一段落したはずですが。
詳しくは、米アップルサイトを参照のこと。
私はソフトウエア・アップデート経由で。
Security Update 2005-001 により、多くのセキュリティ面の強化が行われます。すべての Macintosh ユーザの方にこのアップデートを推奨します。次の箇所のアップデートが含まれています:
- at commands
- ColorSync
- libxml2
- PHP
- Safari
このアップデートの詳細については、こちらを参照してください:http://www.info.apple.com/kbnum/n61798-ja
Apple 社は、Mac OS X v10.3.7、Mac OS X Server v10.3.7、Mac OS X v10.2.8、Mac
OS X Server v10.2.8 の複数の脆弱性に対応した Security Update 2005-001 をリリースしました。
とのことで、6.8MBです。
ついでに、MozillaとFirefox、Thunderbirdなどの脆弱性の情報。
何れも、最新のバージョン(Firefox1.0、およびMozilla1.7.5)で修正済みとのこと。
例の講習会が無事に(と、私は思っているのだが)終了した。75分間を5コマ分。ほぼ全編をパワーポイントとプロジェクタで通した。今回は、昨年作製したウエブページのHTMLファイルを元に、講習会資料の冊子用原稿を(一部は今回のために書き下ろし)ワードファイルとして書き起こし、ワードファイルを元にパワーポイントプレゼンテーションを作製するという手順。講習会参加者が、資料の冊子を手許に置いて、パワーポイントプレゼンテーションを見ながら、冊子にメモを書き加えていくことを想定している。講習会は数名の教官で分担しているが、あらかじめ、資料用小冊子の内容とプレゼンテーションの内容を十分に一致させる、という取り決めがあった。
元のHTMLは十分に標準に準拠させていたつもりである。しかし、その後のワードファイルへの変換、さらに、パワーポイント資料作成に関して、あまり効率のよい作業とはいえなかった。特に感じるのは、オフィスの閉鎖的な互換性障壁に加えて、オフィス内部でのデータのやりとりがかなり融通が利かないということである。オフィスの中で、まともな画像処理が出来ないのは深刻な問題で、画像を組み込むのに、どうしても他のソフトに依存せざるを得ない。私は、フォトショップエレメント+EpsonTWAINで行ったのだが、Photoshopを持っていない同僚は、スキャナのユーティリティで直接読み込んで、Previewで表示してカットアンドペーストをやっていた。解像度や画質の調整など、成るように成れ、という感じだった。もっとも、他の資料をスキャナでコピーすることは著作権上の問題があり、なるべく自前で図を用意するのであるが、オフィスでこの部分はパワーポイントの領分である。私は主に、FreehandMX、もしくはFireworksを使うのだが、Powerpointの互換性の低さは手強いものがある。
素朴なパワーポイントの話題をひとつ前に紹介したが、私がやったように、全編パワーポイントでやるには、かなりの無理がある。プレゼンテーションが、演者から聴衆へ、ほぼ一方通行の情報伝達(口演終了後の質疑は別立て)となっているのに対し、講習会で人に教える場合、講習会参加者からのフィードバックが極めて重要である。提示した資料や紹介した知識に対する理解度をその場の雰囲気から感じ取り、十分な理解が得られていないと思ったら、時間配分やら、話題や説明のレベルを柔軟に切り替えてゆく必要がある。少なくとも、私が作製したパワーポイントファイルは、ストーリーが一方通行で、柔軟性に欠ける。これは、パワーポイントというソフトの性格上、やむを得ない。使い方の問題というと、それまでだが、結果的に、パワーポイントの仕様に嵌め込まれてしまう不自由を感じる。そのような観点に立つと、複数のプレゼンテーションを組み合わせて、ひとつのストーリーを構成していく配慮や、プロジェクタの画面サイズに支配されないように努力することが必要で、その部分をパワーポイントはサポートしていない。提示する図を部分的に拡大したり、上下・左右にスクロールさせる機能も欲しい。プレゼンテーションを切り替える際に、見え隠れするデスクトップの醜悪さや無意味さも、OS側のもつ障壁のひとつである。
私は、アップル製プレゼンテーションソフト、Keynoteを所有しており、この中に何度も悪口を書いた。私がKeynoteにがっかりさせられた点を改めて思い起こしてみる。
パワーポイントと同等のことが出来た上でプラスα、という期待が大きすぎたのだろう。PowerPointの新バージョンを使った経験を元に、Keynoteを再評価してみたい。
アニメーションの設定は、Keynoteのビルドインスペクタがかなり直感的でやりやすい。私はマイクロソフト的ボキャブラリが貧困で、メニューに出てくる言葉が理解できないことが多い。アニメーションのエフェクトのメニューが並ぶが、何のことだかわからず閉口した。また、パワーポイントは、プレビュー画面を含む色々なパーツが妙に小さく、見づらい。Keynoteの表示はきれいだ。雰囲気は十分に個性的で、見るからにパワーポイントでないことを主張する。動作の重さに関しては、私の環境で、Powerpoint2004のファイル保存が異常に時間が掛かる。また、しばしば強制終了を経験した。マイクロソフト的なお節介も気になるし、長所であるはずのワードやエクセルとの共同作業も、私にはいささか期待はずれだった。
アップルから新バージョン、Keynote2が登場した。ウエブページに、Keynoteユーザの方は必ずお読みください。
との一角があり、アップグレードサービスのことかと思ったが、さにあらず。どうぞ、見捨てないで、とは書いていなかったが、色々直しましたのでよろしく、ということらしい。アップルも、Keynoteがユーザーの期待を大きく裏切った、という認識を持っているのだろう。残念ながら、従来のKeynoteユーザーに対するアップグレードサービスなどはアナウンスされていない。iWorkという名前で、新しいワープロソフトとセットで、しかも大幅値下げで提供である。新バージョン登場で、どこがどう変わったのか、注目点を、アップルウエブサイトから拾ってみる。
Keynote 2にアップグレードする必要はありますか?
Keynoteを使えばそれができるのです。スタジオで作り出される品質のアニメーション効果を文字ごとにも、単語ごとにも簡単に適用することができ、タイミングや方向、箇条書きのグループ化などを制御することができます。アニメーション作製のわかりやすさは、Keynoteの美点の1つだった。
別のスライドに移るためのリンクをスライド上のグラフィックに割り当てるだけでOKです。リンク先は、Webページや、他のKeynoteファイルにすることも可能。複数のプレゼンテーションファイルを関連づけることが出来る、と云うことらしい。パワーポイントでHTMLファイルにリンクさせようとしてうまくいかなかった(ウエブブラウザが起動しない)Keynoteは可能と云うことか?
アップルは20種類もの異なるテーマを用意しました。たった20種類という気もする。前バージョンは12種類で、個性的すぎて使えないものが多いと、私は感じた。
Keynoteでは、オリジナルの新しいテーマの作成は、既存のテーマに変更を加えるのと同じぐらい簡単です。ホントかな。
特に、別のスライドへの関連づけや、ウエブページをプレゼンテーションに取り込む部分に注目。パワーポイントでもウエブページへのリンクを設定できる。ローカルのHTMLファイルにリンクすると、ブラウザの代わりにDreamweaverが起動してしまい、使い物にならなかった。
というわけで、性懲りもなく、Keynote2に興味津々。アカデミック価格で購入を予定している。一段落のはずなのだが、なかなかヒマにはなりそうもない。