このページのもくじ

  1. Office 2004 更新プログラム
  2. 8ミリビデオユーザー
  3. 東芝RD-XS36を購入
  4. デジタル化とコピーガード

韓国ドラマの人気は、DVDレコーダーの普及に追い風と思います。(2005-03-12、書き直し)

Office 2004 更新プログラム

マイクロソフトオフィス。それも、マックバージョンのお話し。2005-03-08付けでアップデータが出ています。

[2005 年 03 月 08 日]

この更新プログラムをインストールすると、Microsoft Word、PowerPoint、Excel、Entourage、およびMicrosoft Visual Basic for Applications for Office 2004の安定性が改善されます。インストールには、Microsoft Office 2004 for Mac 11.1.0 サービス パック 1が必要です。

対象製品 : Microsoft Office 2004 for Mac Standard Edition、Office 2004 for Mac Professional Edition、Word 2004 および Excel 2004 (日本語版)

http://www.microsoft.com/japan/mac/download/office2004/1111update.asp

「サービスパック1」っていうのがよくわからない。インストール方法は色々書いてあるのだが、具体的にどういう不具合が修正されるかに関しては、ノーコメント。

ちなみに、更新されるファイルは、

とのこと。パワーポイントが良く落ちたり、ファイルの保存に馬鹿みたいな時間が掛かる不具合も修正されているのかもしれない。メーカー側がどういう不具合を認識しているのか、そして、それらにどのように対応したのか、(するつもりなのか)を明らかにして欲しいものだが、ジャストシステムにせよ、マイクロソフトにせよ、自分たちの不都合は、知らん振りをする傾向がある。

8ミリビデオユーザー

とうとう、我が家もDVDプレイヤー・レコーダーを導入した。4人のこどもを育てていると、じっくりテレビを見ているヒマがない。見たい番組は、端から諦めるか、ビデオに録画してみるかどちらか。妻は時間をやりくりして、ビデオに録画して観ている。私は、録画はするが観るヒマがなく、結局諦めることが多い。

従来の我が家で使っていた録画装置は、一般家庭のものと少々違う。私は大学卒業後、ひとり暮らしをはじめて一年ほどテレビを持たずに過ごした。当然ビデオもなかった。初めて購入したテレビが、「VIDEO8 combo」という、バッテリ駆動で車載可能なビデオ付きテレビ。CRTは8インチくらいだったと思う。録画装置は名前の通り8ミリフォーマットである。これはかなりの優れもので、録画予約も出来たし、外部入力でBSチューナーを繋ぐことも出来た。レンタルビデオ屋のVHSを観ることは出来ないが、テレビ番組を録画する分には全く不自由はなかった。8ミリカセットは、オーディオ用カセットを少し分厚くした程度で、スペースファクターに優れ、画像もかなりきれいだった。以来、我が家は。テレビ番組の録画に8ミリカセットを利用していた。現在使っているデッキは、VHSと8ミリ両方のカセットが使え、地上波チューナー二つに加えてBSチューナーも内蔵し、ひとつの番組を観ながら、同時に二つの裏番組を録画できる。型番は、WV-BW3とある。勿論、SONYの製品である。ハンディカムを含めると、5台目の8ミリビデオデッキということになる。

ハンディカムがミニDVに移行し、8ミリフォーマットは滅びようとしている。今でもカタログにラインアップがあるが、いつまで製造が続くのかわからない。HDD/DVDレコーダーを手に入れようと思った動機は、ビデオデッキが使える間に8ミリテープの素材をデジタル化しておきたい、と思ったからだ。子供たちもビデオをよく見るようになり、ビデオデッキは酷使されている。いつまで保つかわからない。特に、ハンディカムで撮影した家族の記録は、何とかしておかなくてはならない。パソコンで取り込みも考えたのだが、ハードディスクレコーダーそのものに需要がある。子供たちがビデオを使うようになって、カセットを勝手に出し入れするために、録画した番組が何処にあるかわからなくなったり、重ね取りで消してしまったり、が頻繁に起こる。HDD/DVDレコーダーなら、こういった問題を解決できる筈である。

