らないが、ユーザーにより良い環境を提供することになるのならそれで良し。しかし、何にせよ、新しいCPUとOSやソフトウエアの間でアジャストメントが必要だろう。かつて、68KからPowerPCに切り替わった時、PowerPCネイティブソフトが出そろうまでの混沌とした状況。そして、あまりにも不完全な形で世に出たOSXにつき合わされた苦い思い出。PC-AT互換機でマックOSが動くことになれば(あり得ないようだが)、OSの寡占状態にくさびを打つことになるかもしれない。また、選択肢が増えるのは良いことだ。結果的にユーザーの環境が改善されるというなら望むところ。しかし、大きな環境の変化を繰り返し、アップルはユーザーと、協力者達を減らし続けている。誰もが見向きもしなくなる一歩手前の状況が、これによって幾らかでも改善されるなら、私は歓迎する。何にせよ、今までの経験と経過から、2−3年は混沌とした状況となることは予想に難くない。近い将来の展望がはっきりしないのが宜しくない。旧来のユーザーを切り捨てる形にならないことを切に望む。

メモリ増設込みで25万円(15インチ、アカデミック価格)で、予算の都合がつかないところに、据え置きで、とりあえず使えるようになったことに加え、新規購入に踏み切りにくい状況を加味して、さしあたり、このままと思っていたところに、妻が「パソコン調子悪いって、どうするの?いくらぐらい?」と、突然思い出す。買う気は失せていたのだが「25万円くらい」と答えると、妻の顔色が変わった。いや、変わったのは顔色ではなく、口調だ。「もうあんたとはやってられまへんわ」ムードが漂う。オイ待て、今のやつは三年使い続けている。しかも、仕事に必要なのだ。ノートパソコンは保ってせいぜい5年だ。ここで数万円出して修理するか、新規購入するか、どちらが得か、十分に考慮の余地があるのだ、と、アドバイスのつもり。幾らかのやりとりの挙げ句、「買わねぇって言ってるだろ」と、捨てぜりふを吐く羽目に。

ブログの皮

 少し前の話しだが、OCNからメールをいただいた。【重要】ドリームネットサービスの「OCN」への統合のご案内と題するメール。重要と云うことなのだが、どうにもよく分からない。元々は、ドリームネットの会員だったのだ。いつの間にか、OCNに吸収され、私は非常に曖昧な立場に立たされている。メールサービスとメールオプションサービスがOCNに統合される、と云うことなのだが、差出人が「ドリームネット株式会社」の社長名であるところを見ると、会社自体は存続しているらしい。この社長は、顧客を個人情報もろとも売り払ったのだ。一昨年秋に、私の契約はOCNに移された筈で、今更ドリームネットから案内を受け取るのは筋が通らない気がする。オマケに、OCNから届く案内は、私の名前を間違えている。面倒なので訂正していないが、ずさんな個人情報管理の裏返しである。

結局、私は何なのだ?OCNサービス(D)と云うことなのだが、OCNの会員ではないのか?それを知りたいと思い、OCNのトップページを見ると、妙に小さい淡いブルーのフォントである。こういう時は、「スタイルシートを使用しない」に限る。OCNはテーブルレイアウトを止めたので、ブラウザデフォルトで見ると可読性はかなり良くなるが、いかんせん、ブラウザデフォルトのスタイルで閲覧するようには出来ていない。コンテンツの並び順が理解できない。オマケに、「スタイルシートを使用しない」設定にすると、

<h1><font color="#cc0000">ご使用のブラウザバージョンが古い可能性がございます。</font></h1>
 			<p>正常にご覧いただくためには、ご使用のブラウザのアップデートが必要です。</p>

が一行目に表示される。全く持って、よけいなお世話だ。正常に見るためには、可読性の低いスタイルシートを通して閲覧しなくてはならないらしい。読みづらいのが彼らの言うところの正常」というわけだ。ちなみに、サファリで、ユーザースタイルシートをかぶせると、このお節介なアラートは出ない。つまり、このアラートは"hidden"と云うクラス名が与えられたdiv要素に入っている。制作者スタイルシートが生きている時はブラウザ表示から隠されている。恐らく、読み上げ式のブラウザではお構いなしに読み上げられるのだろう。また、このお節介なアラートが、OCNのトップページの唯一の<h1>要素である理由は、単に大きな文字で表示させたいからだろう。

それにしても、どうしてこのような小さなフォント、曖昧な文字の色のウエブページが、一般人向けに通用するのか。何かトリックがあるに違いないのだ。私は、新聞社などのウエブページを読みやすいサイズ(表示フォント14ポイント)にブラウザを設定し、それよりもサイズが小さいと、読みにくく感じる。(OCNのトップページは、並はずれて小さく感ずる)自分のサイトでは、テキスト部分のフォントサイズは1emと指定してあり、私なりの読みやすいサイズになっている。

マックOSXのフォントが大きい。これは、アンチエイリアスで表示するためだろう。使い始めた当初は、随分と違和感をもった。今では、たまに立ち上げるクラシックアプリケーションのメニューフォントが小さく感じて閉口させられる。また、たまに使うウインドウズのメニューやアラートのフォントは、私には読む気が起こらないほど小さく感じることがある。大きいフォントの方が断然良い。OSXに慣れると、ウインドウズIEの表示は汚くて見ていられない。初期設定で10.5ポイントとなっているワードでは、私は画面表示を125、ないし150%に拡大し丁度良い。

アンテナに捕捉しているサイトの半分以上で、フォントが小さく読みにくいために、ユーザースタイルシート、もしくは、「スタイルシートを使用しない」設定のお世話になっている。特に、ブログの多くでフォント小さいのは、「最近のエントリ」やら、コメント、カレンダー等々、ごちゃごちゃとメニューを並べる上で、段組が必須と考えられているからだろう。はてなに限ると、「簡単デザイン設定」のテンプレートが良くない。結果的に、どこも同じ(似たような、ではなく、同じ)デザインのダイアリが並ぶことになる。木村剛氏のブログは、絶望的に読みにくい。まぁ、有名人だし、色々な宣伝を並べるために仕方がないのだろう。「スタイルシートを使用しない」設定で、ブログの皮を剥いでしまえば、全く問題なく読める。はてなダイアリにせよ、木村氏のココログにせよ、マークアップがそこそこ適切であるため、読みにくいと思ったらそうしたらよい。一方、exciteブログは、テーブルレイアウトのうえに、<BR>以外のマークアップがほとんどなされていないため、スタイルシートによる表示の制御が事実上不可能だ。これは手強い。それに、ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。って、なんだそりゃ?

なかなか、描いている暇がない。