東芝RD-XS36を購入

妻が友人から色々と情報を仕入れてくる。要するに、録画済みのDVDを貸してあげるから、早く買いなさい、ということなのだ。韓国ドラマのブームは、DVD/HDDレコーダーの普及を強力に後押ししているのだ。そろそろ潮時と思うが、こういったデジタル製品を購入するタイミングは難しい。MacFAN誌で、常に強力にプッシュしている東芝を選ぶことにした。余りに手放しで褒めるので、何だか胡散臭いと気がする。160GBのHDDを内蔵、DVD-RWとDVD-RAMを使うことが出来るRD-XS36という製品を選んだ。何軒かの電器店を回って、あっさりと購入した。あきらめが肝心なのだ。

家に持って帰り、ケーブルを繋ぎ直す。ケーブルテレビのチューナーやら、古い方のビデオデッキやら、大変複雑、且つ、埃だらけ。家電のケーブルは30年前からほとんど進歩していないRCAピンジャックである。掃除機で埃を吸い込み、雑巾でケーブルを拭きながら、ああでもない、こうでもないと、ひと仕事。何とか繋ぎ終え、とりあえず、試し録り。マニュアルが分厚い。リモコンが複雑。他社製品との比較は出来ないが、インターフェイスは余り褒められたものではない。携帯電話でテンキー、十字キー入力になれている人には抵抗が少ないのかもしれない。Etherケーブルを繋ぐと、Macのブラウザから録画予約が可能である。これはなかなかわかりやすい。Firefoxからでも、とりあえず問題はなさそう。ブラウザのブックマークで、予約画面を表示させ、新聞番組欄のGコードを入力する。妻もこのやり方は直ぐに覚えた。

翌日、メディアを購入するために、家電量販店に出かけた。DVD-RAMやらなんやら。外付けのHDDドライブの値段と比べても、書き換え可能なメディアの価格は決して安くはない。HDDを外付け、増設、交換するような設計にはなっていないのは、おそらく、著作権への配慮なのだろう。レコーダーに蓄積されたデータを外に出すために、光学ディスクというメディアを経由するようにし向けてあるる訳だ。なんとも面倒な世の中。

売り場では、様々な規格が並んでおり、どれを選べばよいのかまるで見当が付かない。こどもが使うことを考えて、カートリッジに入ったDVD-RAMを選んだ。DVD-RW も手にしたが、2倍速とか4倍速とか色々あり、それぞれに互換性がないような注意書きがあった。店内で最初に見つけた売り場には、データ用のディスクが並んでいた。映像用と違うものなのかどうか、私は全く分かっていない。

店の入り口で耳にしたBGMがPrinceの1999だった。プリンスをBGMに流すとは、と思いしばらく聞き入っていると、少し違う。バングルズのマニックマンディだった。Googleで調べてみると、案の定、プリンスの作品とのこと。

デジタル化とコピーガード

使い始めて感じたことをいくつか。

  1. 画質は、まぁまぁ。SPモードなら不満はない。
  2. 起動など、色々な操作に待ち時間がかなりある。
  3. インターフェイスは褒められたものではない。
  4. マニュアルは、割と不親切。
  5. 8ミリカセットのダビングは編集(チャプター分割)が必須。
  6. VHSテープのコピーガードが有効。

起動時間など、近い将来改善されることだろう。大変長いこと待たされる。マニュアルは、一ページ目から順に見ることを前提としているのかもしれない。XXページを参照、というのが多すぎる。頭出しが簡単で確実なことが、デジタル化の大きなメリットのひとつだろう。これを生かすには、ハンディカムで録った画像はきちんと編集し、日付や内容をファイル名として書き込む必要がある。これはかなりの手間である。

子供たちがよく見るアニメなどの市販ソフトもデジタル化し、アナログビデオを引退させようと思っていたのだが、VHSのコピーガード信号が有効で、コピー出来ないことが判明した。VHSで購入したビデオソフトはDVDで買い直せということなのか。そんなばかな。正当にお金を払って、手に入れたソフトである。別に、違法コピーを作って人に配ろうというのではないのだ。そういうごく一部の悪い人のために、一般ユーザーが不利益を被る。ソフトウエアの仕様の問題である。何とか解決して欲しい。希望者にはメディアの交換に応じるとか、VHSのコピーガード信号を、デジタルコピーのコピーアットワンスに置き換えるとか。

ようやく、VHSビデオデッキにおさらばできると思っていたところが、思わぬ難題と遭遇してしまった。米国で手に入れたソフトなど、買い直すことが出来ないものもある。買い直すコストも馬鹿にならないし、全く納得できない。

ビデオテープにお金を払ったのではない。自宅で、映像ソースを自由に観る権利にお金を払ったつもりで居た。